3軒目の正直

久しぶりに耳鼻科のお世話になった。
近所の耳鼻科は物腰の柔らかい先生で信頼が置ける。
一方で最寄りの薬局はと言うと。
薬剤師の指導態度が耐えがたかった記憶がある。
時間は取れるので、他の薬局を当たる旅に出た。

付き合う薬局はできれば増やしたくない。
まずは内科でお世話になったところを訪ねた。
「あー、この薬はないんですよ」。
点耳薬の名前を指さし、薬剤師さんが頭を下げた。
同じビルに内科と小児科しかないのでまあ分かる。

耳鼻科の門前ならいいのかと、別のビルへ。
耳鼻科と同じフロアに大手チェーンの薬局があった。
しかし処方された点耳薬は在庫がないという。
取り寄せる気も最初からないようだった。

ふと処方箋に目を落とすと、点耳薬が点眼薬兼用。
「点眼・点耳・点鼻薬」とあるではないか。
もしやと思い、眼科の並びの薬局に行ってみた。

「この薬がよそにないらしくて」
「それじゃまず在庫を確認してみます」
若い薬剤師さんが在庫を確認してくれた。
「ありましたので、問診登録をお願いしますね」
差し出されたのは2次元コード付きの書類。
「当チェーンの専用アプリがこちらなんですが」
ダウンロードと初期設定の説明書らしい。
ご丁寧にWi-Fiの提供もあった。
手書きが回避できるなら、と説明書を受け取る。
悪筆なのもさることながら、字がもう書けない。
耳鼻科で紙の問診票を渡されたのだが、
既往症の欄で嚢腫の「嚢」が書けなかった。
それに比べればアプリ設定など造作もない。
塞翁が馬と言うべきか、面白い薬局だった。
「このバーコードを精算機にかざしてください」
処方薬の説明書をセルフ精算機に通すのだ。
会計待ちもなく、決済手段も多い。
次の機会にはよその処方箋もここに出してみよう。
処方箋送信機能なるものも試してみたい。

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