筆跡は語る、のか?

癒しスタジアムなるイベントに参加すると称して、岐阜の旧友が来阪した。
どんなイベントなのかも分からないまま、乗り換え案内がてら同行することに。
彼女は既に特定のブースで予約がしてあるとのことで、一時間ほど「その辺ぶらぶらしといて」。
ビューティースタジアム同時開催とかで、前世占いからネイルアートまで凄まじい混沌の世界。
とりあえず二週ほど見て回っても時間は有り余っている。
せっかくの滅多にない機会なのでと思い、開運筆跡診断なるものを受けてみた。
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占い横町の一角?
葉書に自分の住所氏名と「様」を記入し、その筆跡を「心理学で」診断してもらうというもの。
後から聞いた話では、「筆跡心理士」という商売があるらしい(苦笑)
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青字が鑑定してもらった字、黒字は私のメモ(お目汚し失礼)

一通り書き終えて差し出すと、「先生」は開口一番に「ふるかわさん、情の人ですねぇ」としみじみ。
自分では、義理と人情を秤にかけたら義理を取るほうだと思っていたので意外だった。
診断の根拠は、「様」の最後の「はらい」が余分に長いことだという(写真参照)。
この字の書き方のとおり、余韻を引きずってしまうとのこと。
他に指摘された箇所は箇条書きにしてみる。


・一行目の後半が右(紙の縁)に寄っている:精神的に疲れている
・偏と旁の間隔が狭い:他人がつけいる隙のない「自分の芯」を持っている
・紙面に対して字が小さい:自分から前に出て行くタイプではない
・「とめ、はね、はらい」が徹底されている:責任感があり、自分でけじめをつけられる
 (一方で、こだわりが強く自分を追い込んでしまいがち)
・字画に「ひねり、ひっかかり」がない:素直に物事をとらえられる
・木偏の縦画が横画から十分に長く出ている(写真「様」の字):出るべきときは出られる
・横画の閉じが甘い(写真「智」の字):交渉の詰めが甘い


総合診断としては、
・情にもろく一途なところがある
・完璧主義でこだわりが強く、専門職に向いている
・売り込みや交渉は不向き
とのことで、職業を答えたら愉快そうに大笑いされた。
開運アドバイスがもらえるのかと聞いたところ「何をしたい?どうしたい?」と逆質問。
特に夢やら展望やらはないが、人に迷惑をかけず生きていければ、と素直に答えてみた。
「それならこのままで大丈夫。それでも困ったときには誰かに話を聞けばよろしい」とのこと。
そして最後に悪戯っぽく、「どうせ何をしろと言ったところで聞きやしないでしょう」。

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