ここだけの話

同業者の集う飲み会に行ってきた。
正しく言うと、同業者お2人が飲むという話を聞いて合流を申し出たのだが。
私が手を上げるとさらにもう2人が加わり、合計5人で集まることに。
全員が一度はお会いしたことのある相手なので、妙な緊張感はなし。
場所は当初の2人が都合のいい立地で選んだお店だが、私が行くにも便利だった。


ついったーの内輪話で何度か盛り上がるものの、総じて3人と2人に分かれての会話。
やはり居酒屋は会話環境としてはやや騒がしいし、5人で話題を共有というのも間が持たないものだ。
あちらではシモネタらしき話題でわいわい、こちらでは濃厚な身の上話。
いずれもオフラインならではの話ではあるが、まるっきり性質は違う。
まあ何でも話せるのがこういう場のいいところであり、目的でもあるわけだが。
ツイートに年齢は関係ないよね、という話も出た。
それを言わせてもらえば、気が合う相手というのにも年齢は関係ないと思う。
ただ、年齢が違う人々と対等に?話し合えてしまう場というのはやはり面白い。
究極は夫婦関係かもしれないが、友達や仲間というのも縁の賜物だな。


そして密かに望外の喜び。単発ではあろうが、仕事につながったかも。

鳥さん盛りだくさん

タイハクオウム、アルーキバタン、シロビタイムジオウム、コバタン、ホオミドリアカオウロコ、ワキコガネウロコ、チャノドメキシコ、キビタイボウシ、ヨウム、クロインコ、ズアカハネナガ、ネズミガシラハネナガ、シロハラ、ズグロシロハラという鳥の数々にチワワ、トカゲ(サバンナモニター)。
これだけの鳥さんと接したのは先日の掛川花鳥園オフ以来だろうと思う。
しかもほとんどが花鳥園にはいない種類なので、もう圧巻と言うほかない。


集合時刻に幹事が現れなかったのも致し方ないか。
そもそもはこの会、11時から公園で日向ぼっこ、13時からカフェでパーティーとの話だった。
カフェのみ参加者は13時10分前に最寄り駅で集合のはずだったのだが。
定刻数分前に着くも、それらしい人影は見あたらず。
小型犬が入りそうな鞄を片手にそわそわしている女性はいたものの、声を掛けるには至らず。
どうしたものかとやきもきしていたら、見覚えのある人物が現れた。
知らない人ばかりだと心配していたので、急にほっとして数分そのまま話し込んでいると幹事が登場。
会場となるカフェに着いてみると、すでに溢れかえるばかりの鳥と人。
椅子の数が人より少なくてちょっとした騒ぎに。
既に出ている鳥さんもいたせいか、特に挨拶もなく、何となく開会。
とりあえず各人が飲食物を注文、待つ間は鳥さんとふれあいつつ歓談。
ひととおりみんなの写真を撮り終えたかな、と思った頃には2時間が経過していた。
誰と何を話したのかもほとんど記憶にない。
ひたすら鳥にまみれた。
そんな月曜の午後。

世界デビュー?

実名は少し前からついったーで公開しているが、今度は顔も晒す事態に遭った。
Ustream配信番組「通訳者・翻訳者のライブラリー 第2部」に参加してきたのだ。
内容は(お恥ずかしいながら)上記の動画を見ていただくとして、事象の整理と感想を書き留めておきたい。


参加者は第1部が3名+進行、第2部が3名+進行、第3部が7名+音声のみ2名。
法廷通訳者から翻訳会社社長まで、人数の割に多様な顔ぶれ。
会場に着いた時、ちょうど第1部が終わって休憩を挟んでいる間だった。
見知らぬ人から「ふるかわさん?」と声を掛けられ、中に通される。
面識があるのは2人だけで、まずは「初めまして」の挨拶から。
名刺を渡したり交換したりもしたが、特に自己紹介めいた会話はなかった。
先月のオフ会と同様、やはり初対面という感じはしない。
「お久しぶり」の2人とも同じように、持参した本やら第1部の話やらで盛り上がる。


特許翻訳関係の2人に挟まれ、順に話すこと2時間。
あっという間というほどではないが、それほど長い時間には感じなかった。
取扱言語が違う人の話でも、なかなか参考になる。
英語の参考書籍そのものは、流石に要らないかとも思ってしまったが。
仕事にまつわる経験談はやはり共感できるところが多々あった。


第3部は会場を移して飲食ありのくだけた雰囲気に。
お題は「失敗とその克服」だったのだが、みんなが悔やむでもなく同情するでもない明るさ。
「失敗しても華麗に忘れられる性格のほうが通訳向き」という発言が面白かった。
真面目すぎる性格の人は書類翻訳のほうが向いているだろうとのこと。
そんな適性もあるのかなぁなどと思いつつ、何となく渦巻いている連帯意識に身を預ける。
これが仲間というやつか、と何とも言えず面白い。
孤独な職業だと思っていた在宅翻訳でも、集まって共有できることはこうして色々あるのだ。
もう番組に参加して云々ということはないだろうが、仲間の末席にでも置いておいてもらえたらありがたい。

中傷と私見のあいだ

最近、ついったーをやっていて悩ましいことがある。
見ていて痛いので、言動をたしなめてあげたくなってしまう相手がいるのだ。
しかし、公開の場で指摘すると中傷攻撃のようになってしまう。
さりとて個人宛に通知すると余計おおごとに取られかねない。
致し方なく、やや抽象的な表現に薄めてつぶやくと、今度は違う人を悩ませてしまう。
こういうときにうまく立ち回れるのが、コミュニケーション能力というやつなのだろうか。
そうじゃない、標的はあなたじゃない!と思っても、言うとその場の流れを壊してしまう恐れが。
流し気味に新しい反応に乗ろうとすると、今度はまた別の問題が…。
人格攻撃をする意図はないが、その発言は間違っている(ように見える)と言いたいだけなのに。
どうも他人の目が予測つかないのでうまく切り出せない。
かといってそんなことでフォローを外すのも別の問題を醸しそうで心配だらけ。
本来ついったーってもっとゆるい場だと思っていたのに、残念。

自分は自分を代表する

ついったー上の同業者達と9月に集まる件で、話が盛り上がってきた。
最初はセミナー前日のパーティーみたいなものになる気配だったのが、急転直下ネット番組に?!
パーティーならその場の人々と歓談するだけでいいが、番組となると相手は不特定多数。
果たして私に語れるような話、いや中身はあるのだろうか。
ないと答えても謙遜にはならない。むしろ無責任に映るだけだろう。
私には輝かしい学歴も職歴もなければ、誇れるような鍛錬の記録もない。
だが、それでも何か口にすれば、似たような誰かを焚きつけることができるかもしれない。
微才なのが自覚できているのなら、それで十分ではないか。


私が翻訳者、中国語翻訳者を代表するというのでは、不遜にもほどがあるだろう。
それでも、今この業界の中で生きる一個人を代表することはできる。できなければおかしい。
取引先にお世話になりながらも、自分の足で立ち、自分の腕で稼いでいることは事実だ。
自分がどうしてきたか、どうしていくか、どうしていきたいかを考え直してみたいと思う。

小鳥茶ミット

新大阪駅にほど近いカフェで「小鳥茶ミット」に参加してきた。
愛鳥同伴のオフではなく、愛鳥写真持参の茶話会というお約束。
現像した写真がなければSDカードにデータを入れていくだけでもいいとのこと。
参加者の一人がデジタルフォトフレームとネットブックパソコンを持ち込んでいたのだ。
私はSDカードにこま写真を移して行ったのだが、借りた機材ではうまく再生できなかった。
フォルダ構成がよくなかったのか、中国語ファイル名が他の箇所にあったのが悪かったのか。


気兼ねなく注文できるようにとの配慮から、各人に伝票代わりの番号札が渡される。
それとは別に、名札も幹事が用意してくれていた。
今回の幹事はsaquma0330さん。
気遣いが服を着て歩いているような奥様である。
車があるからということで、駅と会場を何往復もしてみんなを送迎してくれた。
彼女が車を駐めてきて一同が揃ったものの、特に開始の挨拶はない。
送られた順に店に入り、既に談義を始めていたからだった。
当然、話題の中心は愛鳥と時々ついったー。
鳥好きの面白いところは、他人の愛鳥をそのままいいように鑑賞することだ。
写真を回覧しながら、これがかわいいだの、この写真がすごいだのと盛り上がる。
さて私の持参したこま写真が出せないぞ、と思っていると幹事から助け船が。
なんと、その手には分厚いこま写真の束!
6月に預かってくれた時ちまちまと撮り貯めていた写真だそうだが、30枚はゆうにある。
まるで彼女の愛鳥のような顔でファインダーに収まっている、うちのこま。
一通り見て回覧に出すと、「あれ、耳ないの?」と笑い声がした。
「ないですよ、ハムスター違います」
私のついったー用画像はネズミ年の年賀状に使ったいたずら合成写真なのでネズミ耳が付いている。
それに見慣れている皆さんは、こま写真に耳を期待していた…はずはないのだが。


話題として盛り上がったのは、鳥を飼うのがあまり一般的ではないことらしいという話。
ほとんどのインコが小型犬より長生きであることもあまり知られていないようだ。
愛鳥を亡くして落ち込んでいるところを他人に笑われたとかいう残酷な体験談もあった。
みんながみんな、「こんなにかわいいのに」とえもいわれぬ表情をしていた。
ただ、少数派故なのか愛鳥家の結束は固いような気もする。
かつての同僚とインコ話で仲良くなった経験を話すと、皆さんが力一杯うなずいていた。


イラストがお得意なお二人に色紙が渡った。サインペンで色々と描いてもらって寄せ書きしようという企画。
寄せ書きする予定で、アイコン写真を切り貼りする道具も用意していたのだが。
気づけばもう夜6時を過ぎており、全員で10枚に書き込みをする時間はなさそうに思われた。
しかも色紙のイラストが、その回りに何かを書いてはかわいそうな完成度。
結論として、各人が気に入った物を1枚ずつそのまま持ち帰ることになった。


余談。先月の同業者オフとは打って変わって、私が話の主役になることはなかった。
愛鳥家は愛鳥自慢に集うのであって、情報交換に集まっているわけではないのだった。

誤解のないように

実務翻訳では、一部の分野を除き「誤読を招かないこと」という原則がある。
習ったことがあるわけではないので、不文律かもしれないが。
(文芸や広告など、ダジャレや複数の含意を持たせた原文の場合は例外)
まあ文章の目的として、通知事項をまっすぐに伝える(曲解させない)のは当然といえば当然だ。
当然なのだが、日常で読み書きする文にも適用するのは案外と難しい。
このブログしかり、ついったーしかり。
他意があるようには見られたくないので、そう見えないように腐心しているつもりなのだが。
感想のつもりで添えた一言が本文をさしおいて一人歩きしてしまったり、議論?の元になったり。
自分が播いた種ならば収集のつけようもあるのだが、他人発となると始末が悪い。
冗談が冗談を呼んで、いつの間にやら私が一部でアイドル化してしまった(らしい)。
ノリのいい、軽口を叩ける人々は好きなのだが、…、これには些か疲れた。
私(のID)として扱われている対象が、どこまで私本人を指しているものなのか分からない。
アイドル化したコレはどこまで私なのだろうか、皆さん何を見て会話しているのだろうか?
初めは軽くほいほいとつられて遊んでいたが、ふと「誰かに失礼では?」と思うと何も書けなくなった。
勉強会の前日に飲み会をしましょう、という本来の主旨に集まった人、不快ではなかろうか。
一方で、私にアイドル的な何かを期待してくれた人に失望を与えずに済むだろうか。
もう少し大人にならないと、うまく立ち回れないようだ。

めずらしいいきもの

最近どうしたことか、私を師匠と呼ぶ目上の方が増えてきて面食らっている。
所詮ついったー上の話なので、そういうネタなのかなと流したり受けたりして遊んでいるが。
・いつでもいる←やや依存症気味
・発言に刺激を受ける←ちょっと好き勝手に言いすぎ?
・和む←こま(写真)の功績
・書き込み(特に反応)が早い←あまり考えずに書いている
・会って話すと縁起がよい←これは当人も(相手から運を頂いていると)感じる
……ここまで並べると、どんな珍しい動物なんだ自分、と思ってしまう。
まあ好きでやっていることなので、ついでに誰か一人でもいい気分にできるなら幸いだとは思う。
私だって皆さんがいるから顔を出していて楽しいので。

おともだちができたね

今日は、ついったーでよく話をしている同業の方々と昼食を楽しんできた。
男性2人と、女性が私のほか1人で総勢4人。
年齢は恐らく私が一番下だったと思う。
平日の昼間に集まれるのは自由業の醍醐味。
顔を合わせるのは初めてだったが、誰もそんな感じがしない。
特に自己紹介をすることもなく、いつもの話題の延長線上にある話やら相場の話やら。
家庭環境が全員バラバラで、日常の話だけでもかなり興味深く面白かった。
オフライン(非公開)でしか言えない話も勿論たくさんあった。
決して第三者の悪口や中傷ではないが、「大人の事情」で外には出しがたい内容。
共通の知り合いがいたり、似たような仕事上の苦労があったりと、話題は事欠かなかった。
話が合うせいか、女性ばかりがまくしたてるということもなく、男性が黙り込むこともない。
ごくテンポよく気分よく、箸も会話も進む。
アルコール抜きで盛り上がれるのは東京に限らないらしい。
正午に入ったはずの料理店を出たのは午後3時だった。
中華のオーダーバイキングという業態のせいかコーヒーの類がなかったので、喫茶店を探すことに。
夏休みとあって街はごった返していたが、幸い地上4F地下1Fという大きなドトールにありついたので着席。
JTF(日本翻訳連盟)やらJAT(日本翻訳者協会)やら、同業の集まる組織は複数あるが、
話を聞いていると、どうも個人翻訳者にとってはJTFよりJATのほうがとっつきやすいらしい。
JAT主催の勉強会、PROJECT Tokyo 2010も面白そうだ。
名前の通り会場が東京なので参加をためらっていたが、申し込んでしまった。
かなり規模が大きいとのこと。250人ほど集めた実績があると聞き、より興味が出た。
参加ついでに東京の同業仲間と集まろうか、などなど画策中。


帰宅後、「大阪で友達ができるとは」との一言を発見。
確かに、皆さんが仲間であって友達な感じがする。
私は昔から人間関係が苦手で、なかなか友達と呼べる相手がいなかったが、そうは見えないとのこと。
だいぶ積極的で陽気な人柄になってきたらしい。
ありがたいことだ。

こまのお客さん

先日こまを預かってくれた方が、こまの顔を見にいらした。
いつでも遊びに来てください、とは言っていたものの、お互いに間が合わず今に至る。
ちょうど中国から取り寄せたエコバッグが届いたので、引き取りがてらいかが?と声をかけていたのだ。
去年まで来客など数えるほどもなかった我が家に、今は遊びに来てくれる人が二人はいる。私の客人か、こまの客人かは分からないが。
預けている間は遊んでもらったりもしていたくせに、どうも誰かさんは覚えていない様子。
赤の他人を見るような顔こそしなかったが、しばらく彼女に近づかなかった。
まるでべったり懐いているかのように、私の肩を離れない。いつもなら、部屋中をさんざん飛び回っているところなのだが。
それならそれで、と例のエコバッグを取り出すと、何かのスイッチが入ったらしい。
そそくさと肩を降りて、バッグに乗り移った。しかもエコバッグではなく客人の鞄。
私は慌てて追い払おうとしたが、彼女は全く意に介さず、笑顔でカメラを取り出した。
「一応こっちから見張っておきますが、革の部品はかじられないように気をつけてください」
「いえいえ大丈夫です、昔ユニクロで買った鞄なんで」
…大丈夫の意味がこちらの意図と違う。
見る間にこまは好き勝手にちょこちょこ走ったり飛んだりと暴れだし、ますます手乗りらしくなくなってきた。
全く接客らしいことをしてくれず、私は困っていたのだが。
小桜インコを飼っていない彼女は、それを眺めるだけで満足なのだという。
「うちの子、全然こういう遊び方をしてくれなくって。必ず相手してやらないと怒るから、眺めていられないんです」とのこと。
「こんな有り様で良かったら、懲りずにまた来てやってくださいね」と返事するのがやっとだった。