朝から重い宅急便が届いた。差出人はP様(母の数十年来の親友)。
このお方には学生の頃、差し入れから部屋の掃除までやたらとお世話になった。
その当時を彷彿とさせる保存食と何故か高級食材の数々、そしてかわいらしいバッグが二つ。
送付状には「取りに来させるまでもないので送ります」とあるが……乾麺だけで十分それに値しますよP様。
呆気にとられてダンナを呼ぶと、彼もまた目を点にしていた。
それはそうだろう、彼はP様を見たことすらない。
「まるで田舎の親だよね」……ある意味もっとすごいけどね。
目下のところ大規模案件の最中なので、これが落ち着いたら何か県の特産品でも見繕うかなと検討中。
始まらないから進まない
昨日から本業の大規模案件にとりかかっているのだが、割り込みが多くてなかなか進まない。
先週来の副業で修正要望が飛んできたり、預けっぱなしの愛鳥を引き取りに行ったり。
ゲーム翻訳なので、とりかかってしまえば進むのは早い。
だが(内容とは関係ないが)別件に割り込まれては……今日は寝る暇がないかも。
新しいExcel意外といいかも
大規模案件の原稿がExcelファイル(.xlsなので恐らく旧版)で届いた。
注意事項として「灰色の文字は訳さないこと」とある。
原文の右の列に訳文を記入する形式なのだが、ひとまず全体に目を通したものの実際の翻訳はTagEditorで行うことにした。
TagEditorでも文字の色はそのまま表示されるので特に不便することはない。
ただ、作業用ファイルを作って「原文を訳文で上書きする」方法を採ったため、
そのまま結果を訳文用の列に貼り付けると訳していない箇所(未処理+対象外)の部分が原文のままになってしまう。
原文のままである箇所は「隣り合う列の内容が同一の行」と定義できるので簡単な参照式を書いてフィルタにかけようと思っていたのだが。
「色フィルタ」機能なるものがあることを発見。これで対象外の箇所が間違いなく拾える。当然、わざわざ式を書く必要もない。
旧版でもいろいろがんばれば色で検索なりフィルタなりできる気はするが、納品ファイルに仕掛けを埋め込む必要がないのはありがたいかも。
……でもこの機能だけのためにウン万円は……もう一声、こういう便利な何かがあればと思う。
判断の猶予(体験版の使用期限)は約7週間。
見つかれば幸せ、見つからなければそれはそれで(節約の)幸せ??
ついでにauも嫌い
東京滞在中の空き時間に機種変更を済ませたのはいいが。
「周辺機器は別売りですがご用意いたしましょうか」
お願いしたのだが、充電ホルダの店頭在庫がなかった。
まぁ店頭になくても取り寄せれば済むよね、と思ってauのホームページを見たが、ない。
周辺機器一覧を見ても、買ったばかりの機種(biblio)の製品情報を見てもない。
メーカー(東芝)のホームページを見ると「専用ケースはこちら」とバナーが貼ってあった。
ちょっとだけ期待しつつそのリンク先を見るとauアナザーワークスなるKDDI運営の通販だったのだが、ない。
専用ケースどころか充電ホルダがない。
別売りどころか売ってないぢゃん。
最も致命的である充電コードだけは全機種共通なので「死にはしない」のだが、
いちいち端子蓋を開け閉めしていると消耗が怖い。
いかんせん手元に前からあるW43Hはメーカーが違うせいか充電ホルダも違う。
気を取り直して単純に充電ホルダを検索したら、au純正のものが楽天で売っていた。
どういうことなんだKDDI。
auも家族割やら電波やらの都合で他社に乗り換える訳にはいかない。
これがベンダーロックインというやつか。無念。
いつもの場所 / おやぢの巣窟
都会には滞在/存在するだけでオカネがかかる。
古巣R社の懐かしい面々と昼食を共にしたはいいが、肝心の商談まではまだ2時間ある。
まずは、かねてより検討していた携帯電話の機種変更。
入店してからデータ移行の完了まで約30分。
まだ1時間半あるが、今度の時間に遅れるわけにはいかないので近場で……となると、やはりルノアール。
快く電源を貸してくれるので、PCで仕事をしたり暇つぶしをしたりしやすい。
難点は店中に漂うおやぢ臭。
嗅覚をえぐるヤニ臭さと、聴覚をいたぶるアレな会話。
店が違えば多少は軽減できるかも、と思って前回とは違う店舗に入っても、やはり同じだった。
禁煙席の窓際にいても、コーヒーの香りが分からないほどヤニ臭い。
ちなみに会話のネタは極右な政治論ぽい何か。
聞きたくなくても遠慮無くフルヴォリュームなので致し方ない。
東京の、いやルノアール店内のおやぢは大阪のオバハンに比肩する強烈な生き物だと感じた。
不思議なおしぼり
某飲食店で出されたおしぼりに、「成分:水、安定化二酸化塩素」と書いてあった。
二酸化塩素なる物質名を目にしたのは初めてなので、いたく驚いた。
高校化学の常識ではO2-イオンとCl-イオンが結合するなどと考えられない。
帰宅してから早速ネットで調べるも、商用利用の話ばかり先に出てきて余計に疑わしくなった。
だがよくよく見ると安全衛生情報センターが製品安全データシートの記入例を出しているので、エセ科学ではなく実存する物質らしい。
尤も、「怪しい」と直感した理由は製造元も販売元も表記されていなかったからなのだが。
気分は鏡開き
発送指示から待つこと丸々1ヶ月、ようやくお茶類の航空小包が届いた。
妹の誕生日にあげようと思っていた紅茶が入っていたので、遅ればせながらダンナの実家へ。
ことのついで、みんなで茶餅(お茶の塊。写真参照)を砕こうかと思い一緒に持参した。
写真は100gの茶餅だが、砕いたのはこれより大きい357gの塊。
途中経過や砕いた結果も写真には撮ったのだが、腐葉土にしか見えないので割愛。
錐のような工具が同梱されていたので、まず切り取り線を作るように穴を開けた。
接着もなにもされていない茶葉なのだが素手では割れないほどの硬さなので工具を使って正解。
塊に砕いてからお茶らしい体裁?にもみほぐし、ねじ蓋のある容器に詰め替えた。
松の内から、しかも鏡餅を割っているわけではないが、気分は鏡開き。
早速そのお茶を少し試飲してみたが、いたって普通のプーアル茶だった。
冬至なので
冬至と言えば「柚子」と「南瓜」だが、柚子はジャムで毎朝のように食べているため割愛。
「冬至南瓜」用に甘そうな南瓜を買っておいた。
煮付けは他のおかずを選ぶのでスープにしようか、それなら昼でいいねと言っていたまではよかったが。
寝坊で朝食が吹っ飛んだ。
朝昼兼用と称して食べることは食べるのだが、寝起きでスープを作る気になれず「冬至南瓜」を延期。
さりとて冬至は延期できないな、と考えていて「思い出したのが『ん』のつくものを食べる」だった。
結果、我が家の夕飯はチキんグラタん。
…お後が宜しいようで。
遠回り
月初に出荷指示を出したはずの国際小包がまだ届かない。
通常7~10日(それでも航空便にしては遅い)というのに倍ほどかかっている。
がんばって貨物追跡ページを発見したところ、照会結果は「北京の税関を通過」。
北京の税関……北京?
わざわざ上海から出荷したものを北京で税関にかけてるの?
そりゃ遅いはずだ。
しかも追跡ページには「クリスマスシーズンのため混雑により通常期より1~3週間の遅れ」とある。
ちょいと待て。3週間も遅れたら年が明けるっちゅうねん。
電話は苦手
昼間から固定電話が鳴った。平日にかかってくる電話は仕事関係が多い。
出てみると「上海から」中国語だった。
幸い聞き取りやすい発音をしてくれる人ではあったのだが、早口で目が回りそうになる。
脳内で逐次和訳していたら追いつきようがない。
最も肝心な「中文和訳」「納期は28日」だけ聞き取るのが精一杯だった。
中国語翻訳の仕事をしていると、よく初対面の人に「じゃあ中国語はぺらぺらなんですね」と言われるが、喋れたものではない。
厳密に言うと、中国(語圏)に足を踏み入れれば喋れる。旅行や買い物の用は足せる。
言語が問題なのではなく、電話で話すのが異常なほど苦手なのだ。
(日本企業に電話で問い合わせするのさえ苦痛でならない)
まして国際電話だと通信上の雑音も入り、難易度が高くなる。
二週連続で英語翻訳をしている人々にあれだけ会っておきながら、「英語ぺらぺらなんですか?」とは一人にさえ聞けなかった。
何となく敬意に欠ける気もするし、そういう雰囲気の場でもなく尻込みしてしまったのだが。
自分は聞かれることを相手には聞けない、というのはやはり修行で克服すべき弱点なのだろうか?