たこ焼きやソフトドリンクも扱っている。
小倉120円也。色物も複数あるが、ここでは扱わない。
見るからに大量生産。
保温ケースから出された時点で、むにっとしていた。
もし鯛焼きにふかふかな食感を求める趣味があれば喜んだかもしれない。
あんこ控えめ。
しっぽまであんこが入っていなかったのは記録開始以来のことではないだろうか。
やや塩気のある皮の風味は悪くなかったとだけ弁護しておく。
黄金たいやき鯛光堂
小規模チェーン店。
あずき150円也。カスタード、ハーフ&ハーフも同額。
あずきとカスタードが半々というのにも興味はあったが、ここは真面目にあずきを選択。
特に羽根つきというふれこみではないが、皮が少々バリのようになっている。
「炭酸せんべいのような食感」を謳うだけあって噛むと音がするパリパリさ。
いかんせん、皮そのものの味はあまり感じられなかった。
やや遠くに小麦の香りを感じる程度。
原因はこのあんこ。ご覧の通り主成分同然である。
これがあまりにも甘くて、皮どころか豆の味も分からなかった。
恐らく世の中にはこういうのが好みの御仁もいらっしゃるのだろうな、というところ。
たい焼き本舗 豆の匠
商店街のど真ん中にある、若々しい感じのお店。
小倉あん100円也。50円のものもあるが訳ありっぽいので100円のほうを選択した。
珍しく先客がいなかった。
自称「薄皮」は焼きたてではなかったが、皮はぱりっとしていた。
他店の「薄皮」より上下がやや厚ぼったいが、食感は悪くない。
あんはさらっとしていたが甘さがきつかった。
立地のせいか食べながら商店街を歩いている親子連れを多く見るが、お茶がないとちょっと無理。
たい焼き神田達磨
羽根付き鯛焼き(店舗HPの表記による)140円也。鯛焼きはこの一種類のみ。
名前のとおり、本店は東京神田。
あんを乗せているところだったので、ちょうど焼きたてにありついた。
この写真では伝わらないかと思うが、鯛本体は小さい。
「羽根」まで含めて他店の鯛焼きぐらいの大きさだった。
あんはややさらりとしている。あっさりめ。
皮にほんのり塩味があり、最中のような風味だった。
やはり「羽根」は湿気りやすい気がする。
軒先にベンチがあったので座って食べていたら、ほうじ茶を出してくれた。
薄皮たい焼き_たい夢
小倉あん、130円也。
フランチャイズで全国展開しているらしい。
そのせいか、店構えはこぎれいで明るい感じだった。
焼き型の写真をご覧のとおり、焼きたて渡しではなかったのだが。
存外かりっとしていた。噛んだ瞬間かりっと音が聞こえたのは二店目。
薄皮を名乗るだけあって中のあんがところどころ透けて見える。
あんこはややねっとり、しっかり甘め。喉が渇くほどではないが。
苦めの中国茶と合いそうな味わいだった。
小椋商店
テレビなどの取材も入ったことがあるらしい名店(?)
一匹ずつ鉄の型で裏返しながら焼く「天然」型のお店。
種類は自家製あん一種のみ。100円也。
型は一つ2kgあるそうだ。裏返して置くたびに渋くいい音がする。
数人の列ができていたものの、「並んだのは初めて」との声も聞かれた。
しっぽが長い。本物の鯛よりも長いような気がする。
ちょっぴり焦げた香ばしさが漂う。
甘ったるい芳香ではないが、食後にもほんのり指に残った。
鯛焼き自体が薄いのだが、この写真で伝わるだろうか。
撮影している間にあんこの水分が回ってしまったらしく、折角のしっぽがかりっといかなかった。
しかし、このあんこが滋味。他店のものより塩が利いている。
ややゆるいので火傷に注意が要りそうだ。
が、前述の事情により、冷めるのを待ってはいけないと思う。
たいかしの天音
吉祥寺「有職たい菓子本舗 天音」の支店らしい。
つぶあんと白あんがあり、一つ168円也。
鯛焼きで消費税を納めるほどの売り上げが?と思ったら製造者が阪急百貨店だった。
それにしても、大阪で売るからって「東京鯛焼」なるのれんはいかがなものか。
士林夜市の「大阪焼」を思い出してしまう。
店頭在庫は保温していないらしく、注文したら一つを焼き型に戻してあぶってくれた。
「はね」が特徴だという。はね、とは、このバリのようなものだろうか。
確かにこのバリのようなものはカリカリしている。ただし中心に近いほど微妙な柔らかさ。
あんを引き立てるためなのか、薄めに焼くためなのか、生地にはあまり味がなかった。
甘くふわっと香りの立つ庶民派とは違うようだ。
つぶあんは文句なしにうまかった。
黒糖が利いているのか、こってりした甘み。食感はむしろさらっとしていた。
テーブルマーク おいしさ一品たい焼 (冷凍食品)
テーブルマーク(旧加ト吉)の冷凍食品。2個入りで105円。
鯛と言うよりブダイの顔っぽく見える。
見た目が平面的な割にはカリッと解凍できた。
写真では伝わりにくいが、皮の厚みが左右で違う。
総じて言えばお値段相応。
単価50円だから許そうかという気にはなるが、また買おうとは思わない。
あんこがややパサついていたのが主な原因。甘さは普通。
鯛焼きたるもの、皮の食感がちゃんとしていないと、と再認識させられた一品。
二万翁
昔からある庶民の味。小豆1個60円、カスタード1個80円也。
いまどきの高級型と違い大量生産ではあるが、焼きたてを食べられれば問題なし。
手際よく何匹分も生地を流し込んではあんを載せていく風景も見物だ。
しっぽ部分が大きく、かりっとした食感が楽しめる。
あんこたっぷり、というわけではない。
むしろ皮の香ばしさと焼き上がりの香りで頂きたい。
甘さ控えめなので、食べ歩き向き。
#あんこの比重が高いほど口の中をやけどする危険性が高い
かねます食品 たいやき白玉あずきあん(3ヶ入り)
鯛焼き屋の商品ではなく、家庭向け冷凍食品。
1袋3ヶ入りがジャスコで198円だった。
白玉は不要だったのだが、他に選択肢がなかったので購入。
結果は惨敗であった。
凹凸のなさがこの写真でお解りいただけるだろうか。
どこもぱりっとしていない。
そして良くも悪くも白玉の自己主張が強い。
あんより白玉の比率が高く、鯛焼きに小豆の味が届いていなかった。
これじゃない。以上。