輸入ごっこをしたくて中国のお買い物代行サービスPanliを使ってみたが、送料の高さに辟易していた。
日本宛なのに欧米宛より送料が高く取られるのが納得いかず、交渉するもことごとく敗北。
どうにかならないかと考えていたら、実はよそのサイトなら最初から安かったというひどいオチ。
中国風なるところではきちんと日本(を含む東アジア地域)宛の送料が区分されているし、よりお手軽な料金のSAL便も選べる。
代行手数料や通関費用なども比較したが、どうも中国風のほうが有利そうだ。
・手数料が商品総額の10%なのは同等。
・通関費用が8元なのも同等。
・PanliではPanliアカウントに入金しておく必要があるが、中国風にはない(都度課金)。
・どちらでもPaypalが使える。
明示されていないので気がかりなのはPaypalでの決済手数料だが、よもや品代より高くなることはあるまい。
#お茶なんぞを買うと送料>>品代になってしまう(Panliでの現状)。
よし、次の機会はこっちを使おう。
いつまでやってんの
西日本セミナーから帰ってみると、上海からメールが来ていた。
中国語案件に応募したはずなのに、英文和訳の引き合いで思わずため息が出る。
ともあれ数百字ですぐ対応できそうなので引き受けることに。
納期が日曜という時点で「?」なのだが、日付が変わるような時間に納品しても返事が来るとは。
自由業者たる個人翻訳者が宵っ張りだったりするのは珍しくもないだろうが、翻訳会社まで?!
中国人は定時で帰る、なんていうのは過去の話なのかもしれない。
尤も、今回の「担当者」は「社長」なので「労働者」ではないと言われればそれまでだが。
名刺
ふと気づいたのだが、今日もらった5枚の名刺のうち
・自作が3枚(つまり業者印刷は2枚)
・NIFTYアドレス(しかもNIFTYのIDそのものらしい)が3枚
名刺は自作というのがご時世なのだろうか。
私も翻訳の仕事を始めた当初は専用の紙を使って自作していたのだが、
何故かダンナに不評だったので、近年は名刺屋アウェイクスタイルに発注している。
色々デザインが選べるし、イメージ画像を送ってくれるので間違いがない。
何より100枚未満の小口で利用できるのが零細業者にはありがたい。
より不思議だったのはアドレスの方だ。
・翻訳者にはNIFTYユーザーが多いのだろうか?
・講師がNIFTY某フォーラム管理者だったのでそのファンが多く来ていたのか?
・NIFTYのIDをそのままメールアドレスに使うのは便利なのか?
#迷惑メールが多かったりしないのか?
通勤ラッシュ
そう言えば、久々に通勤ラッシュを味わった。
一駅分だけ巻き込まれたと言うべきかもしれないが。
地下鉄はこれでもかというほど混んでいたのに、阪神には座って乗れた。
始発駅だからなのか、沿線住民の数がそもそもそんなもんなのか。
JTF西日本セミナー
日本翻訳連盟の西日本セミナーなるものに初めて参加してきた。
「翻訳力」ステップアップとのことで、プレスリリースの英文和訳について講義を受ける。
原文が英語だから出てくる問題やら、プレスリリースだから出てくる形やら、かなり個別性が高かった。
ふむふむと参考にはなったものの、やはり本業の中文和訳にまで響く内容ではなかった。
収穫があったかも、と思うのはむしろその後の交流会。
事務局によると今年は例年になく参加者が少なかったようで、何となく話しかけやすかった。
初対面の人と話すのは極端に苦手なのだが、どうにか講師を含め5人との名刺交換に成功。
やはりと言うべきか、皆さん英語翻訳の方ばかりだった。
交流会の場で驚いたのが、一日の翻訳可能文字数。
先生ですら平均3000ワード、最高15000ワードとのこと。それでも十分に早い(多い?)ようだった。
Proz.comのプロフィールに平均5000ワードなんて書いている私の立場は……
決して拙速を尊んでいるわけではないが、TRADOSを使っているという違いもあるのかもしれない。
どうしてもその手のツールを使うと早さ勝負のような案件がかさんでしまうことも確かなので。
泡立てネット
この年に珍しく(医者・談)帯状疱疹なるものを患ってしまった。
薬代が笑えるほど高いのはさておき、要は湿疹なのでこすれない。が、薬を塗るためにも洗いたい。
と、シャンプー棚の上に放置していた泡立てネットが目に入った。
もらってしばらくは洗顔用に使っていたものの、面倒になって今に至る代物がここにきて大活躍。
洗顔用ならぬ浴用の石鹸でも十分以上にもこもこと泡だってくれる。
こすらないどころか手で直接ふれないで洗うことができた。
念入りにシャワーで流したはいいが、これで本当に清潔なのかは何となく疑問……。
非常識
自分が八年前にしてしまったこと(の影響)を母に聞いて知った。
聞くまで知らなかった。
伯母から、幼少時の私は「見ている方が歯がゆいほどの引っ込み思案」だったと聞いた。
聞いて納得した。
勝手にその二つが脳内で結合した。
長らくいじめられていたことも、家庭内で大問題を起こしたことも、原因は私の非常識にある。
私の生まれ育った地方では必要な、そして誰もが身につけている常識を、私が持ち合わせていないのだ。
そう、いまだに身につけることができていない。
思いやり、気遣い、そして先回り。
あいにくどれも机上でしか理解できていない。
誰もが自分のことをあまり語ろうとしないので、あの地方では高度な空気読み能力が必要となる。
相手や回りの人間がどう考えているかをただ察するだけでは足りず、先回りして手を打つのが常識。
常識なので、誰も教えてくれることはなかった。
が、私は非常識なので、教えてもらえないことを知ることができなかった。
そして、教えを請う勇気がなかった。
もしかして生まれ育ったのが近年だったなら、社会なんちゃら障害とかいう病名がついていたかもしれない。
だが私の生まれ育った時代には、恐らくそんな概念など普及していなかった。
特にそれを恨む気はない。
まして今や誰に対しても負の感情は持っていない。
ただ、私は悲鳴を上げることができなかった。人に泣きつく勇気が出せなかった。それだけのことだ。
悲鳴を上げないこと、人に泣きつかないことだけが、「えらいねえ」と言ってもらえる手段だった。
その言外、その先にどういう考え、思いがあったのかまで察することができていなかったのだ。
よしんば察することまではできても、先回りして手を打てるほどの行動力は持ち合わせていない。
自己流で先手を打ったときの失敗が怖くて何もできない。
そこまでの弱さを、そのまま誰かの目に入れるだけの強ささえなかった。
この年で常識が身についていない私を許す人は、少なくともそこにはいないだろう。
否もしかするともっとずっと前から、誰も許してくれていなかったのかもしれない。
許してくれていなくても、それを読み取って何とかするだけの力はないのだから同じことだ。
都会の人は、東京であれ大阪であれ、相対的に自分のことをよく話すし強く主張する。
そして相手のこともかなり色々と尋ねる。
相手や回りが何でもぽんぽんと口にする環境にいれば、私も口を開くことはできた。
おかげでどうにか、自分の弱さを少しずつ見せられるようになってきた。
弱さは必ずしも弱みではない、ということが少しだけ分かった。
どうにか十歳児相当には成長したのではないだろうか。
だが今の私には、まだ地元が怖い。
円高の影響?
「翻訳業界は景気の影響をほとんど受けない(が今般はそうでもない)」と聞いたばかりだが。
最近どうも外資(しかも国外)の翻訳会社・制作会社から声をかけられることが多い。
英日翻訳は本業じゃないのに断るだけで忙しい日も発生するほどだ。
その手の案件は特にどこの国から来ているというわけでもないので、永田町の影響もあまり受けない。
#中国がらみはどうしても政局に左右される気がする
ふと大昔に在籍していた某国際企業の話を思い出した。
輸出で稼いでいるがゆえに「1円の円高でうち(当社)は1億円の損だ」という。
それが今般の円高、恐らくちょっとやそっとのコスト節約なんて焼け石に水より無力だ。
で。輸出企業が円高で困る、ということは、輸入側(→対日輸出)は今頃ウハウハなのか?
そういえば依頼の内容も売り込み資料だったりすることが多い。
円高になったから対日輸出を始めます、なんてことは流石にないだろうが。
年代物
自宅にあるプリンタはかなり古い。Canon BJ-F300なる前世紀の遺物だ。
最早BJシリーズが売られなくなってから久しいというのに、意外とまともに働いている。
インクはBCI-3系なので、流石にそこいらの家電量販店では見かけなくなってきた。
オフィスデポ通販で取り寄せたり、詰め替えインクを仕入れたりして凌いでいるのだが。
つい先日、ダンナの実家から3系インクを数本もらってきた。
同年代のプリンタを使っていたのだが、ついに処分するとのことでインクだけ譲ってくれたのだ。
つまりはそういう年代の商品。保守部品がなくても文句いいっこなし。
何故かうちのF300はカートリッジを取り寄せることができたので2度ほど延命処置をしてきたが、
流石に今回が限界かもしれない。
実はプリンタは他にもあるのだが、Mymioでははがき印刷が心許ない。
なのでF300は「年賀状要員」として今まで鎮座ましましているのだ。
それに気のせいか分からないが、見た感じ刷り上がりはF300のほうが優れている。
あくまでMyMioはFAX/スキャナ複合機なので、印刷品質は気に掛けていなかったというのもあるが。
とりあえずは復活を果たしたようなので、今度の年賀状(+α)まではお世話になろうと思っているが。
次に不具合が起きたら、保守を検討せず買い換える予定。
……黒字消化の一環で先に新しいの買っておこうかしらん。
IT翻訳にもほどがある
相当な量のゲーム翻訳(中文和訳)が手離れしたと思ったら、海外某社から英語の案件が来た。
「サンプル付けるけど、これって翻訳できる?」
何のことやらと思ってサンプルを開いてみたところ、C言語のソースファイルらしい。
英語というより、言語が違う気がするのだが。
念のため「翻訳対象は引用符で括ってある中だけよね?」と確認中……
正直、ここ6年ほどこの仕事をしてきて初めて見た。
いつも翻訳会社の中の人が翻訳対象部分を切り出してくれているのか、そもそも回ってこないだけなのかは知らない。
それにしてもソースファイルって。
そっちの言語を知らない人間が触ったらほぼ確実に壊す気がしてならない。
英語力ってレベルぢゃね~。
