すわ債務不履行

ゴミ出しから家に戻ると、玄関ドアの新聞受け?が開いていた。
何か紙切れが落ちていたので拾ってみると、電気とガスの検針票ではないか。
そう言えば先月から契約はしているのに請求が来ないと思っていたら、
集合郵便受けではなくドアに投函されていたのだった。
払込票の日付を見ると早収期限を過ぎている。
もしやコンビニ払いができないのでは?と少し焦ったが大丈夫だった。
取扱期限内であればコンビニでの支払いは可能だという。
払えなくなっているのは金融機関の窓口でのみらしい。
……誰が込むところにわざわざ行くものか。
まして今日は祝日。忘れないうちにコンビニへ行った。
先月から引っ越し日までの料金だったため基本料しか請求されておらず
電気とガス合わせて700円そこいらなのだが、債務は債務。
来月からカード引落しになってくれるといいが間に合うだろうか……

テスト

朝メールチェックをしたら、「TEST」と題された英語メールが来ていた。
中文和訳の実力を見るためのテストとのこと。
まずは速やかに受信確認を、とメール本文にあったものの、
日本時間の朝方にイギリスへ返信しても即時そんなもの見る人はいまい。
ということで、2頁ほどあるテストを1時間強で回答し返送した。
何が引っかかったかというと、TESTという文字列そのものである。
業界の慣習か何か知らないが、よその翻訳会社から「テスト」を受けたことはない。
通常「トライアル」と呼ばれているものなら何社でもあるが……
意図あって使い分けされているのだろうか?

オフラインな日々

転居から10日が経過し、やっとインターネット接続が利用できるようになった。
メールチェックがパソコンでできる幸せ。#これまで携帯でちまちま見ていた。
ニュースを見るにも仕事を取るにもインターネットがほぼ不可欠な私には、
異境の地であること以上にオフラインである方がこの10日間を過ごしにくくしていた。
不便は不便であっても、困るとまではいかなかったので余計に難渋していたのだが
これからは自由だ(?)、やっと積極的に仕事をとりにいける。

試された

香港の個人とおぼしき翻訳事務所からトライアル翻訳依頼が来た(依頼メールは英語)。
200字強の中文和訳とのことなので、軽い気持ちで課題文を開いてびっくり。
文字数がなさすぎて背景が読めない。
どうもレストランのメニュー表らしいのだが、固有名詞が中華すぎる。
これほど訳語のない原文に行き当たったことは多分ここ数年でも初めてだと思う。


どうせ訳すならば、わかりやすく読みやすい、ぱっと見て抵抗を感じない日本語にしたい。
いかな中華料理とは言え、それが何なのか伝わらないようではメニューの役に立たないし
美味しくなさそうな文字列にするのも料理に悪い気がする。
それでも普通、「日本料理」の食材にパパイヤはなしだろう……


依頼元いわく「本番」は厨房で使うマニュアルらしいのだが、
恐らくそちらのほうが翻訳の難易度はぐっと低くなるだろう。
文であれば文脈があるし、一般名詞でそうそう調べがつかないことはない。
とは思うものの、トライアルということは本件訳文が私の採用可否を握っている。
こちらの意図が訳文だけで伝わるだろうか、これほど不安に感じたこともない。
かと言って申し送りが要るようなメニューなんて厭だし。


実力というより底力を試された気分で、正直ややげんなりしている。

クレジットカード

自由業になって初めて、クレジットカードを作った。
否、まっとうに自分で作れたと言いたい。
#申し込みにあたって「自由業」と言い切り、かつダンナの所得は一切あてにしていない
給与所得者にはぴんと来ないとは思うが、自営業では審査に通りにくいらしいので。


そもそも今更クレジットカードを作ったのには訳がある。
関西に引っ越すため「PiTaPa」が欲しかったのだ。
要は切符を買わず電車に乗るためのカードなのだが
PiTaPaはSuicaやICOCAと違って後払い(後日引落し)なので、
「簡単な審査」とやらがある。
噂によると9割は通る審査だとのことだが、まぁ普通の人は給与所得者であろうし。
自分の信用力とやらがどれほどのものかという興味で申し込んだのも否めない。


与信枠は思っていたより大きかった。某流通系の倍はある。
どのみちPiTaPaとしてしか使う予定がないので特に嬉しくもないのだが。

やんごとない街

転居を来月に控え、隣県の友人宅へ遊びに行った。
最寄り駅からの風景は普通の住宅街なのだが、隣の駅前がいみじくやんごとない。
※「やんごとない」の語源は止む事無しで、やめること、普通に応対することが出来ないこと(出典:文芸社『日本語の語源辞典』)
1)昼食を摂りに自然食レストランなるところへ行ったときのこと。
 いわゆるバイキング方式なので、「行ってらっしゃい」と座って荷物の番をしようとすると
 友人「取りに行かないの?」
 私「ぃゃ荷物を見てないと……」
 友人「大丈夫だって」
 私「何で?」
 友人「周りの人の方がどうみてもお金持ちだから」
 見回してみて半分納得したような、半分まだ引っかかっているような。
……やんごとないのは街か?この友人か?
2)食後にお茶でもするかということで、近くの喫茶店へ。
 アイスティが金魚鉢で出てきた。紅茶本体だけで優に1Lはあると思う。
 茶托がわりに敷かれているのは天ぷらの飯台では……
 厨房が見える席だったので何となく眺めていると、出す物ほぼ全てが巨大だった。
 うどん丼一杯のあんみつ、大ジョッキになみなみと注がれたジュース……
 私「これ何て罰ゲーム?」
 友人「ジョシコーセー」
 しかし近隣に高校がないらしく、利用客にジョシコーセーの姿はなかった。
tea.JPG

季節の野菜

季節の野菜を使ったお総菜なるものを某スーパーにて発見。
ふき、たけのこ、かぼちゃ、ほうれんそう、しいたけ、ひじき……
何の間違い探しかと思った。
桜もほころぶ今日この頃、どの食材も旬ではない。
しいたけとひじきは乾物でいいとして、かぼちゃ(夏)とほうれんそう(冬)がいっしょくた。
もしや「季節」は今の季節ではなく四季折々のことなのか?
それはそれで強引すぎる……
ふきもたけのこも、季節と言えるのはだいぶ先のはず。


眺めていて、はたと気づいた。
春に山菜を採りに行く意義のようなものがここにあったのか。
屋外で普通に栽培する野菜で今が旬というものは少ない。
ハウス栽培以前の昔にはなかったということか。
それで自然にある新芽を食べようという動機であれば、
あのやたら煩雑な下ごしらえをしてまで山菜を食べる意味が分かる。
最早そんな有り難みは実感として理解できない世代になってしまったが……。

一物何価?

お気に入りのココナツサブレが本当はいくらなのか分からない。
@東京の某スーパーでは158円
@百円均一では(当然)105円
@大阪の某商店では88円
……確かに同じ商品なのに、ここまでいくと価値が分からない。

食器洗浄機の修理

昨日ガス台のグリル受け皿をかけたのが悪かったのか、
食器洗浄機が排水エラーを起こした。
素人ではどうしようもなさそうなので、メーカーに朝一番で電話。
即日対応をモットーにとは言っているものの、ほぼ即時対応でびっくり。
11時前には修理担当者が来てくれたのだ。
経年劣化で部品交換が必要だったり色々と大変なようだったが、
「とりあえず使えるようにしましたから」と代金もとらず帰っていった。
いわく取り寄せの必要な部品がまだあり、その部品代を調べてまた連絡をくれるとのこと。
ともかく感じのよい対応だった。
……惜しむらくはこのメーカー、最早家庭用の製品を出していないことだ。

物語アレルギー

私はテレビが嫌い、というより大の苦手だ。
現在の自宅では年に2時間もつけることはない。


最近どうしてそこまで苦手なのか心当たりが出てきた。
まず、小説やドラマの類が体質的に?苦手なのだ。
ゲームの物語進行中に出てくる小話さえ見るに堪えず逃げ出すことが多い。
原因はよくわからないのだが、脈が速くなって苦しくなるのだ。
ところが平気な場合もわずかにある。
台詞に音声が当てられていない場合は8割がた耐えられる。
どうも人の話し声がダメなようだ。


というところまで整理して、テレビの苦手な理由が分かった。
望まない音声が強制的にやってくるからだ。
実家では普通ヘッドホンなど使わずにテレビをつけている(のは当然だと思う)。
+両親はドラマをつけていることが多い(見ているとは限らないが)
→私の聞こうとしていない音声が発せられてくる。
→脈が速くなる
→逃げる。
そういうわけで、私は帰省していても茶の間にはあまり滞在しない。できない。


物語アレルギー(と勝手に命名する)がどこまで酷いかというと、
ドラえもんが2分間も見ていられないぐらいだ。
冒頭でのび太がいびられる場面が出たら逃亡。耐えられない。
2時間ドラマの佳境など何をか言わんや。


意図的に感情を揺さぶろうとする表現なるものがアレルゲンであるような気がしている。
同じテレビでも報道やクイズ番組なら平気であることが多い。
聞こうとして耳にする音声でなくても、逃げ出すほど不快には感じない。
しかしバラエティ番組では、となると……お涙ちょうだいが気持ち悪い。
感情として気分が悪いのではなく、やはり心臓に来る。
それとも感情が動いていることを私が否定したがっているだけだろうか。
こんなアレルギー、どうにかしたいような、そのままでもいいような。