テスト前日だというのに遠出。いいのか?

実は漢語水平考試があるのは明日の朝からである。でも勉強する気になれない。
実力テストの為に試験勉強をするなんて、そもそも主義に合わないのだ。
それに今週はどうせ頭が働いていないので勉強しようにも何も覚えられそうにない。
いつもの通り学校の勉強と「互相」だけは済ませたが、もう何もしたくなくなった。
テストを受ける人達は当然かまってくれないので、もう受ける必要のない人の所へ遊びに行く。
既に最高レベルのお墨付を国家教育委員会からもらってしまっている人は暇なのである。
遊ぶといってもひたすら喋っているだけなのだが、話題の広い人なので全く退屈しない。
街に行きたいと冗談半分で言うと、意外にもすんなりつきあってくれることになった。
上海書城で篆刻用の石を買いに行きたかったのだが、出不精なせいかずっと機を逸していた。
ついでにその向いの外文書店でタロットがあるかないか探そうという目論見である。
先に外文書店へ行ったが、カードは見当らないようだった。ことのついで参考書を見る。
帰国後の勉強に使うため口語の本とテープを選び、語法の本もおすすめのものとやらを買った。
テストが目前だというのに来年の心配をしているとは我ながら悠長なものである。
書城で石を買うのに時間は余り要らなかった。迷わず安い物だけを見ていたからである。
日本の友達とこっちの友達と両方に一つずつハンコを作ってあげることにした。
帰りの道は予想に反して混んでいた。タクシーより徒歩の方が早いのではというほどの渋滞。
上海では「低速料金」なる料金の加算制度があるので渋滞はことのほか神経に障る。
行きの車代を既に出してもらっているので、帰りの分は私が払った。
しかし肯徳基(けんたっきぃ)についていってまんまと一食おごってもらってしまう。
悪いなぁと思うべきなのか、素直に喜んでいいものか…..。

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