距離感

かなり親しいと思っていた相手との距離をふと意識してしまうことがある。
当然かどうかは分からないが、実は自分が信じていたより遠かったのかという疑問が湧くのだ。
こちらからの働きかけに反応が薄いとき。
相手にそのつもりがないにも関わらず、何かの偶然でそうなる場合もある。
また、相手の新たな一面を知ることで、実際に遠かったのだと認識することもある。
関係性の認識にずれがあったと気づくこともあるし、
そもそもの働きかけが無意味だった可能性も否定できない。
そして、これは当然だが、その答えを提示してもらえることはない。
働きかけを変えてみるしかないと思うものの、大抵そういうときは代案が浮かばないものだ。
ひたすらくよくよしてしまうか、見なかったことにしようとしてしまう。
それで何ができるのかと言うと、何もできない。
まずはできる限り辛抱して相手の反応を待つことにしている。
辛抱ならなくなった時には、苦し紛れにでも思いついた方法で働きかけ直しているのだが。
本当に遠かった場合、気にしないに限るのだろうか。
熟慮ならぬ悩みの末にとった言動が、逆に誤解を与えていないだろうか。
誤解を与えたとしても、解決できれば結果的には問題ないのかもしれないが。
どうも今一歩のような気がしてならない。
それでも朝は来るし、職業生活には支障ないのだが。

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