国内線プレミアムクラスとやらに乗ってみた。
株主優待券を使ったので、支払金額は普通運賃より安いぐらいなのだが。
結論、拒絶するほどではないが二度と乗らないであろう。
数千円を付加するほどの価値は感じられなかった。
・座席
最大の価値はここにある。椅子の幅が広く、座った両側に拳一つ分を超える余裕があった。
いかんせん、大阪-東京便のような短距離では存分に味わうほどの時間はない。
レッグレストなるものもあるのだが、やはり使える時間が短い。
おまけのスリッパ(靴べら付き)はふかふかして好感が持てる。
・優先搭乗
早朝の空いている便だったのでありがたみが感じられなかった。
むしろ先に座っていると、プレミアム席でない人々が膝を跨いでいく。
窓側の席を取ればよかったのだろうが。
降りる時も優先して通してくれるはずなのだが、はずなだけだった。
プレミアム席には3人しかいなかったのに、戸口には10人以上が詰めかけていたのだ。
・食事
なんのことはない和風弁当だった。
普通席でも1800円で食べられるそうだが、これに額面分の価値は認めがたい。
好きな飲み物を選ばせてくれるようだが、メニュー冊子はなかった。
食後にも飲み物を勧めてもらえたが、短時間でそう何杯もぐびぐびとは…。
・その他
羽田や伊丹を出る便なら専用ラウンジの利用権もあるらしい。
あいにく神戸発だったので普通のカード会員用ラウンジを利用した。
別にこっちでいいやと思ってしまったのは負け惜しみかもしれないが。
慣れないことをするものではない、といったところだろうか。
思ったほど贅沢感を味わえず、肩身の狭さもなかった。
高いサービスを購入しても、中身の安さはそうそう拭えないのかもしれない。
次の便からは、おとなしく普通席に戻ることにする。