懐かしくて新しい代物

食品が買いだめしてあるのをいいことに、ひねもす自室で仕事をしていた。
外は寒いようだが、重装備をしてしまえば何と言うことはない。
尤も半纏やらハンドウォーマーやらを着込んで家を出るのは憚られるが。


珍しく納期に余裕があるのでゆっくり進めるつもりだったが、訳出が済んでしまった。
余裕でのびのびできたのか、新しい半纏の効果かは分からない。
約4年ぶりに半纏を買い換えたのだが、いまどきらしく身生地がフリースでとても軽い。
使い捨てカイロを入れる内ポケット付きで更に暖を取ることもできる。
中にさんざん着込んでいればカイロの世話になるには及ばないのだが。
手の冷え対策としては手袋のほかに湯たんぽ兼用の茶杯?を愛用している。
輸入代行を通じて茶葉を取り寄せたときの粗品で、いかにも大陸的な代物だ。
半透明の耐熱樹脂製で、飲み口がついた外蓋と茶こし兼用の中蓋がある。
茶葉を放り込んで煮え湯を注げば淹れながら飲める、というのが留学時代を想起させる。
当時はインスタントコーヒーの空き瓶でそうして中国茶を飲む人が多かった。
(飲用水が常温ではなく熱湯として給湯器から汲めるようになっていた)
空き瓶では茶葉が口に入りそうなものだが、うまいこと蓋をずらして濾し取るのだ。
その手間を解決した二重蓋。
本体が樹脂製のため熱すぎて持てない問題も解決。
実用性はちゃんと進化している気もするが洗練された感じはしない。
そもそも製茶工場ブランドの中国茶を取り寄せたおまけにリプトン印がついている。
細かいことは気にしない。

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