意外な縁

ぶつくさ残業していたら、周りの人々が次々と帰ってしまっていた。
気づけば現場に残っていたのは私ともう一人。
色々な意味で疲れて限界に達したので、もう帰ろうかという話になった。
方面が一緒なので最寄り駅まで話しながら歩いていると、
ちょうどお互い夕飯の支度が要らない日だということで道すがら食べに行くことに。
仕事そのものの愚痴から身近な人への賞賛まで、一時間は話しただろうか。
最年長を自認しているのか物腰柔らかに話を聞いてくれる人で、
食事をしているのも気分がよかった。
おまけに、おごってもらってしまった……
別会計にしようとすると、「いいの、明日お誕生日なんでしょ」と。
意外な人に一番早く祝ってもらってしまった。

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