師匠の働きで中国人の援助を得る。

学校が余りにも何もしてくれないので、師匠が中国人の知りあいに連絡してくれた。
すると本学の公安に詳しい教授が一人と日本語検定一級の女の子が一人
一面識もない私のためにわざわざ時間を割いて色々と面倒を見てくれた。
通訳、代理での書類申請、いずれにも情がこもっていて非常に有り難く、恩義を感じる。
女の子は非常にしっかりしているのに顔を見ると若く、聞いてみると同い年だった。
「こんなに子供で恥ずかしいです」と言うと、「外国ではみんなそうでしょう」との返事。
間なしに日本へ留学すると聞いてどこかと尋ねたら神戸大学だそうで感心した。
帰国後もし会えたらお礼をしようと思い、大阪の連絡先を名刺に書きつけて渡す。
私の語学力ではどうにもできなかった書類が手に入り、恐縮至極。
いよいよもって師匠に頭が上げられなくなってしまった。

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