指輪

久々に指輪を外した。
外したまま歩くというところまで含めると、初めてかもしれない。
とは言え不祥事でも何でもなく、修理に出しただけなのだが。


歪みが目に付くようになったのは先月後半あたりから。
とは言え純プラチナなので修理には週単位の時間がかかる。
妹の結婚式には外せまいと思っていたので一ヶ月ほどそのまま様子を見ていたのだ。
気にするから気になるのか分からないが、ほぼ真円だった輪郭が涙型になってしまった。
いったん変形が生じるとそこにひずみが貯まるのかもしれない。
当面「用事」がなくなったのをいいことに、ようやく修理に出してきた次第。
外して持ってみると意外に重かった。


歪みを直すついで、サイズも修正してもらうことにした。
基準リングで現在のサイズを測ってみると、作った時より二回り半ほど小さくなっている。
指と隙間ができたせいで極端に歪んだのかもしれないと思った。
ぴったりと合わせれば、またしばらく保ってくれるだろう。
半月少々のお別れとなったが、新鮮な気持ちで迎えに行けたらと思う。

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