分相応?

クリスマスデートなるものに繰り出してみた。
場所はみなとみらい。申し分ない。
いかんせんデートごっこは所詮ごっこなのだった。


ここ数年プレゼントの贈り合いもなく、ちょっとの外食で済ませていた年末。
欲しい手袋があるので一緒に見てと言われ、ついでに座椅子も探そうと出かけた。
ついでに、しかも座椅子という時点で既に所帯じみている。
無論それなりに洒落た家具屋を悠然と見て選んだわけではあるが。
配送の手続きまで済ませたところで、おやつの時間。
TS3O0582.JPG
季節のケーキ(マロンとカシスのムース)とキャラメルジンジャーティー。
背伸びをして見事に転けたとしか言いようがない。
ジンジャーティーなのにミントが利いていて後口が寒かった。


気を取り直して本題の手袋を探し回る。
のべ3時間、訪問したビル4棟。
覗いた店舗の数まで覚えていられない。
所望の品は「プログラミング中の冷えを防ぐ半指仕様の丈夫な手袋」。
指の動かしやすさ、暖かさ、丈夫さを検討しつつ見ていった。
当初ニットものよりスエードものを求めていたのだが、試着するうち方針変更。
ニットのほうが指を動かしやすいとのこと。
そうなると次の重点は丈夫さに移る。
端の始末がきちんとされていることが重要。
適度に薄く、ちゃんと暖かく、風合いが手に馴染んで、見た目も気に入るもの。
ああでもないこうでもないと見て回った挙げ句に辿り着いたのは無印良品だった。
些か申し訳ない気分に陥りながらも、当人の希望により購入決定。


日が暮れて夕飯の時間となったが、空腹にはならずパイで済ます。
しかし何かがどうも落ち着かないということで、何故か伊勢佐木町の築地銀だこへ。
家人はたこ焼き、私は鯛焼きで一息。
結局は身の丈に落ち着くと言うべきか、きれいにオチをつける関西人の性なのか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です