PayPalに激しく振り回される

仕入先から、「PayPalの登録情報がウチのと合わないから発送できない」と連絡があった。
商品代金はPayPalで決済できたのに、手数料の決済にてこずっているらしい。
その連絡メールに「送付先住所を登録してくれれば大丈夫」とあったのでそのとおりにしたのだが、果たして数時間後に来た連絡は「住所も名前も合ってないよ!」だった。
全く現象が分からない。
ヘルプを見ても何も言及されていない。
PayPal上の名前と仕入先に通知されている名前が違う、というのはなんとなく分かる。
ネットショップでの代金決済に使うべく、PayPalのアカウントを「ビジネス」として登録したので、PayPal上の名前がショップ名である「中国茶のお店 茶舗(ちゃぷ)」になっているのだろう。
仕入先には個人名で登録しているので齟齬があるらしい。
で、問題なのはここから。
PayPal上の名前を個人名に修正することができないのだ。
致し方なく、アカウントを「ビジネス」から個人用である「プレミア」に変更するよう申し込んだ。
個人事業主が個人名で商売するのってそうそう珍しいことでもないはずなのに、「プライバシー重視」のPayPal様はそう卸してくれなかったらしい。

人はどこまで見た目なのか

交番のお巡りさんが大家さんを連れて「定期巡回」とやらに訪れた。
フリースのオフタートルに半纏を引っ掛けて応対したところ「お休みのところすいません」。
……否、仕事中ですがな。
一通りの質問に答えると、やはり去り際に「ではごゆっくり」。
ゆっくり仕事してられんっちうに!
そりゃまあお休みっぽい格好ではあったのだろうが、髪も整えてあったし顔も薄化粧はしていた。
いけなかったのは半纏だろうか……ぬくいのになあ。


一方、同業者の集まりに出てみると上記の格好すら普通ではないかと思える景色だった。
流石に半纏こそ見かけないが、半袖Tシャツに穴あきデニムだったり、スニーカーにダウンジャケットだったり。
私は曲がりなりにも人前に出るのだから、それなりに意識した服装をしていた。
それが逆に少し浮いていたような……皆さん「仕事着」のまま出かけていいんですかいな?

気遣いの応酬

先日の救援物資に返礼をせねば、と思いつつ多忙で贈り物を探せずにいた。
相手の方が目上なのは勿論、裕福でもある。
下手なものを送って迷惑をかけるのでは本末転倒だし、何もしないでは母の顔をつぶしてしまう。
(所帯を構えたいい年の娘がお礼の一つもできないでは、ねぇ)
本業が落ち着いて、いざ何か探そうかと思ったが名案が出ない。
ずるずると保留するうちに忘れてしまうのが一番いけないので、いささか手近ながら通販のおかきを送った。
母が持って行ったときに好評だったと聞いて、無難が一番かと判断したのだが……
その礼状が来た。
「気を遣うので今回限りで」とわざわざしたためてある。
意図は分かるが、どうしたものか分からない。
田舎の親戚ぢゃあるまいし、顔を見せれば孝行などという関係ではないのだ。
何か厭味なく効果的な恩返しの方法はないものだろうか。

仕事を選ぶ権利

お勤めの方々にはよく「フリーっていいわね」と言われる。
自分で仕事を選べて、自分の時間でできて、他人(恐らく上司)の指図を受けないのが羨ましいらしい。
が、私はそういう人々に対して独立を勧めようと思ったことはない。
上記「自由」のいずれもが結局は程度問題だからだ。
恐らく、勤め人でも自分で仕事を選べる人は一定数いる。
そのツケを背負う羽目になって仕事を選べない人も一定数いると思う。
同様に、ではないが、フリーでも仕事を選べるとは限らない。
そもそも、選べるほど仕事があるのかという問題がある。


・大前提となる仕事依頼の件数
 努力の余地は否定しないが、外部要因やら運やらの方が強いのではないだろうか。
 発注元とフリーランスの関係は上司と部下ではないので、相手にも選ぶ権利が存在する(しかも強い)。
 さしあたっては地道に堅実に依頼をこなすぐらいしか、少なくとも私にできることはない気がする。
 仕事を作り出す能力が十分にあれば話はだいぶ変わるだろうが。


・報酬が手間暇に見合っているか
 そもそもの依頼が少ないと、ここでの選択の余地はない(生業であれば)。
 また、たいていの場合、複数の仕事を同時並行というわけにはいかない。
 機会損失リスクを検討した上で、目の前にある依頼を受けるべきか考えなければならないのだ。


いずれも至極当然のことだが、勤めている頃に意識したことはほとんどなかった。
何しろ勤めているときは勤務=仕事=報酬源だったのだ(これまた当然だが)。
業務=仕事でもなければ、事業=仕事でもなかった。
それが今は、概ね事業=業務=仕事である。(報酬までは等号で結びがたい)
確かに「自由に選べる」のだが、決して気軽に選んでいるわけではないのだ。
なかなか本意を伝える術がなくて歯がゆいところではあるのだが。

さあ大変

某大手翻訳会社から、自社ツール使用案件の引き合いをもらった。
ツールそのものは最新版をインストールしてあったので気軽に引き受けてしまったのだが、これが使えない。
愚痴で済むレベルでなく、ファイルが開けない。
起動時には何も問題を感じなかったが。
Wordのユーザー名がない、とかいう不思議なメッセージが出てきて「?」となった。
恐らくはOffice2007の試用版をこのツールが見に行ってしまって出しているのだろう。
確かに試用版をインストールするときユーザー名の設定などがなかった。
他に思い当たる節がないので、まだ利用期間は残っているが試用版一式を削除することに。
再び会社支給ツールを起動すると、何とOffice2003のインストーラーが起動した。
しかも何故かCDの挿入を要求してくる。
おとなしくその指示に従っていると、今度は問題のツールが勝手に終了した。
Office2003の処理が片付いてから再び立ち上げると、……起動画面で終了。
事態は悪化している。
やむなく問題のツールを削除して入れ直し。
再び立ち上げると、……またしても起動画面で終了。
まさかとは思ったが、他に心当たりもないのでOffice2003を再インストールした。
Wordのセキュリティ設定を変更し、Tradosテンプレードを全部外し……やっと直った。
やっとツール様が立ち上がってくだすった。
やれやれ。
このツール様のおかげで取り分が減るってのに。

ウイルスソフト

セキュリティ対策をMicrosoft Security Essentialsに乗り換えた。
従来いわゆる「赤いの」を使っていたのだが、広告手段に立腹しての沙汰。
勝手に画面を立ち上げて広告を表示されると邪魔で仕方がない。
日本語入力(変換)の最中に割り込まれたりすると、それは本当にもう悪意を感じて仕方がないプログラムだった。
ウイルス検索そのものが重いのも、更新やら起動やらが遅いのも、老舗に免じて使ってきた。
しかしその売り込みで私の本業が阻害されるのは一瞬でも許し難かったのだ。
数百歩譲って広告収入モデルの製品ならともかく、こっちは客やねんぞ
割り込みは一瞬でも入力のし直しには何秒もかかるし。


一方、上記Microsoft謹製の無料ツールはそれ自体の動きも軽いようだ。
初回の稼働中にフリーセル(!)をしていたが、全く支障を感じなかった。
しばらく前からこちらを使っているダンナに評価を聞くと、軽く進められたこともある。
まあ私より詳しい人間が使っていて不満がないならば信頼に足りるかと。
気に入らなければ他社製品を買えば済むことでもある。

引き算したくない

広告だから致し方ないのだが、よく化粧品の売り文句に「マイナス5歳」とかいうものを見かける。
見た目は美しいに越したことはないものの、個人的には若返っても嬉しくない。
肌に限っても数年ではなくゼロリセットでないと意味がない気がする。
若い頃から脂性なので、物心つく前ぐらいまで遡らないと美しかったことはないだろう。
まして見た目全般となると、若く見られて得するとは思えない。得したこともない。
「若いうちから老けて見える顔は、本当に年とってから若く見えるのよ」などとよく言われたものだが、つまりそれだけ昔(というより幼少時)から若く見えたことがないのだ。
カイロ師の友人も言っていたが、年かさなほど自動的に信頼を得られる職種というのもある。
#彼女自身はエステも提供しているので老けづくりもしづらいそうだが
まあ私の仕事は本業にせよ副業にせよ人前に出る必要がないので関係ないと言えばない。
人前に出るときは最低限の身繕いを心がけるが、それ以上の見栄えを自分に期待したことはない。
慣れないことをして第一印象を「かわいそうな人」にしてしまうより、「そっけない人」の方が無難だと思っている。
年上に見られても損はしないし、年下に見られても得をしない。
だのに若作りをする必要は今のところ感じられないのだ。

カルタ取り

支払い調書も届き始めたので、昨年分の経理処理にとりかかった。
経理処理というと大げさだが、収支記録はやよいの青色申告へ入力済みなので残る作業はファイリングのみである。
総勘定元帳を印刷して、その表記順に領収書類を並べて綴じていくだけ。
領収書の紙が小さかったら台紙に貼り付けたりもしているが、頭は使わない単純作業だ。
年明けにしていることもあり、この作業を何となくカルタ取りと呼んでいる。
感覚的には分かっていたことながら、今回(2009年)は雑費の出が少なかった。
交際費支出も意外と少ない。
それだけ手元に残ったことを喜ぶべきか、それだけ納税に回るのを反省すべきか。
確定申告の折には生命保険やら健保やらの控除もあるので、
まあ納税額が源泉徴収されている範囲を超えることは流石にないだろう。
……問題はその後、5月ぐらいに押し寄せる地方税と健保なのだが。それはそれで致し方ない。

遠隔サポート

メールチェックをしたら「SOS」なる物騒な件名のメールが。
差出人は母なのでいわゆる迷惑メールではない。
何のことやらと思って開けてみると、お気に入りの通販サイトにログインできないという。
その時に入力したパスワードも書いてあったので、まずは問題のサイトに行って試してみた。
ログインIDはメールアドレスなので間違いようがない(本人はIEに記憶させている)。
書いてあったとおりのパスワードを入力しても、大文字と小文字を入れ替えても確かに通らない。
どうせ全権委任されているので(ひどい)、本人に無断でパスワード再発行の手続きに進んだ。
というのも、「パスワードを忘れた方はこちら」表示があまりに小さく、分かりにくかったのだ。
リマインダを設定したのも私なので、すんなりと仮パスワードの発行まで進んだ。
そのまま母のメールアドレスと仮パスワードでログインし、登録情報を編集してパスワードをメールの通りに修正。
作業完了のメールを送ろうかとは思ったが、すぐ見ないかもしれないので電話した。
電話に出たのは父だった。用件を伝えたらやや呆気にとられていたようだ。

価値と課金

英日翻訳の話を聞いていると、中日翻訳は単価が安いと感じてしまう。
理由は、とその人達に聞かれたところで私には分からない。
一個の末端翻訳者で業界の構造が理解できている人などそんなにいるのだろうか。
あるいは普通なら分かるのに私の認識が甘すぎるだけなのかは分からないが。


「台北のマクドで夜にLサイズポテト買ったらもう1個もらえるってキャンペーンやってたよ」
という話をダンナから聞いてふと思ったのだが、日本人は中国語が読めるのではないのか?
彼は私の知る限り、中国語を使って仕事も生活もしたことがない。
上述の話は台北のマクドナルド某店へ入ったとき目にした中国語ポスターの内容だとのこと。
(私は別行動で書店街へ出かけていた)
注文は英語でしたのだそうだが、ポスターは読めている???


「普通の日本人」まで広げてしまうと大げさなのだろうが、センター試験の漢文が苦手でないぐらいの日本人なら、中国語の文意は分かるような気がする。
「細かいことや正確な意味には自信がないけど何となく」読めてしまうのではないだろうか。
多少は分かるだけに、「中国語ができる人」の相対的価値が低いのでは、と思えてならない。
英語だと知らない単語は調べるまで「未知の何か」だが、中国語なら漢字なので「不思議な組み合わせ」であって語彙そのものが全く未知ではない(気がしてしまう)のではなかろうか。


新しい取引先から中文和訳の仕事で高評価を頂き、「英語もやらない?編集ならできる?」と聞かれた。
かねてから「翻訳の仕事ができる」は「当該言語ができる」とは違う、と思っていたのだが、このお客さんもそう考えているということか。
話がやや散逸してしまったが、私が提供している価値は「中国語が分かること」ではなくて「相応の日本語が書けること」なのかな、と改めて考えさせられた次第。