チェーン店なので業態は様々かと思うが、今回は某フードコート内店舗。
その場で食べるかと聞かれたのでそう答えると、ただで麦茶をつけてくれた。
大納言あずき140円也。
何とも彫りが浅い印象。
鯛の目が肉眼でも確認できない。
薄皮の部類に入るのだが、全くぱりっとしていなかった。
ご覧のとおり芋あんが詰まっていたので、大納言とやらの印象も薄かった。
芋きん(きんつば)としては優秀な気がする。
次に買うなら黄金あんだな。
焼きたてスイーツ鯛小判本舗
洋風の焼き菓子も扱っている業態。
お好み鯛焼きなどもあるが、小倉あずき140円也。
ぱりっとさせておくためか、保温ならぬ通風保管。
薄皮のハネありで、ハネ部分まであんが入っていた。
よく見ると鯛の顎の下にある余白部からも少し透けて見える。
生地が皮としか呼べない薄さだが、ぱりっとして香ばしい。
あんはさらっとめの食感ながら容赦なく甘い。
濃いめの緑茶がほしいところか。
横浜くりこ庵
小倉あん130円也。
薄皮でない鯛焼きは初挑戦かもしれない。
生地がふかふかしてとてもよい香り。
これでもうちょっと甘かったら言うことなしだった。
あんは小豆の粒がしっかり残っている感じだが甘め。
縁日屋台のプチたい焼
番外編。近所の夏祭りに出ていた屋台。味は選べて9個300円也。
上には抹茶云々とあるが、実際はポークビッツだったりと不一致あり。
これは流石に鯛焼きとは認められない。
全くののっぺらぼうで、鱗はおろか目もないのだ。
粒あんは意外とあんこの味がした。
いかんせん、生地がやはり鯛焼きでない。ベビーカステラそのもの。
たい焼 たこ焼 「ゝ神-TENJIN-」
店名のとおり、たこ焼きも扱っている。小倉130円也。
いわゆる天然ものだが、保温ケースに入っていた。
太った鯛のように丸いのだが写真で伝わるだろうか。
生地は薄皮タイプだが、保温時間が長かったのか内面はしんなり。
香ばしい風味は充分に残っていた。
あんは甘く、ほくほく、ぎっしり。喉が渇いた。
ぎっしり詰まっているという表現がこれほどしっくりくる一匹もない。
ちか八
煎餅など他の和菓子も扱っている業態。小倉あん130円也。
恵比寿様焼きなるもののほうが有名らしいが、敢えて鯛焼きしか買わない。
ふっくら分厚く庶民的な感じ。
ふかふか好みの人にはたまらないだろうとは思いつつ、自分は薄皮派であることに気づく。
あんは正直あまり存在が感じられない。
島根中村屋 元祖ちっちゃい鯛焼
にほんばし島根館の軒先で営業。いろいろ12個400円也。
種類はランダムに混ぜられている。粒あん、カスタード、チョコ。
名前のとおり小さいため、主体は生地のふわふわ感。
店頭の能書きによると、こだわりの卵と牛乳を島根から取り寄せているらしい。
…これは鯛焼きと言うより人形焼きか。
銀座たい焼 櫻家
八重洲のキラピカ通り店。薄皮あんこ170円也。
ここは厚皮なるものが名物のようだが、栗入りなので今回は回避した。
大きさの違う複数の焼き型が並ぶ。
焼き上がり、ハネ部分をはさみで切り落としてから提供しているようだ。
薄皮とことさらに強調する薄さではない。むしろ噛むとあんこにめり込む。
あんこは甘みあっさり、食感さらさら。
たい焼き鉄次
東京駅にある大丸の地下一階。160円也。
ほぼ全自動で製造されており、まさに養殖品。
輪郭が鯛の形をしていない。レリーフとでも言うのだろうか。
生地が薄いせいかあんこの熱さが強調されて感じた。
甘さあっさり、食感ほくほくで、やや粒が少ない。
松田屋
総菜屋の鯛焼きコーナー。小倉120円也。
20匹ぐらいまとめて焼いている。
昔のコロッケ屋を彷彿とさせる包み紙ではある。
人肌程度の微妙な温度だったが、特に温め直してはくれなかった。
「うす皮」を自称している割に、上下両端の生地は分厚い。
味は確かに薄皮によくある軽い塩味。ふっくらでもない両端部は半端な感じだった。
あんは甘さ控えめ、ややほくほくした食感。
個体差なのかは分からないが、頭のほうよりも尻尾のほうにたくさん詰まっていた。