主任の先生に事情を話し、どうしたらいいか聞いてみることにした。
先生は少し考えた後、事前試験が要るかどうかと尋ねてきた。当然いらんわ。
いいです、と答えると彼女は確かに「学生課にお行き」と言った。
何でも明日から年末休業になるので今日のうち行っておいた方がいいそうである。
果して学生課に行ってみると、先生は電話中の様子。かつ用件を聞いてくる。
いいのかと疑いつつ退学手続をどうすればいいのかと問うや、向って右を指差した。?
受話器を置くなり一言、「教務課で聞きなさい」。あれ?話が違うぞ??
やむなく教務課へ行き、試験は要らないから退学手続をさせてくれと言ってみる。
それじゃあ簡単だとばかり、おねえちゃんは班名だけ聞いて何やら書類を持ってきた。
必要事項を書き込んで出せと言うのでその場で書きだすと、「書いてから持って来い」。
これだから教務課のおねえちゃんはタチ悪いって評判になるんだよ。
書くのは本国での住所、学籍番号、専攻に申請理由ぐらいのものだった。
ちゃっちゃと書いていたら五分とかからなかった。部屋と教務課の往復より短い(怒)。
見せるや、おねえちゃん眼鏡をちょっと動かして一言。「後で学生課ね」。???