日比谷図書館へ言語学の本を借りに行った。
図書館を囲む公園では既に蝉の声が。
こんな都会にこんな緑があるとは、と行く度に思う。
行きも帰りも新橋駅を利用したのだが。
新橋の街は滅多に来ないが、相変わらずでほっとする。
ごちゃごちゃしていて、どこかオヤジ臭くて、特に魅力的ではない。
しかし新宿やら渋谷やらには感じられない落ち着きのような何かがある。
現実だけが目の前に転がっている感じとでも言うべきだろうか。
飛躍した夢のようなものが辺りに見当たらない。
夢、ありゃいいってものでもないのかも。
そんなことをふと思った。