カード入れの整理統合

私が持っているカード類は、自慢じゃないが財布に収まりきらない。
最大46枚とかいうカード入れなるものを愛用していたのだが、
この最大というのが曲者で、各ポケットに2枚ずつ入れれば46枚という……
実際2枚ずつ何組か入れていたら使いづらくてしかたがなかった。
そこでふと手に取ってみたのが名刺ファイル。
外寸は手帳よりやや大きいが、カード類が1ページに3枚ずつ入る。
クレジットカードからスタンプカードまで発行元も内容も関係なく、
いずれも名刺と似たような寸法であることに改めて感心。
しかも上述のカード入れより一覧性がよく、探す手間が省けるようになった。
名刺ファイルの目的外利用によるカード入れ最大の難点は、脆さである。
利用するたびにカードを出し入れしていたらポケットの溶着部分が破れてきたのだ。
100円均一だったからと嗤う前に、目的外利用なのだから致し方ない。
確かに名刺ならファイルにいったん入れてしまえば出す需要はないなと思い当たった。
再び100円均一で似たようなファイルを買ったのだが、
気づいてみたら名刺ではなくトレーディングカード用と書いてあった。
店頭で手に取ったときには判らなかったのだが、よく見ると一回り大きい。
「名刺ファイル」から移し替えてみると少し遊びが出た。
やや不格好だが、けがの功名で溶着部分が傷みにくいかもしれない。
ともあれひとまず手元すっきり財布すっきり。

判読不能

長~い公文書の翻訳中に、別会社から依頼が入った。
「手書きはほとんど判読不能。客先了承済み」
例にならって画像PDFファイルが添付されているのだが、
確かに読めるところがない。
難しいとかいう問題ではなくて字が汚いのだ。
分からない文字を「?」に置き換えろと指示されても、
何文字なのかすら自信がない達筆?ぶり。
#中国語にドイツ語らしき別言語が混じっているので本当にわからない
原稿は6ページあったのに、訳せた結果はたった680字。
1ページあたり110字…….がんばってもそんなものだった。

母、かわいい。

昼間に携帯電話が鳴った。
出てみると母が私の最寄り駅まで来ているとのこと。
「この駅あたりで暇がつぶせる所なんてあるかい?」
咄嗟にお茶でもしようかと答えたのだが、ご所望にそぐわない様子。
そういえば菊の大会で神奈川に行くのだとか行っていたので、
連れがいるのかもしれない。
「どのぐらい潰すの?」
「4時まで」…..2時間弱だ。
「水族館ならうちの反対側にあるけど」
「それってどこどこ?」
「出口から交差点を渡って左の、……(略)」
「ありがと、行ってみるわ」
さほどお役に立てなかったような気もするが、唐突に聞かれたことだし、まあいいか。

エキサイト翻訳の頼もしさ

エキサイト翻訳は英語、中国語ともになかなかよい和訳をしてくれる。
長ったらしい文章をざっと見たいときなどに普段から重宝しているのだが、
新たな使い勝手の良さを発見してしまった。
表示される訳文が画面上で上書き修正できてしまうのである。
少々の手直しで使えそうな訳文が表示されたときなど、非常に便利だ。
更に邪道な用法としては、段落が長すぎてTRADOSのウインドウを表示しきれないとき
エキサイト翻訳のサイト上で対訳を作成してしまうというのがある。
大幅な修正というより自力で翻訳をするはめになっても余り損した気がしない。
原文と訳文が左右にきれいに並ぶだけでも意外と価値があるものだ。

たかが日本語入力、されど日本語入力

遂にATOK2007を購入してしまった。
MS-IMEのおバカさにつきあうのも訓練のうち、と何年も耐えてきたのだが
余りにも誤変換がひどいので、やはり「本物」を買おうかということで。
貧民九歳って……ATOK2007はもちろん?一発で「救済」。
だいいち私は年齢を漢数字で入力するなんて習慣はない。
数字はほとんどの場合アラビア数字で表記している。
どこで何を学習したと言うのだ。
そもそも私はパソコンなるものとのつきあいが長いので、
連文節変換とやらはほぼしない習慣がついている。
昔の入力方法では余り文意に即した変換が期待できなかったので
文節どころか単語単位で入力することにしているのだ。
そのほうが後から修正する手間は格段に少なかったと今でも思う。
MS-IME2000ぐらいまでは。
あの古川亨氏もブログか何かで糾弾されていたようだが、
最近のMS-IMEはそういうわけでとみにひどい。
珍しいほど昔の方がましだったソフトだ(と少なくとも私は思っている)。
ま、それもこれから特に気にしなくてもよくなる予定なのだが。
日本語入力そのものが仕事の根幹をなしているので、
生産性向上に投資したということになるのだろうか。
ちなみに、ダウンロード購入だったが領収書も発行してもらえる。
#5日ほどかかるとのことなので「もらえた」ではない。

登録面談

個人翻訳者としては初めての登録面談に行ってきた。
かなり広い会議室に通され、まずは緊張。
名刺交換をしたことのあるマネージャーさんが他のマネージャーさんと現れ、
まるで正社員の採用面談だと思っていたのだが。
ツカミで「ブログ拝見しました」と言われ和んでいいのか固まっていいのか。
先日の内容に触れられていたので単なるごあいさつではない模様。
まぁ世界中に公開しているといえば公開しているブログだし、
メールの署名にもアドレスをつけているので驚くべきではないのだろうが。
母以外に読者がいたとは(笑)
対応された方はお二人とも腰が低く話のしやすい人柄だった。
ついつい話が弾んで脱線してしまったりもしたが、聞くべき話は聞いてきた。
訳文を翻訳会社に提出するとき校正担当にも送るという方式は確かに初耳。
しかも校正戻りは毎回あり、反映させたものを正式納品にするという。
どこまでツッコミが入るのか(入れていいのか)質問してみると、
「正しいかどうかのチェックです」と明確なお答え。
頂いた資料は英語翻訳者用のものだったが、方針はすっきりまとまっているようだ。
どんな仕事がもらえるようになるのか、楽しみなような少し怖いような。

同じ発注元からの割り込み

昨日は昼間からやや大型の案件に取り掛かっていたのだが、
夕方になってその発注元である翻訳会社から別件での引き合いが来た。
内容は一般的で、量もA4で5枚ほどであるが、納期がちと早い。
難しくないので引き受けることにして、手元の仕事を中断した。
担当者いわく「11月は忙しいです」。確かに。
幸い、割り込んだほうの仕事は想像したとおりの難易度だった。
昨日のやり残しを置きぬけに片付け、早々に納品完了。
作業中と分かっている相手に割り込み発注をかけるとは、
この会社(担当者?)は納品の速さを当てにしているのだろうと薄々感じる。
まぁそれが私の取り柄というか翻訳仕事で発揮できる付加価値なのだが。

ここにも仕事の早いのがいた

某クレジットカード会社にカードの再発行を依頼したのは月曜日。
なくした訳ではないが、磁気が弱っているらしく使えなくなってしまったのだ。
1店舗だけならば読み取り側の問題も考えたが、累計3店舗。
これは使いづらいぞ、と電話した先は紛失届係。
「すいません、なくした訳ではないんですけどカクカクシカジカ」
「ではこちらで承ります。まずご本人の確認を……」
とつつがなくやりとりが進み、手続きには5分もかからなかった。
そして今日、早くも替えのカードが届いたのだ。
郵便には中1日かかるだろうと考えると、電話を切ってすぐに再発行?
審査の手間がなければそういうものなのかもしれないが、
それにしても対応が早い。
電話を切る間際「一週間ぐらいかかるかと思いますが」と言っていたのは
あまりに堅い読みだったということか。
ぃや、あっぱれ。

週末のようなもの

6倍速(?)で仕上げた案件から2日間、ぼーっと過ごしてきた。
半ば意図的に「何もしない」をしていたので、無為の空しさは特にない。
作業中には碌に目を通せなかったニュースサイトやらお気に入りブログやらを閲覧し、
気が向いたら愛鳥と戯れる、見ようによっては優雅な2日間の中休み。
数日なら脱力もいいのだが、余りに続くと自営業者ならでは?の不安に陥る。
実際、無収入が続いた時期もあった。
ところが今回は非常に間がよかったらしい。
いつも使ってくれている翻訳会社から大き目の引き合いが来たのだ。
今週と来週のスケジュールを聞いてきているぐらいなので、
およそ1週間ぐらいかかる案件なのではと想像。
原稿整理中につき発注は明日とのことだが、八割がた確定している。
することの予定があって終えられる「週末」は殊に気分がよい。

失礼しちゃう

和訳を専門にしている私は、翻訳と関係ない畑の友人からも日本語表現を相談されたりする。
どういう表現が実務的に正しいのかは日ごろから意識しているのだが……
「パン、失礼します」
某ファミレスにて。
この人はパンを下げようとしているのではない。配膳中。
続くおかずも飲み物も「~~失礼します」で済ませていた。
これはもしや「~~になります」の次の表現か?
ちなみに丁寧に言うと「こちらパンのほう失礼いたします」らしい。
失礼しちゃうわ、全く。
つっこみどころ:「失礼します」一回だけならさほど耳にひっかからないが
何で「失礼」なのかと考えたら「お話中のところ失礼します、パンをお持ちしました」では?
「お荷物そちらにお願いいただいてよろしいでしょうか」
岩盤浴屋にて。
この人が相手に何をさせようとしているか、この文だけで分かるだろうか?
答え:「お荷物はそちらにお入れください」
その場に居合わせたからこそ意図が理解できただけのような気がする。
つっこみどころ:誰にお願いするのだ。
目的語が省かれ過ぎて日本語が暴走ぎみなのだろうか。