みんななかよし

ついったーにはクラスタという概念がある。
大辞林 第二版 (三省堂)によると、クラスター [cluster]:〔同じものの群れ。集団〕
ついったー上のそれもまあ集団と言えば集団なのだが、誰がどこのクラスタなのか誰も定義していない。
ごくゆるい固まりを指しているようだ。
私の場合、翻訳クラスタと鳥クラスタに顔を出している。
いずれにもそれなりに結束や連帯感のようなものがあるのだが、特に集団としてのふるまいは見られない。
恐らく、そこがいいところなのだが。
翻訳クラスタは仕事つながり、鳥クラスタはペットないし趣味つながりである。
(逆に言うと、翻訳クラスタのペットはばらばらで、鳥クラスタの職業はさまざま)
私にとっては両者の性質の違いが面白くもあり、時として苛立つ元になったりしている。


どうしても、仕事の性質上もやもやと湧いてくる不平不満はあるものだ。
しかし何しろ孤独な仕事、本来は愚痴のはけ口など望むべくもない。
ところが、同じことを考え思い悩んでいる同業者は案外たくさんいたことが判明。
ちょこっとつぶやくと、たちどころに同情や同調の言葉が返ってくる。
同業ならではと思うのが「あるある」発言。
独特の快感のようなものがあり、自分もよくやってしまう。
みんなそうなんだね、以上でも以下でもないのだが、これがたまらない。
そして、会話が多く「あるある」を投げ合う間柄の人々は、会って話をしても面白い。
皆さん前向きなので、ほぼ何でも笑って流せるから。
尤も、前向きでない人の発言は読んでもつまらないので読み込んでいないというのはあるが。
見ているだけで励まされるのもありがたいし、自分が誰かを励ませていたらとも思う。
みんなひとりでやっているからこそ、なかよしなのかな。

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