最近やっと少し素直になってきた気がする。
従順であることは簡単だが、意識して素直になるのは難しい。
実は特に意識しなければ造作ないことだった。
できるできないとか考えるからできないとかいう感覚が生じていたのだ。
自分に素直になることはできても、自分に従順になれる訳はない。
従えている「自分」は誰なのかということになってしまうから。
だからなのかは解らないが、誰か/何かに対して従順になることは造作ない。
せいぜい少しの不都合か悲しみがついてくるだけで、目をつぶったままでいることができる。
ただ、目をつぶっていることに疲れを感じると急にむなしさがこみ上げるだけ。
素直でいいのに、と誰かの声がする。
誰?とか考え出したら多分もう素直ではない。
解っているし、気にしなければいいのだ。
少なくとも悪いことではないのだから。