舞い降りた天使とあいかわらずなボクら

同業仲間が集まるというので飛び入りで参加させてもらった。
飛び入りとは言え会場から最も遠かったのだが、そこはご愛敬。
生後4ヶ月のお嬢さん以外は会ったことのある人ばかりだった。


当然、全員の視線がお嬢さんに集中する。
満更でもないのか、お嬢さんは終始ご機嫌な様子だった。
お人形のように小さく可愛らしい造作、ぱっちりとした二重まぶたに黒目がちの目。
誰に抱えられてもその目を曇らせることなく、時々うとうとしては愛想を振りまいていた。
生まれた直後あたりの写真も見せてもらい、ひとしきりそのあたりの話題に。
お嬢さんを覗き込む人、写真に収める人、その人を撮る人。


そうこうする間も各人の携帯は容赦なく鳴った。
納期確認、引き受け拒否、日程調整。
メールを打ったり通話に出たり、別の意味でもにぎやかなものである。
集まっている非日常の中に顔を出す各人の日常。
祝日の前日となると駆け込みの依頼があったりするのは慣れたものだ。
そこから少しだけ仕事の話題になったり、近況を尋ね合ったり。
普段の連絡がない相手は誰もいないので、自分のことは後回しといった感じだった。


日差しのたっぷり入る瀟洒なカフェで仲間とわいわい過ごす午後。
個性的なおやつメニューもああだこうだ言いながらつつくと更に楽しい。
お嬢さんの力なのか、暖かく柔らかい空気に満ちていた。
みんなから、前向きというか明るい気分をもらえた気がする。


解散後はそのうちの一人と電車でお喋り。
近くに越してきたことを喜んでくれて本当に嬉しかった。
師走も近づきいつ時間が取れるかは分からないが、楽しみな予定が次々と。
だいぶ長い行程だったはずだが、彼女が乗り換えで去るまであっという間だった。

“舞い降りた天使とあいかわらずなボクら” への2件の返信

  1. お引っ越し作業も(おおむね?)落ち着いたようなので、改めてコメント。
    お引っ越しお疲れ様でした、アンド、おめでとうございます(って言うのかな)。機会があれば、ぜひまたお目にかかりたいと思います。できれば、ご主人ともご一緒に(まだ合流してない?)。

  2. ありがとうございます。
    作業と手続きの類はおかげさまで落ち着きました。
    これから師走に向かい忙しくなるかとは思いますが適宜お声を掛けていただければと思います。

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