来る時は来る

朝から珍しく電話があり、午後3時に入稿予定と称する引き合いが来た。
外出の時間分を差し引いて可能な納期を回答。
念のため携帯を手元に置きつつも、つつがなく会食を楽しんだ。


定刻になっても原稿は来ず、再調整して明日また連絡する由の電話。
まあ1日ぐらい遊びで終わっても許されるか、と会食を続行した。
状況を話すと相手もやや呆れ顔。
「再調整なら改めて断る権利もあるよね」
近況からすれば何日か休みを作ったほうが、と心配してくれたのだが。
断りがたい理由を話すとやや驚かれた。
なんのことはない、受注間隔がどれほど空くかという話なのだが。
「そうは言っても3日ぐらいすれば」
そんなことはない。
来る時は毎日でも来るが、最長で1月半どこからも来なかった実績がある。
桁違いでしょ、と笑うと目を丸くされた。
「それじゃ話も違ってくるね」
こちらの状況と気持ちは伝わったようだ。
話せることも聞けることも一個人の例に過ぎないが、交流してみると合点がいった。
外から自分を見直せる機会はありがたいものだ。
別れて帰途についた途端、よそから引き合いが入った。
こちらは納期まで決まっており、何枚できるかとの問い合わせである。
今朝の件を優先する理由もないので、そちらは勘定に入れず枚数を回答した。
言ったそばから、来る時は来るものだ。

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