コワーキングスペースなるもの

「コワーキング&シェアオフィススペース タネマキ」なる場所を体験した。
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机、電源、無線LANの用意があり、主にパソコン作業をしたい人々が席を借りる施設。
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利用客は個人だったり数人組だったりする。
打ち合わせや雑談をしてもかまわないが、飲食店よりはずっと静かだった。


バーのものだったと思しきカウンターには無数の付箋が貼ってある。
「全手動チェックイン」なる面白いしかけに使うのだ。
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利用者が付箋に名前と活動内容を記入し、座席表の上に貼っていくというもの。
名前も活動内容も真実を記載する必要はない。
概ね本当であろうと仮定して、利用者のほとんどはプログラマーのようだ。
しかし中には税理士や主婦などと書かれたものも。
そういう居合わせた利用客同士が、まず顔を合わせたら挨拶をする。
何度か会ううち雑談を交わすようになったりもするらしい。
オーナーも会話に参加し、ゆるいつながりや交流を何となく促す。
貸事務所というほど堅苦しくもなく、カフェというほど賑やかでもない。
照明は飲食店より明るく空調もしっかり効いているので、仕事場としては快適である。
孤独でもなく連帯感もない奇妙な空間ではあるが、何度か来ると変わるのだろうか。

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