体裁を取り繕うのがいまだに得手でない。
ことに発言はどうしても剥き身になるが、そんな自分は意外と好きだ。
視野が狭く器が小さいかもしれない。
大局に立って世界を広く見渡し「いいこと」を発掘できるほどの徳など勿論ない。
気の利いた優しい言葉なんてかけられない。
みんなの素敵なごあいさつになんてついて行けない。
あまつさえ人様の発言を静かに聞き流すこともできない。
ないない尽くし。まあ人間がなっていないのか。
でも多分、無用に他者を傷つける愚だけは犯していないと思う。
そして自分のことも。
当面、それでいい。
成長のなさに愛想を尽かす人がいても。
意識はできているし、頑張って踏みとどまるに値しないのは分かっている。
べきべき言わない。
それだけ。