知る人ぞ知る「おとちゃん」と遊んできた。
写真集を見る限りうちのこまと性格が似てそうなので並々ならぬ興味があったが。
天真爛漫で忙しく部屋中をぶんぶん飛び回るあたりはそっくり。
（同種でも人にまとわりついてばかりで動こうとしない子もいる）
人見知りして他人に寄りつこうとしないのは個性か本能なのか分からない。
操作中のパソコンやスマホに興味津々。
そして何故か男性が好きらしいのも共通点。
普段から奥様よりご主人にべったりらしいが、外来の我々に対しても…。
明らかに違うのは、ある種のお行儀のよさだった。
ご主人が特定の動作を見せれば、おとちゃんも特定の反応を返す。
「こうすると、ほら、鳴きますよ」と言えば本当に鳴く。
「こう飛んできます」そのとおりに飛んでくる。
そして何故かちょうど撮りやすい位置でちょっとだけ動きを止めるのだ。
普段いない我々に対する反応を除けば、他人目にも読みやすい行動をしていた。
気ままに遊んでいるようでも、呼ばれれば飛んでいく。
写真家に育てられて撮り方ならぬ撮られ方が身についているようだった。
道理でうちのが撮りにくいわけだ。
落ち着かないうえに呼んだぐらいで来る保証もない。
確実に呼び寄せようと思ったら専用の小道具が要る。
手を尽くして呼び寄せても飛んでくるか走ってくるかすら読めない。
先日はそこを無理に？撮ってもらったわけだ。
撮る人がプロでも被写体が素人かモデルかでは違って当然なのかもしれない。
一方、私とはインコつながりのはずのご夫婦からこんな素敵なものを頂いた。
インコの人ならぬ鯛焼きの人と認識されていたとは、ありがたいやら恥ずかしいやら。