ポストエディットなる業務を訳文校正に含めてよいものだろうか。
人間がではなく機械が出力した訳文の修正。
通訳業務を扱う某派遣会社からこんな求人案内が届いた。
ニューラル機械翻訳を翻訳者にとってもメリットのある形で工程に組み込んだ次世代産業翻訳のワークフロー開発に積極的にコミットしてくださる方を探しています。
・プロ翻訳者と同等の訳文品質評価能力を持つ方またはそれを目指して勉強中の方
なかなか高い能力と意識を求められているが、時給は語学力不問の一般事務相当。
むしろ私が以前やっていたOA事務の派遣社員より安いほどだ。
誰が引き受けるものかと唾棄するのは簡単だが、本当に誰なのだろうか。
言わば機械を教育して賢くする仕事に積極的な人とは。
うまくやればやるほど将来的に自分の首が絞まる仕事にしか見えないのだが。
幸か不幸か当該の求人は英日/日英の人材しか募集していない。
自分が対象外なのに心配しても意味はないが気にかかる。
そもそも対象者を絞らず配信している時点で信頼しかねるのは私だけだろうか。