メイポメロという柑橘に出会った。
平塚の農協で「ぶんたん×はっさく」との表示を見て手に取ったのだが、でかい。
皮に切り込みを入れてひねるとぱっくり剥けるはずだったが…。
不器用なせいか果肉まで割れてしまった。
柚子のような香りと晩白柚に似た苦みはあるが、酸味は少なくあっさりとした味。
内袋から剥がしやすく、食感は文旦に近かった。
もう少し追熟を待った方が美味しかったのかもしれないが、後の祭り。
何しろ初めて出会う果物なので1つしか買わなかったのだった。
近所で手に入らないことはほぼ確か。見かけたら手にしているに違いない。
それだけ文旦には執着にちかい感情がある。
勢いに任せて調べてみると、高知県には「夏文旦」なるものがあるという。
河内晩柑、ジューシーオレンジ、美生柑、宇和ゴールドと同義語と知って拍子抜け。
味は好きだが食感が文旦とはほど遠いではないか。
一方その類は収穫時期によって味わいが違うとの情報もあった。
5月後半から6月に収穫されるものは文旦に近い食感らしい。
ちょうどその時期は手頃な果物が希少なので、今年は狙ってみよう。