この1ヶ月、多くの方から色々なものを頂いた。
物だったり、時間だったり、言葉だったり、どれもがありがたい。
何よりも、そこまで気に掛けていただけたこと。
勤めていた頃の送別会でこんな気分を味わったことはなかった。
その時々の職場の方々にもよくしていただいていたし、それはそれで嬉しかったのだが。
こちらの受け取りよう、気の持ちようなのだろうか。
昔から友人知人が少なく、ともするとネットでは自慢げにそれを強調してしまうたちだ。
人様と接触するのはいまだに苦手ではあるし、何も偽ってはいない。
それでも会ってみたい、会いたいと思える人のいる幸せ。
また、そう思っていただける幸せ。
人見知りなだけで本当は人が好きなのだろうか、否そんなことは今はいい。
好きな人がいる。それだけでいい。
消息を絶つわけでもなければ二度と戻らないわけでもないのだが、何だろう。
淋しさでもない、名残惜しさでもない、この感覚。
固定の表現を探すべきではないものかもしれない。
誰にもさようならとは言っていないし。
ネットだろうと電話だろうと、連絡が取り合えるのであればそれでいいとも思っている。
改めて感謝を伝えたいとは思っているが、それも何か失礼な気がしてならない。