これは働いてないだろう

昨日から、それまで会社仕事でしか使わなかったパソコンの使い方をしている。
夥しいデータファイルの山から複数のデータを抽出し、一つの書式にまとめる作業。
どこかの会社からもらった仕事というわけではなく、ダンナの手伝い?である。
あわよくば家業にできそうな事業の種を拾ってきたのはいいものの、
勤め人が副業でやるには情報量と暇が足りなさ過ぎるらしい。
それで私ができるところは分担しようか、というわけで上記の作業をしている。
が、「作業している」の主語はパソコンであって私ではない。
私の実働はせいぜい十五分。
Excelにちょこちょこマクロを書いて調整して、あとは実行あるのみ。
実行段階になってしまったら私本体にはすることがない。
そういえば会社仕事で似たようなことをしていたときもよく手持ち無沙汰になった。
ある意味、私にしかできない作業をしているのだから、卑屈になることはない。
でも退屈のあまり卑屈になりかけたことが何度あったか。
あの頃はあれで普通に給料が出ていたんだなぁ、と遠く思う。

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