家庭科雑感

中高生当時は体育の次ぐらいに苦手だった家庭科。
不器用な私は実践が苦手だったうえ、受験の役にも立たないのが気に入らなかった。
でも実はかなり肝心な生活そのものには五教科よりはるかに役立っている。
カレーの材料、ボタンの縫い付け方、……、
掃いて捨てるほど稼げる人を除いてはかなり使える知識だったのではなかろうか。
が、家庭科の授業には最も肝心なところが抜けている(た)。
昔よく兄と言っていた記憶があるが、家庭の「作り方」がない。
衣食住の「作り方」は入口程度にどれも書いてあって教わってきたが、
そもそも家庭そのものの作り方がないではないか。
当時のネタは出会いから結婚のプロセスが授業にないという笑い話だったのだが、
そういえば家計についても全く学習機会がなかった。
諸外国では経済を習うところすらあるそうだが、いいのだろうか。
家計運営やらなけなしの資産運用やらは、本屋に行けばその手の本が結構あるが
自主的に調べる(探しに行く)必要があっていいものだろうか。
社会に出てから青くなって見に行って、間に合っているだろうか。

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