マイペース

先週あたり何かと他者に振り回されるような日々が続いていた。
振り回されて迷惑だと感じるならば自分が毅然としていればいいこと。
特に迷惑でもないならば振り回されているなどと意識しなければ済むものだが。
なかなかどうしてそうも行かず調子を崩していた。
世間様に言うところの三連休でそこそこ復調したので自分のペースなるものを考えてみる。


一般にマイペースというと「ゆっくり」がついて回る気がするのだが、私は例外なのだろう。
「のびのび」でもない。むしろ「かっちり」だ。
意識してゆっくりと時間を過ごすことはできるようになってきたが、それともまた違う。
ことを進めるにあたってゆっくりしていられない性分と言う方が近い。
短絡的で性急というほどではないつもりだが、何事もさっさと進めるのが好きだ。
事前に見積もった工数以内で片付くと気分がいいのは誰でも同じかもしれないが。
ただ、その工数を見積もる手間はしっかり取っている。
あまり厳密に線を引いてしまうと首が絞まるのは春先に学んだので、余裕分も考慮。
その余裕分の「予算」の中で外出したりもできるようになってきた。
何年もこの仕事をしていて恥ずかしい話だが、なかなかできなかったことである。
仕事以外は何でも後回しにしてばかりいたのだ。
たいていはそれで済む程度の案件ばかりなので「え、仕事してたの?」となっていた。
それが、まとまった規模だったり納期見合いで作業量が指定されたりすると話は変わる。
どこまでを何時までに、と線を引いておいて進捗管理をしないと落ち着かない。
そのペースの計算、配分、実行(、再計算)が私にとってのマイペースだと気づいた。
恐らく、似たような業態の人々にとっては当然すぎて意識することもないものなのだろうが。

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