本業も副業も時給いくらの仕事ではないのだが、諾否の検討には工数の概念が要る。
必要な作業量の見当が付いてこそ、もろもろの予定も立てられるというものだ。
たいていの場合、文字数ないし原稿枚数の概算を聞いて所要時間を考える。
損得勘定
打診された案件の諾否は報酬だけで決められないものだ。
よほどのことでもない限り断らないようにはしているが、その条件は明示できない。
手の内を明かせないというのではなく、一概に決められないからだ。
文字
何でも屋を自認する私は、原稿の内容が分からないという理由で仕事を断ったことがない。
ただし最低限の前提条件として、文字が読めなければならないのだが。
自身もかなりの悪筆ながら、手書き文字が読めなくて断る案件は毎月のようにある。
ささやかな矜持
某所で冗談半分に言っていた「和服で仕事」を実現した。
まだまだ着装に時間がかかるが、どうにか自力で形になったのでよしとする。
国際取引
久々に国際電話がかかってきた。
相手の言っていることは聞き取れるのだが舌がついて行かない。
メールで何とかするかという話にだけ持ち込めて幸いだった。
まつりばやし
近隣は古くからの街らしく、大小の伝統行事がまだ残っている。
この週末は各神社で秋祭りらしく、ほぼ路地という路地が神社の旗幟(?)で埋まった。
神社ごとに色柄が違うので、境界に当たる交差点などは目も眩むにぎやかさだ。
二人と二羽
「ショックでした」
予想外の、かつ予想どおりの言葉にどんな顔をしてしまっただろう。
そこにある小さな幸せ
素直で、無遠慮で、元気で、優しくて、全く飼い主に似ていない。
呼んだからといって来てくれるとも限らないが、ちゃんと分かっている。
人の元気が足りないと、決まって肩でさえずり続ける。
もういいから、と断っても、苦笑が出るまで離れない。
苦笑でいいから笑えと促しているかのように。
ちょっと笑ってため息をつくと、機嫌を良くしたかのように飛び降りて走り出す。
普段なら視界の果てまで飛んでいってしまうのに、そういうときはいなくならない。
ちょこちょこっと振り返り、視線を確かめてからまた走る。
あるいは誘ってくれているのかもしれない。
振り返った頃合いを見計らって指を出すと、待ってましたとばかりにちょこんと乗る。
それでも無遠慮なのですぐ飽きて降りる。
何もない少し寂しい日常をいつもにぎやかにしてくれている。
いつでも、たぶんどこでも、この子がいれば優しい日常。
立場
権限を伴わない責任を負わされると最大限のストレスがかかる、と何かで読んだ。
こういうとき出典を控えていないのが些か悔やまれる。
基準の基準?
職務経歴書の肥やしにもならない昔、ISO9001/9002の社内監査に関わっていた。
初めての仕事らしい仕事だったのでぼんやりとは覚えている。
図書館で実務書を見かけたのでふと手に取ってみた。