決まらないもの

仕事机は週末まで残す方針が決まっている。
生活用品は半分ほど梱包した。
どうしたものか扱いを決めかねているのが衣類だ。


夏物は流石に無用なので真っ先に梱包した。
冬物も外出着やワンピースは時期にそぐわないので当座は要らない。
残るは向こう一週間ほど何を着るかという問題だけなのだが、決めかねて困っている。
関西と関東の気候差もさることながら、狭い行動範囲内ですら陽気が定まらない。
昨日の暑さと今日の肌寒さ、朝晩の冷え込みと日中の直射。
おしゃれ以前の問題だ。
薄手の服を何枚か重ね着して調整することにはしているのだが、いまいち落ち着かない。
重ね色目とまでは言わないが、やはり恥ずかしくない組み合わせは限られている。
いっそ数枚に絞り込んで、まめに洗濯したほうがよいのだろうか。
一方でそこまでして箱詰めを急ぐほど枚数があるようにも思えない。
しかし保留すればするほど後で苦しくなりそうな気もする。
かつて「服を買いに行く服がない」とかいう悪い冗談が流行っていたが、それに近い気分だ。
外を歩くのが恥ずかしければ家に籠もっているまでとも思うものの、実際はそうもいかない。
何も高望みはしていない。ただ暑からず寒からぬ格好をしたいだけなのだが。

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