昼食の仕度をする必要がなかったので、近くの日帰り温泉に行ってみた。
午前中の半端な時間だったせいか、混雑している感じがなく快適。
ゆっくりするつもりが短時間で満足してしまった。
不思議だったのは客層。
やたら訛った中国語のようなものを話す人々と、ラテン系言語を話す人々が多かった。
半分が日本人、残りはそういうわけでどこの人だかよく分からない。
観察するつもりも凝視するつもりもなかったのだが、賑やかなのでつい目が行った。
露天風呂には「住宅街です。大声はご遠慮ください」と書かれているが日本語のみ。
そもそも英語で書いてあったからといって読む人がいるのか疑問ではあるが。
ともあれ守られなかったのはその注意だけのようだった。
誰もが普通に掛かり湯を浴び、隠すところを隠して歩いている。
その辺りの説明は日本語ですら掲示されていない。
まあ観光地ではないので皆さんある程度ご近所で慣れていらっしゃるのだろう。
彼らの日本語を耳にする機会はついぞ訪れなかったが、使えるに相違ない。
国際都市というのはこういう側面もあるのか。
様々な様相、言語の人が普通に暮らし、また周りの人もそれを気にしない。
いちいち不思議に思っているうちは甘いということか。
むしろ自分のほうがよほどガイジンな気がしてきた。