母にようやくアロマオイルが届いた由。
2月下旬に放送されたとある番組で紹介されていたのだそうだ。
そこから起算すると入手に1か月どころでなくかかっている。
春彼岸に帰省した折お使いを頼まれ安請け合いした。
田舎では専門店も1件しかないので買いようがないのだという。
頼まれた精油はどれも基本的なもので特に珍しい種類ではなかった。
番組から1か月も経つしどこかしらにはあるだろうと思っていたら大誤算。
行動範囲内にあるアロマ専門店でも雑貨店でも欠品。
某専門店では「TVで紹介された種類は次回入荷日未定です」との掲示があった。
どこもかしこも、特定の4種類だけが欠品している。
ネットショップ各店でも似通った状況。
ようやく「在庫なし」表示のない店を見つけたので注文してみた。
すると、注文確認の応答メールに3日。しかも内容は
現在、たくさんのご注文をいただいており商品を順次発送しております。
お待たせしており大変申し訳ございません。
発送予定：4月3日～5日
在庫があるのかないのか分からない。
うまいことやられたか、と思いつつ、他に選択肢がなかったので静観することに。
別途アロマペンダントなるものも所望だったので、他店からめぼしいものを送った。
注文の手続きが済んでから、ふと輸入を思いついた。
中国ではそもそもの流通量こそ少ないが、日本のTVの影響は受けていないはずだ。
（国内で）欠品中の店はどこも4月以降の入荷とある。
もしかすると個人輸入したほうが早く届くかもしれない。
と思い立ってすぐ手配してみたのだが、今現在その荷物は税関にある模様。
送料を惜しんでまとめ買いを企んだのが悪かったのだろうか。
そもそも母がその精油を求めた動機は「認知症に効くらしい」という情報だった。
日本中の該当する精油が買い尽くされるほど、心配する人がいたということ。
自身のため親のために初めて買い求める人が殺到したと聞いた。
一方で納豆やココアのように一過性の流行で終わるのかが気にかかる。
朝晩2回、数滴ずつの使用で長続きする人がどれほどいるだろう。
自分なら認知症以前に面倒で忘れてしまいそうだ。
アロマオイルは本物であればおいそれと増産できるものではない。
単価も納豆の比ではないので、在庫のだぶつきに陥らないといいが。
尤も腐るものでなし、極端な量でなければ損失には至らないかもしれない。
むしろ長続きする人が大勢いた場合のほうが厄介だろうか。
しまいに何を心配しているのか分からなくなってきた。