最速入金

また取引先が増えた。
所在地を調べたところ五反田にある会社なのだが、なぜかやりとりは英語。
少額決済ということもあり、料金をPayPALに振り込みたいと提示された。
特に何も考えず「じゃ、このアドレスで送ってね」と返信したところ。
まさか納品して数分後に入金されているとは思わなかった。
しかも入金先アドレスが表示用のではなくgmail宛になっていて二度びっくり。
慌ててPayPAL口座にgmailアドレスを追加し、まあ送金を受けることはできたのだが。
てっきりgmail設定は「From:」に表示用アドレスが来ていると思っていたのに、
実は「Return To:」に入っていたということか??
#翻訳料金が即日もらえたのは、生まれて初めて。
 売掛が立つまでに1ヶ月かかる相手すら珍しくはない。
 まして今回、売掛帳票(請求書/Invoice)を送ってすらいないのに。びっくりびっくり。

「普通」ほど難しいものはない

「難易度が低い一般の文章なので、少し安くなりますが」と引き合いが入る。
お金を払う方からみたら、簡単なほうが価値は低いであろうから料金も安くと考えるだろう。
裏返しで、専門性が高い文書ほど受注単価(料金)は大きくなる。
しかし実は(少なくとも私にとって)「普通」の人が使う「普通」の文章が最も難しい。
そのことに気づくのに五年もかかってしまった……。
「普通」の人が「普通」どう思ってどう表現するのか考えるのが実は大変なのだ。
専門性が高い文書ならば「業界の人」が誤解なく情報をやりとりするためにどう表現するのかを考える。
両者は目的も性質もかなり違うのではないか。
他人様から見ればそんなことは自明かもしれないが、気づかないときは気づかないものだ(反省)。
そしてもう一つ簡単(なはず)だが重要なこと。
普通の他国の人が考え、思うことを普通の日本人のそれに訳すこと。
これが思った以上に難しい。学習歴十余年でも実務歴五年でもまだまだ足りない。
「そんなこと普通の日本人が考えるかいな」と自分の脳内で抵抗が出てくるのだ。
しかし思ってもいないことを話す(書く)態度は「普通」でも「自然」でもない。
暫定対策として私は「そういう判断(感情)を招くのはどういう状況のときか」をさんざん考え、
「その状況なら仕方ないかな」という妥協点まで脳内人物を追い込んでそこで考えさせることにしている。
器用な人、本当に優秀な人ならそんな苦労もなく訳出できるのだろうか。
ただの考えすぎだろうか。
答えはまだ出ない。

訳抜け探し

全部で90枚か100枚かという大量の案件を受注。
一週間かかりきりでどうにかやっつけた。
が。目を通してみると訳抜けがちらほら出てきた。
どうしても抜けてしまうのは後で潰す必要がある。
目視で三週してもまだ見つかることに業を煮やしたり落胆したり。
そこで思いついたのはEXCELの活用だった。
原文を左、訳文を右の列に貼り付けて同一かどうかを式で判定。
フィルタをかけると……まだ6件あるorz
ともあれこれで何とかなったので、メモがてら書いておく。

「迷惑」扱いされると「迷惑」

受注できるか読めなかった大型案件が、昨日になって正式発注された。
翻訳会社の説明によれば原稿は今日もらえるはず。
さて、今日のいつだろうか。
待てど暮らせどメールが来ない。本当に日が暮れてしまった。
間によっては割り込みになる他社案件を引き受けて作業の合間にメールチェック。
やはり受信トレイに新着はない。
ところがふと迷惑メールを消そうかと一覧を見たら、……ある。
これまで一度も迷惑メールに分類されたことのない会社からなのに。
誰かが間違って分類したとも思いがたい。
「迷惑メールを解除」して添付された原稿を見ると、うっすら分かった。
添付のZIPファイルがウイルス検査できないから「迷惑」だったらしい。
パスワードのかかったファイルだったので中身が見えなかったのかは不明だが、
いずれにせよ危うく一晩見過ごすところだった。

カルチャーセンターの中国語教室

春に漢語水平考試を受けてみたところ、聞き取り能力のなさに愕然とした。
まぁたかだか半年の留学で一生ものの語学力がつくわけはないし、それから十年も経っているのだが。
総合成績は「二年間留学した者の最低レベル」だそうなので、ぼちぼちなのだ。
読解やら文法やらはほぼ満点だったりするので、明らかに聞き取りが足を引っ張っている。
そこで一念発起?今月から某カルチャーセンターの中国語教室へ通ってみることにした。
毎週水曜日に1コマずつなのでたいした学習量でないことは自明だが、「毎週」がいいかとは思う。
教えてくれるのが大学講師をしている先生というのも魅力に感じた。
かくして先週と今日、「上級中国語」に出席してみた。
・受講者の平均年齢は私の倍ぐらい。15人のうち同世代は3人?
・半分以上の人が電子辞書を持ち込んでいる。
・以前から通っているらしき人々の教科書には蛍光ペンやら鉛筆やらでおびただしい書き込み。
・教科書の難易度は大学の中国語II程度?辞書を引かなくてもすらすら読める。
何だか懐かしいような遠い世界のような違和感を覚えた。
語学の授業には辞書がつきものだし、紙の辞書がかさばるのも道理。
平日の日中に時間が取れる人が親世代であってもおかしくないと頭では分かるのだが。
なにやらいわくいいがたいものが漂っているというか淀んでいるといおうか。
「はい、そこの訳お願いします」と指名されたはいいものの。
訳文はとっくに脳内でまとまっていたのに、原文と同じ順序で直訳調に再生するのは難儀だった。
そもそも学生の頃から直訳は苦手だった(ので英語の成績はいまいちだった)ぐらいなので、
逐語訳っぽい訳文の読み上げのような答え方をしてしまい、周りに変な顔をされた。
……とか考えるのは自意識過剰なのだろうか。

これがプロの日本語かいな?

普段お世話になっている翻訳家向けソフト、TRADOSは数年前SDL社に買収された。

それ以来、年に数回SDL社からキャンペーン案内のようなものが来るのだが。

翻訳者の皆様へ

来たる9月30日(火)のインターナショナル翻訳の日を祝して、私達は専門用語集の管理について、アンジェリカ ゼファスとともに専用のウェビナーと特別な提案をご用意いたしました!

こんなひどい日本語、プロが書いたとは思えない。
たとえ神聖不可侵なる原文があって、めいっぱい素直に忠実に訳出しようと努力した、としてもだ。
よりによって配信の相手はプロの翻訳者のはずである。
我々(翻訳者)はツッコミを期待されているのだろうか…?
ちなみにSDL社は翻訳会社である。

副業ふたたび(おかわり?)

日曜に電話が鳴るとは珍しいと思いつつ出ると、例の先生からだった。
例に倣って話も唐突、かつほぼ既定事項。
夏に手伝っていたデータベース変換の規模が拡大したとかなんとかで、
「Accessのバージョンいくつだっけ?1GB制限あるやつ?」
ありますが何か。(1GB制限:ファイル容量が1GBを超えると操作が利かなくなる)
普通、フリーランス翻訳者がAccessなんて持っている方がむしろおかしい。
翻訳仕事に使う機会なぞ全くないし、会計管理にも専用ソフトがあるので出る幕はない。
「ま、難しいことはよく分からないからうまいことやって」
そう来ると思いましたよ、ええ。
「DVD何枚か送るから、住所メールして」
引っ越しましたハガキをいちいち探せと言うほどケチでもないのでメールすると、
その返信で「10GBぐらいあります」……10GBって。
どのぐらいの量かというと、私のここ5年間の翻訳仕事全部の4倍以上ある。
元データのテキストだけで10GBということは、作業時に必要な容量は軽くその倍はあるはずなので
俄にHDDの容量が心配になった。
愛機本体のHDDだけでは心許ないので、外付けHDDを持ち出しておもむろに大掃除。

癒されない痛み

肩こりが苦痛になってきたので中国整体院なるものを訪れてみた。
似通った名前や業態の店が密集した地区だったので迷子になったのはご愛敬。
問題は、余りにも痛い(←過去形ではない)こと。
帰ってきた今でもその指の跡が痛いのはもしや内出血?
私を担当してくれた人は日本人らしかったのだが、「痛い」と言っても「そうですか」で続行。
過剰に無口で、こういうところによくある「どこそこが悪いんですね」の解説もなかった。
全身あちこちが悪かったのか、痛みに過敏(我慢がない)のか、一体どうなってるんだ私。
ふと、痛さのせいで全くリラックスできなかったことに気づく。
当初の目的は肩こりの緩和であって別に癒しは求めていなかったと思うのだが、
意外にないと不満なものなのだな、と他人事のように眺めているところ。

理系な美容師

美容学校に理系も文系もないのは百も承知の上。
敢えて野田にあるact Acors吉岡さんはいい意味で理系だと主張したい。
大阪近郊で美容室を探している「美容室でのおしゃべり」が苦手な人には全力でおすすめ。
・すばらしく手際がよい
 動きに無駄がなく、カットの手さばきなどは見ていて飽きない鮮やかさ。
 全く迷わず鋏を進めている感じがする。
・わかりやすい言葉で受け答えしてくれる
 髪型の変更提案をしてくれたのだが、難解な用語が全くない。
 「ここまで切って、ここからこう出します」と鏡で分かりやすく説明してくれる。
 素人でも理解しやすく、後で検証することさえ可能。
手入れのしやすさを気遣ってくれる
 リンク先にも紹介文があるが、
 「ここは切る」「ここは残す」の判断材料に手入れのしやすさも入っている。
 簡単なセット方法やアレンジも教えてくれた。
・気取っていない
 たまにいる(そしてとても苦痛に感じる)人好きぶりっ子な感じがしない。
 挨拶程度のやりとりはするが、薄っぺらい会話をふってこないでくれる。
 かといって気まずい沈黙が流れたりしないので安心できる。

結論:一人旅は物足りない

地下鉄の始発とリニアを乗り継いで浦東空港へ。
今回は本当に辞書を買い込んだだけで旅行らしいことは何もしなかった。
雨に見舞われたこともあるが、やはり連れがいないと面白みがない。
食事やら買い物やらの時間が勝手にできるのは楽と言えば楽ではあるが、
それ以上のものがない。
今回は上海航空を利用したのだが、思いのほか対応がよかった。
チェックイン開始予定時刻より30分も早くカウンター前に着いたのだが、
すでに受け付けを開始していた。
搭乗案内もバス移動のためか予告より20分ほど早く、待ち時間が少なくて快適だった。
尤も離陸許可がなかなか出なかったので早く出たり着いたりはしなかったのだが。
復路便は往路便より日本人しかも団体客の割合が高く、無駄に寂しかった。