純粋なる魂の為せる仕事

おとちゃんノートで紹介されていた、松山秀太郎 ペーパーモデル展に行ってみた。
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私ごときの携帯写真で心苦しいが、この作品達を目にして言葉は要るまい。
ため息やら賛辞やらはいくらでも出せるが、どう評しても失礼な気がする。
この写真では縮尺が分からないかもしれないが、「新聞車ク 3形」とあるほうは新聞紙である。
新聞の文字の大きさに比して見ていただきたい。
他の作品も同様の精密さで創られていた。
開催日時が限られているのが惜しまれてならない。残すは9/11(日)13:00~18:00のみ。


実物を見たとき、文字通り息を呑み、言葉を失った。
特別でも何でもない紙で、これだけ精密な模型が創られている。
秀太郎君の親御さんに話を伺ったが、電車の実物よりも、古い本やテレビ映像などが元だという。
「ほとんどが空想の世界。家の部屋には(仮想の)地名がついてるんですよ」
見たものからイメージを膨らませ、立体化してしまう能力。
個展ではキットと称する組み立て前の一式も並べられていた。
細かい立体造形のための展開図を切り抜いた状態のものである。
(本当はそちらを撮りたかったが光が得られなかった)
小学生だとか障害があるとかいう先入観は無用、むしろ邪魔だ。
純粋にこれだけのものを作り上げ、そして多くの人が応援している。
とてもいいものを見せてもらった。

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