またひとつの縁

食事会ということでダンナの実家に行ってきた。
同じマンションの上階に住むダンナの叔母と、隣町に嫁いだ義妹夫婦も同席。
すき焼きをつついての送別会となった。


総勢8名にもなるので2卓に分かれ着席。
あまり話す機会がなかった義妹の婿殿(養子ではないが)と向かいになった。
独特の感性を持ったなかなかの好青年だ。
鍼灸師なのだが情報機器に明るかったり甘党だったりと話題が広い。
女性陣が口を開いている間は悠然と聞き役に回っているが、呆れたそぶりでもなかった。
誰が専門のことを聞いても、当然のようにさらりと分かりやすく教えてくれる。
勤務先のみならず業界全体に対する認識も更新し続けているらしい。
試したり挑発したりする意図はなかったのだが、ついあれこれと話し込んでしまった。
(端から見ていたダンナ曰く、私をいつ止めようか心配だったとのこと)
平生どれほど勉強しているのか、何につけ引き出しが多いのだが微塵も驕るところがない。
義妹も実に素直で爽やかな子だが、本当にいい人を見つけたものだと思う。
偉そうに構えて感心している暇に、気を引き締めて足元を見直さねば。
学ぶべき相手の多さには恵まれたものだ。

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