貴重な自分の時間

同業つながりの友人(と呼んでももう失礼ではないはず)が近場まで遊びに来た。
商店街でお好み焼きと鯛焼きを食べてカラオケ3時間。
食事をしながら、歩きながら、特に何を話したというわけではない。
歌っている間もそれぞれの歌手やら曲やらの話題しかなかった。
カラオケボックスを出て「スッキリした。楽しかった。ありがとう」と駅に移動してから暫く立ち話。
出身地でないこともあって遊び友達もそうはいないよね、というあたりが主題だったのだが。
年齢こそ近いが、家族構成も就業形態もまるで違うので、住んでいる世界が同じとは言い難い。
それでも共感できるところは結構あったし、私の話にもかなり同情してもらえた。
「今の生活が優先だから」
「とっても貴重な自分の時間だから」
無用に他人に振り回され、ペースを乱されたくはない…。
私の場合は彼女ほどくっきりと自分の時間というものが縁取られていないのだが、全く同意する。
この「無用に」というのは私の解釈であって、決して彼女がそんな冷たい言葉を放ったわけではない。
勤めていたり、子供の送り迎えをしたりしていると、参加せざるを得ない人間関係がある。
生活の必要上そこは円滑に進めたいものだが、最低限にしておきたいと。
それ以上の言葉は続いていなかったものの、さぞや日常が大変なのだろうと思う。
改めて、自分のあまりに気楽な「ご身分」をかみしめた。
また、その最低限の付き合い、貴重な自分の時間という中でわざわざ会いに来てくれたこと。
光栄と言うと大げさだろうが、ありがたいことだと素直に思う。

距離感

かなり親しいと思っていた相手との距離をふと意識してしまうことがある。
当然かどうかは分からないが、実は自分が信じていたより遠かったのかという疑問が湧くのだ。
こちらからの働きかけに反応が薄いとき。
相手にそのつもりがないにも関わらず、何かの偶然でそうなる場合もある。
また、相手の新たな一面を知ることで、実際に遠かったのだと認識することもある。
関係性の認識にずれがあったと気づくこともあるし、
そもそもの働きかけが無意味だった可能性も否定できない。
そして、これは当然だが、その答えを提示してもらえることはない。
働きかけを変えてみるしかないと思うものの、大抵そういうときは代案が浮かばないものだ。
ひたすらくよくよしてしまうか、見なかったことにしようとしてしまう。
それで何ができるのかと言うと、何もできない。
まずはできる限り辛抱して相手の反応を待つことにしている。
辛抱ならなくなった時には、苦し紛れにでも思いついた方法で働きかけ直しているのだが。
本当に遠かった場合、気にしないに限るのだろうか。
熟慮ならぬ悩みの末にとった言動が、逆に誤解を与えていないだろうか。
誤解を与えたとしても、解決できれば結果的には問題ないのかもしれないが。
どうも今一歩のような気がしてならない。
それでも朝は来るし、職業生活には支障ないのだが。

たい焼き本舗 豆の匠

商店街のど真ん中にある、若々しい感じのお店。
小倉あん100円也。50円のものもあるが訳ありっぽいので100円のほうを選択した。
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珍しく先客がいなかった。
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自称「薄皮」は焼きたてではなかったが、皮はぱりっとしていた。
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他店の「薄皮」より上下がやや厚ぼったいが、食感は悪くない。
あんはさらっとしていたが甘さがきつかった。
立地のせいか食べながら商店街を歩いている親子連れを多く見るが、お茶がないとちょっと無理。

たい焼き神田達磨

羽根付き鯛焼き(店舗HPの表記による)140円也。鯛焼きはこの一種類のみ。
名前のとおり、本店は東京神田。
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あんを乗せているところだったので、ちょうど焼きたてにありついた。
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この写真では伝わらないかと思うが、鯛本体は小さい。
「羽根」まで含めて他店の鯛焼きぐらいの大きさだった。
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あんはややさらりとしている。あっさりめ。
皮にほんのり塩味があり、最中のような風味だった。
やはり「羽根」は湿気りやすい気がする。
軒先にベンチがあったので座って食べていたら、ほうじ茶を出してくれた。

薄皮たい焼き_たい夢

小倉あん、130円也。
フランチャイズで全国展開しているらしい。
そのせいか、店構えはこぎれいで明るい感じだった。
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焼き型の写真をご覧のとおり、焼きたて渡しではなかったのだが。
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存外かりっとしていた。噛んだ瞬間かりっと音が聞こえたのは二店目。
薄皮を名乗るだけあって中のあんがところどころ透けて見える。
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あんこはややねっとり、しっかり甘め。喉が渇くほどではないが。
苦めの中国茶と合いそうな味わいだった。

小椋商店

テレビなどの取材も入ったことがあるらしい名店(?)
一匹ずつ鉄の型で裏返しながら焼く「天然」型のお店。
種類は自家製あん一種のみ。100円也。
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型は一つ2kgあるそうだ。裏返して置くたびに渋くいい音がする。
数人の列ができていたものの、「並んだのは初めて」との声も聞かれた。
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しっぽが長い。本物の鯛よりも長いような気がする。
ちょっぴり焦げた香ばしさが漂う。
甘ったるい芳香ではないが、食後にもほんのり指に残った。
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鯛焼き自体が薄いのだが、この写真で伝わるだろうか。
撮影している間にあんこの水分が回ってしまったらしく、折角のしっぽがかりっといかなかった。
しかし、このあんこが滋味。他店のものより塩が利いている。
ややゆるいので火傷に注意が要りそうだ。
が、前述の事情により、冷めるのを待ってはいけないと思う。

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便利さの裏返し

携帯電話が故障した。
同じ機種(biblio)を持っていない人には想像も付かないであろう不具合。キーが消えた。
しかも縦配列の時だけ、3の列が一つも点灯していない。
(この電話機、画面の縦横に応じて違うキーとして使える特殊な仕様になっている)
そう言えば去年そうして歯抜けになったとかいう体験談を聞いたところだったので、修理へ持ち込むことに。
ところが電話屋で門前払いを食らって唖然。
「修理中の代替に貸し出す端末がないから」受け付けられないという。
幸い一代前に使っていた別機種が自宅にあるので、取りに戻って再挑戦した。


と、今度は「おサイフケータイはお使いですか?」ときた。
モバイルSuicaの残額が約2000円だと云うと、窓口の人が困り顔で電話をかけ始めた。
「機種変更のお手続きをこのお電話でお願いします」と受話器を渡されたまではよかったが。
一度目、「大変混雑しております。おかけなおしください」
二度目はコールセンター以外につないでくれたようだが「まずアプリを立ち上げてください」
…つまり電話では何も解決しない。
アプリ操作で機種変更をする手続きなら去年もやったので知っているのに。
電話でも手続きできるのかと思っていたら肩すかしを食らった。
尤も、関西勤務の人にJR東日本のサービスを知っておけというのも酷な話なのかもしれないが。
ともあれ端末内のカードを右から左に抜き差ししつつ、「機種変更」手続きを終える。
本体に記録していた電話帳の内容を旧機種に移してもらうべく二台とも差し出したところ、
「こちら(旧機種)にも電話帳はございますよね?」
上書きはできないので自分で全部抹消してくれと言う。
消すのは造作ないが、その後からデータ云々の承諾書に署名というのが何とも後味よろしくない。
単純に手際の問題なのかもしれないが。
「あの、SDカードの移動はなさいましたでしょうか」
「さっきしておきました」
「流石」…流石?


そうこうしているうちメールの着信あり。
何やら待たねばならなさそうなので、軽く返信しようかと思ったら入力しづらいのなんの。
横配列が欲しくて今の機種にしたぐらいなので当然と言えば当然。
入力しづらいのは純粋に仕様であって致し方ないことなのだが。
慣れとは恐ろしいもので、以前ずっと使っていた機種なのにまるで手になじまない。
恐らく慣れた頃に修理が終わるのだろう(苦笑)。

きょうのおべんきょう

自分の仕事環境をネタに(PC持参)、業務効率の向上手段があるのか学ぶ機会を得た。
本来はTradosをもうちょっとスマートに使いこなしたいという希望だったのだが。
Tradosそのものは手の入れようがないので、いじるならWordのほうだろうという話に。


私が使っているのはWord2003とTrados2007の組み合わせである。
TradosをインストールするとWordに作業用テンプレートが登録され、マクロとボタンが追加される。
(Windows7だと勝手に追加されてくれはしないのだが)
普段はボタンで呼び出せる程度の機能しかお世話になることもないのだが、
たまーに原文の書式設定か何かで「訳文の生成」処理がエラー終了するときは
t4winClean.main」というWordマクロがいわゆる「訳文の生成」をやってくれる。
(作業中の文書から原文を消去してくれる)
例えばこの機能も、自分でボタンを割り付けてツールバーに登録すれば多少は便利だ。


Tradosとは無関係な話ながら、もう一つ感心したのがフォント設定のマクロ化
案件によっては、訳文に特定のフォントを適用することが求められることがある。
従来は雛形ファイルに訳文を貼り付けて書式のコピー&ペーストをしていたのだが、
上付き文字や下線などの書式が消えてしまうという難点があった。
目視で直すのも心許ないが、ここで再びWordマクロの出番だという。
簡単な記録マクロでよい。
例えば、全角文字列は「MS明朝」半角のものは「Arial」、サイズ10ポイントのとき。
適当な文字列を選択した状態で「新しいマクロの記録」を呼び出し上記設定をそのままなぞって「終了」でよい。
適当な名前を付けて保存し、ユーザー設定でボタンを割り付ければ完成。
フォント設定だけでなく見出しなどのスタイルでも同じことができそうだ。
自分の仕事環境をネタに(PC持参)、業務効率の向上手段があるのか学ぶ機会を得た。
本来はTradosをもうちょっとスマートに使いこなしたいという希望だったのだが。
Tradosそのものは手の入れようがないので、いじるならWordのほうだろうという話に。


私が使っているのはWord2003とTrados2007の組み合わせである。
TradosをインストールするとWordに作業用テンプレートが登録され、マクロとボタンが追加される。
(Windows7だと勝手に追加されてくれはしないのだが)
普段はボタンで呼び出せる程度の機能しかお世話になることもないのだが、
たまーに原文の書式設定か何かで「訳文の生成」処理がエラー終了するときは
「t4winClean.main」というWordマクロがいわゆる「訳文の生成」をやってくれる。
(作業中の文書から原文を消去してくれる)
例えばこの機能も、自分でボタンを割り付けてツールバーに登録すれば多少は便利だ。


更に話は飛躍してATOK辞書登録
長い固有名詞や頻出単語を短い読みの用語として登録する、など誰でもやりそうなことだが、
私は取り扱い分野が定まっていないので迂闊に短い読み仮名を設定できない。
例えば「データベース」の読みを「デベ」と決めると、「デベロッパー」などが入力しにくくなる。
別の文字を拾うという解決方法もあるが、自分が学習する必要がありそうで好きになれない。
そういうとき、いっそ一時使用のつもりでユーザー辞書ファイルを作ってしまおうという話だ。
単発案件用で使い捨ててもよいし、同じ分野や用途の案件が来たら使い回してもいい。
使い終わったら標準の辞書に設定を戻しておくのが肝。
うまく使えれば、表記揺れを防止できるため一種の用語管理にもなる。
翻訳そのものであれば用語管理専用ソフトも使いうるが、副業にも活かせるのがありがたいところ。
次にちょっとした規模の副業をもらったとき、思い出せたら試してみようと思う。

たいかしの天音

吉祥寺「有職たい菓子本舗 天音」の支店らしい。
つぶあんと白あんがあり、一つ168円也。
鯛焼きで消費税を納めるほどの売り上げが?と思ったら製造者が阪急百貨店だった。
それにしても、大阪で売るからって「東京鯛焼」なるのれんはいかがなものか。
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士林夜市の「大阪焼」を思い出してしまう。
店頭在庫は保温していないらしく、注文したら一つを焼き型に戻してあぶってくれた。
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「はね」が特徴だという。はね、とは、このバリのようなものだろうか。
確かにこのバリのようなものはカリカリしている。ただし中心に近いほど微妙な柔らかさ。
あんを引き立てるためなのか、薄めに焼くためなのか、生地にはあまり味がなかった。
甘くふわっと香りの立つ庶民派とは違うようだ。
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つぶあんは文句なしにうまかった。
黒糖が利いているのか、こってりした甘み。食感はむしろさらっとしていた。

テーブルマーク おいしさ一品たい焼 (冷凍食品)

テーブルマーク(旧加ト吉)の冷凍食品。2個入りで105円。
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鯛と言うよりブダイの顔っぽく見える。
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見た目が平面的な割にはカリッと解凍できた。
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写真では伝わりにくいが、皮の厚みが左右で違う。
総じて言えばお値段相応。
単価50円だから許そうかという気にはなるが、また買おうとは思わない。
あんこがややパサついていたのが主な原因。甘さは普通。
鯛焼きたるもの、皮の食感がちゃんとしていないと、と再認識させられた一品。