勤務先で年度初めの目標設定面接があった。
上司からお題目の提示を受け、相談する機会である。
目標を設定する前提として、現状認識を聞かれた。
図らずも長々と愚痴を言ってしまい、悪いことをしたと思う。
それでも苦笑しながら遮らずに聞いてくれて、素敵な上司だ。
何を訴えたかったのかというと、私の存在感のなさである。
今日現在の主務はあるシステムのお守りなのだが、問題発生時の対応以外に私が役に立っているのか疑問だった。
周りは多忙な人ばかりなのに普段すこぶる暇で、精神的な居場所が職場にない。
上司から評価されたのも、やはり問題対応の早さだった。それはそれで付加価値だっただろうとのこと。
本来ならその対応能力は問題対応より前向きに使いたいね、と慰めに近いお言葉をいただいた。←わざと敬語
最後に、話し合った内容を所定の帳票に書くよう指示が出た。
私「じゃ今メモしていただいたとおり入力しますね」
上司「ぃゃその、きれいに文で書いてよ」
上司「……そういや文章うまいよね、本たくさん読んでるでしょ」
私「???」
上司「メールとか見てても、まとめ方がきれいで分かりやすいよ」
私「これでも前職マニュアル編集でしたから」
助かってるとか感謝してるとか言われてもぴんと来ないながら、日本語をほめられるのは、かなり誇らしい。
それが会社にとって価値あるものかはよく分からないが。まぁそういう難しいことは上司がなんとかしてくれると思う。
つゆはらい
私は田舎者なので、人ごみを歩くのが苦痛である。
知らない人の速さで歩くのがどうも下手なようだ。
引っ越して会社が近くなったのをいいことに、最近では徒歩で通勤したりしている。
今日は企みごとがあって早めに出社したかったので朝からJRに挑戦してみたのだが、案の定ホームが遠い。
主流の人々に逆行するのでなかなか進めないのだ。
それでもどうにか改札を通り、最後の難関とも言えるホームの階段へ到着。
降りようにも爪先すら差し込めない己の逆行ぶりに困惑。
仕方がないから一団をやりすごそうかと考えていると、ずずいっと視界に入る黄色くてでっかい背中。
何とも言えない怖さをまとったおっさんが、無理やり私の前に割り込んで階段を突き進んでいるではないか。
小者の私は割り込みなんて許す気になれないのが普通だが、考えること約二秒。
このおっさん、むしろありがたいぞ。
なんかこわいから近づきたくないけど。
おっさんは私より一回り以上でかいので、露払いに丁度いいのだった。
ちょっと優雅な気分で三段ほど後ろをちょこちょこ降りる。
なんて楽ちん。
…..あれ。露払いがつくのって相撲取りじゃなかったっけ。
ということに気づき、軽くへこむ木曜の朝。
メタ言語
目の前にある語彙を訳さず、そこに語られている事象を語れ。
そんなようなことを翻訳学校で学んだ記憶がある。
ある特定の事象(こと・もの)をずばりと言い表すのではなく、
その一歩手前の状態を示す、いわば「言葉の一歩手前」をメタ言語と称していたのだが、
試しにgoogleで「メタ言語」を検索したところ、上位に出てきたのは情報処理用語が多かった。
まあプログラミングも言語の世界と言えば言語の世界だが、なんだか感情的に釈然としない。
同じことを言っているような、そうでもないような、もやもや。
翻訳では新語や造語に出くわしたときの逃げ道?としてメタ言語の発想を考えることがままある。
……と非常に長い前ふりを置いたが。
本日の主役は「サラダ用調味料」。
ダイエット情報のページから健康素材を検索しているうち流れ着いた厚生労働省の記事(注)で、
身体に脂肪がつきにくい、マヨネーズの代用品を指していた。
久々に面白いものを見た気分だ。
そうか、マヨネーズってサラダ用だったんだ。
そのうち「お好み焼き・コナモン用調味料」が認可されるといいな。
ちなみに、無油分のドレッシング代用品たちは得てして「ドレッシングタイプ調味料」だったりする。
日本語っていろいろな方向に逃げられて便利だわ(半べそ)。
(注)その記事の名前はこんなにすごい
薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会新開発食品調査部会
新開発食品評価第一調査会調査審議結果
小冊子を持つ女
勤務先のとある社員さんに頼まれ、昼休みに近くの駅まで名刺を届けた。
待ち合わせ時間ぎりぎりまで不覚にものんびり食事していたため暢気な街中をばたばた走った。
幸い特に待たせたわけでもないようだった。
名刺を箱ごと渡すと、引き換えに小冊子の束。
午前中の訪問先に持って行った残りらしい。
「持って来すぎた」というので、一掴み預かって会社へ運ぶことに。
駅で目立つ冊子を受け取って歩き出したせいか、すれ違う人々が「いりません」という顔をする。
や、別に配りませんから。
持って帰るだけですってば。
心配しなくていいから見ないで。
片手には黄色と白の冊子の束。もう片方には地味な小さい手提げ。
やはり配って歩くように見えたのだろうか。
悔しいので足早に移動したが、逆に怪しかっただろうか。
国家的な問題と個人的な感情
日記に政治色はつけたくなかったのだが。
先週ごろから中国がすごいことになっている。
非力な一個人としては傍観するよりないのだが、生卵やペンキが飛び交うだけならまだしも、
「小日本、死すべし」には怖いものを感じる。
日本から渡航している民間人が被害に遭っているが、果たして彼ら本人達にそれほど罪があるのだろうか?
どうも背景には教育によって仕込まれた「恨み」が渦巻いている気がしてならない。
自虐的な日本の歴史教科書、という言葉をよく見るが
恐らく他のアジア諸国には「他虐的」な教科書があり「日本=悪」という図式で秩序の安定を図っているのでは。
そりゃ侵略戦争は悪いに決まっている。
でも「日本=悪」は正論なのか?
侵略や植民の経験を持つ国は日本だけではない。
他の国や民族も同じように糾弾されているだろうか?
そうであればよい、ということではないが、どうも過剰に強調されている気がする今日この頃。
いらんことする執政者が多いのも確かで、むしろ「一部執政者=無駄に悪」だと思っている。
報道に載る立場の人間こそ自重してもらいたいのだがどうしてこう無駄に目立とうとするものなのか。
おかげでかなりの数の民間人が被害に遭ってるのに自分達は謝罪しないのかい、皆さんに。
被害国はもとより、矢面に立つ日本人達にも。
携帯電話
迷っていたのだが、ついに携帯電話を買い換えることにした。
ここ3年半ほどV社のものを使っていたのだが、余りに使えないことが多くなってきたのでA社に乗り換える。
今までふみきれなかった理由は、電話番号の変更である。
ただでさえ自宅の連絡先が変更になっている今、携帯電話まで番号が変わってしまうと諸所に迷惑かと悩んだ。
とは言え、つながらない番号なら、なくても一緒である。
まず、職場がほぼ圏外だ。
ビル側か会社が手配したらしくアンテナ表示は3本あるのだが、音声がぶちぶち切れて、5秒も会話できたことがない。
それでも窓際にいれば何とか着信はできたので、半年は我慢した。
転居が追い討ちをかけた。自宅も圏外になってしまったのだ。
高層ビルとはいえ、私の部屋は低層階なのだが。
こちらは端末のアンテナ表示からして圏外である。
更に、何が悪いのかメールの受信が遅延する。
我が家では習慣で「帰ります」一言メールを送りあうのだが、最近それが当日中にすら届かないのだ。
先日そのへんの愚痴を母に聞かせたところ、「会社が違うからでしょ」との返答。確かにそうだ。
同じ網でのやりとりのほうが遅延の危険性は低い。
と言うことで、ダンナと同じA社に「新規加入」した。
端末は生意気にも海外利用対応の機種である。
海外へ行くことなど年に2度もあるかないかだが、前から興味があったこともあり選択。
おまけ?機能で現地のFMラジオが聞けるらしい。
試せる日が近日中に来るといいのだが。
メロンミルク(詳細は失念)
メロンシャーベットとミルクアイスが適当に混ざっている。
悪い味ではないが、ややメロン香料がきついかも。