紅葉狩り遠足

国保組合のイベントで、宇治の森林公園界隈を歩いてきた。
参加者は事務局の人々を含め総勢27名。
山の肌寒さを心配していたが何のことはない行楽日和で、ゆえに紅葉は進んでいなかった。
112001.jpg
宇治川の透明感が素敵
112002.jpg
一番きれいだったモミジ


知人夫妻も参加していたが、特に固まるということもなく各人が写真を撮りつつゆるい団体行動。
初めてお会いした方や事務局の人々も皆さん気さくで、気まずくなったり恐縮したりということはなかった。
山道だったり階段だったりと変化に富む総行程8.8kmの遠足。
とりたてて写真が好きでもない私ですら携帯カメラを手放せないぐらいなので、皆さん歩きに来ているのか景色を撮りに来ているのかといった勢いだった。
これもデジカメや携帯カメラの普及あってこそかなぁ、とぼんやり思う。


文化芸能国保組合というぐらいなので、参加者(<加入者)の顔ぶれに興味があったのが実は参加の動機だった。
昼食休憩中ひょんなことから事務局の方に参加者名簿を見せていただき興味津々。
文楽関係者、司会業、カメラ関係、デザイン関係…どれが誰だか分からないが面白かった。
人数比率ではカメラ関係の方が多かったように思う。
まあそりゃ翻訳業なんて加入者の時点でそんなにいないわな、と思っていたところ。
「翻訳業の方…元々そんなにいらっしゃらないんですが、ここのところ増えてきましたねぇ」
その経緯を聞いて思わず噴きだしてしまった。ほぼ完全に私のせいだ。
この国保組合、インターネット上で情報を公開していない。
現在ホームページを準備中だそうだが、誰がどう加入できるのか公式情報は流れていないのだ。
なので、先日このブログで紹介した記事を頼りに訪れた同業者が少なくとも3人…。
「あんまりおおっぴらに紹介しないほうがいいですか?」と聞いてみたところ全然かまわないとのこと。
「むしろ健康で若い方が多く加入してくれると安定につながりますし、大歓迎です」とのお墨付きを頂いた。
ただ職域組合なので加入条件を満たす必要が云々。
だからこそ、そういう情報は公開したほうが何かといいのではと思う次第。
実に意外なところで自分の影響力?に気づくなど。

進路

関西学院大学「言語コミュニケーション文化セミナー・入試相談会」に行ってきた。
「人間の言語本能と文法現象」の講義はとても面白く、夢中でメモツイートをした。
終わってから見直してみると、公式ページにある概要以上のものは出てこないことに気づいたため、ここでは再掲しない。
それから院の概要と在学生によるキャンパスライフ紹介などを聞いて、個別相談会へ。
実は相談会の直前まで、かなりここの大学院に挑戦する気でいた。
言語学って面白い、掘り下げてみたい、あれもこれもやりたい!と思っていたのだが。
いざ「ご相談は?」と聞かれると、実は何も言えない自分がいた。
やりたいこと、研究したいテーマ、進学の目的、どれもまとまっていない。
先生も先輩(?)も決して邪険にすることなく話をしてくれたが、要は心が決まってからにすべきだと。
興味のあることを洗い出して、入門書を読んで、師事する先生を検討するようにとのこと。
言われてみれば至極ごもっともなのだが、その瞬間は少し落ち込んだ。
結局のところ、私のしたいことは恐らくキャンパスにはない。
恐らく、としか言えない散逸ぶりが切ないところだが、まずは入門書を漁るところから始めるか。
「本当にここでお役に立てそうなことがあるなら歓迎しますよ」の一言が耳に痛かった。

名刺

再びUstream出演をすることになり、出向いたはいいが名刺を忘れた。
弁護士先生にお会いできる貴重な(少なくとも初めての)機会なのに我ながら迂闊だ。
頂戴した名刺のアドレスにメールをしたものか、書くことがなくて迷ってしまう。


先生はさておき、初対面の方はもう一人いらした。
進行役の社長がかつて講師を務めたセミナーつながりだそうだが、自称「駆け出し翻訳家」。
話を聞いてみると確かに翻訳業務歴は短いようだが、明らかに私より年上だった。
その方から頂いた名刺に、とりあえず目が点。
見たことのない肩書きが踊っている。
当人いわくお遊びで、ちょっとした洒落でつけたものだそうだ。
なるほど名刺交換そのものを話のきっかけにするには役に立つのかもしれない。
でも私には真似できないなと思う。
名刺で遊び心を表現するのは大人の余裕なのかもしれないが、露骨に遊んでいいものか。
渡した相手が見直した時に「あいつがあれか」と思い出してもらう印象として選べない。
よほど話し上手で相手に溶け込めるなら、うまく使いこなせそうなものではあるが。

「ツイてましたね」

原稿を待つこと丸々半日、未明に日程変更の憂き目にあった。
変更後の案件について電話があったのは昼前。
さんざんな目に遭わされたので(とは明言しないが)以降の案件もろとも断る。
何ともやるせない気分を抱えていたところ、携帯が鳴った。
「いろいろと大変だったようで…よかったらお茶でもと思ったのですが」とのメールが。
とても救われたような思いがして、すぐに「嬉しい!」と返信を打った。


車で迎えに来てくれたので、目的地を問うこともなく気軽に乗り込む。
見慣れない景色を過ぎて着いた先は、かなり大きなカフェだった。
一階部分の半分ほどが焙煎工場、残り半分が珈琲豆の販売コーナー。
吹き抜けで焙煎工場を見られるようにした二階部分がカフェとして営業していた。
ミルやらドリッパーやら、本格すぎてついていけなさそうな器具がカウンターに並ぶ。
到着した時点では禁煙席が塞がっていたので、しばらく店内を眺めながら待った。
案内された席は一人掛けソファが向かい合わせになっている贅沢な造り。
一人掛けと言っても、女性なら二人はいけそうな大きさだった。
ふかふかさのあまり半分ほど沈みながら注文伺いを待つ。


かなり前から参加を予定しておきながら、先週の案件がひっかかって出られなかったイベントの話を聞く。
まあおおよそ想像していたとおりだったので、妙な安心感を覚えた。
大規模なイベントは遠くで羨んでおくぐらいが丁度なのかもしれない。
少人数でちんまりやろうという企画もちらほらあるようなので、そちらには誘ってもらえたらと思う。
こうして卓を挟んでまったりと話し込むほうがよほど楽なのだから。


気づいた頃には一時間ほど過ぎており、ぼちぼち帰るべき時刻に。
「このお店に禁煙のソファ席があったなんて、…今日はツイてましたね」
そのツキをくれたのは間違いなくこの人だと思う。
まあそういう人にこういう間で声を掛けてもらえたのが、私のツキだったかもしれないが。
支え助けてくれる人に恵まれ、幸せだと実感した次第。

密会ごっこ

ある程度以上の案件を仕上げた時には、密やかに「打ち上げ」を挙行することにしている。
とは言え一人仕事の打ち上げなので、たいていはダンナと近所でパフェを食べて終わりなのだが。
今回は人生初(!)お友達と半日も遊んできた。
先日から何の気なしに「今度カラオケご一緒しませう」と言っていたのが結実してしまったのだ。
まさに瓢箪から駒。


歌いに行ってしまうと会話する暇もないから、ということで、まずは会食。
コースとまでは行かないが、少しだけ贅沢な釜飯御膳にした。
選んだ理由は「胃に優しいから」そして「時間がかかりそうだから」。
お互い飽食気味で、料理そのものよりも会話優先といった感じだった。
納得してそういうお店を選んだぐらいなので、当然のように話は弾む。
ただ、四方山話や趣味の話といった明るい話題はほとんどなく、むしろ身の上話が多かった。
一人で抱え込んでいると暗くなってしまうような話でも、何故か笑顔で発散できる関係は貴重だ。


食後、いざカラオケ屋に移動。妙な緊張で、二人ともおかしな笑いが顔に張り付いている。
自分の意志で遊ぼうとしているだけなのに、何故か「どうしてこうなった」と思ってしまう。
相手も同じ顔をしていたので、恐らく似たような感情だったのだろう。
なかなかその緊張が取れず、一曲目では声が真っ直ぐに出なかった。
一曲目は準備運動なので、声域ど真ん中で高低差が少ない旋律のものを選んでいるのだが。
まあ状態はお互い様だったので、それでよしとする。
選曲は特に「縛り」なし。気の向いた順に好きな曲を入れていくと、全くかぶるものがなかった。
全く知らない曲を聞くのも悪くない。
「こういうのが好きなのね」という気づきみたいなものもあるし、新しいものを知ることも面白い。
何より、他人様の歌っている姿を観察するのが面白かった。(意地が悪いかもしれないが)
選曲も発声もノリノリなのに、表情だけ深刻すぎるほど真剣。
だからこそなのかは分からないが、話す声からは想像しがたいところにある美声を拝聴できた。
自分の番にはひたすら歌い、相手の番には聞いているだけ。
本気で遊ぶのは本気で楽しい。


地下街のお店でおやつ休憩。
ほんの一休みして解散かなと思っていたが、気がつけば5時すぎ。
1時間ぐらい話し込んでしまっていたらしい。
仕事の引き合いメール着信に促されたような形で席を立ち、やっと?駅で解散。
それにしても、こんなことってあるのね。
些か魂が抜けたような気がしないでもないが、心底から楽しかった。

献血あれこれ

自営業でも定期健康診断を、とは言われるが、普段なかなか行く気になれない。
市町村主催のものは日程が不都合だったり、医療機関のものは費用負担が問題だったりする。
まして人間ドックともなると、何万円もかかって時間も縛られ、診断項目はさして多くない。
それを補うであろう存在として勝手に重宝しているのが、献血時のおまけ検査である。
赤十字からの連絡ハガキによると、検査の手法や精度は医療機関並みだという。
各項目について、数字の読み方から標準値まで詳しく列記された説明つき。
そんな血液検査がほぼ好きな時に予約なしで受けられるのはありがたいと思うのだ。

今日は、神戸の南京町で夕食の約束があったので、隣の三宮駅で献血することにした。
献血ルームはJR三宮駅前すぐのミント神戸なる瀟洒なビル、しかも上層階にある。
美しい眺望とまではいかないが、港が見下ろせて開放感のあるところだ。
冷暖房と各種飲料が完備なのは珍しくないとして、ここには何とパソコンがある。
インターネット接続されたパソコンが2台と、持ちこみ用にケーブルとコンセントの用意されたデスクが1箇所。
決して広くはないのだが、呼ばれるのを待つ間に退屈しなくて済み、非常によい。
採血室には20台ほど椅子かベッドか判断つけがたい代物が並べられている。
正面には液晶テレビ、背もたれのちょうど頭を置く部分にはスピーカー搭載。
イヤホンほどではないが耳の近くで音声が聞こえるため、好きな番組を視聴できる。
とは言えテレビを見る習慣のない私には、好きな番組を聞かれても答えかねるのだが。

今日ちょっと気になったのは、「血小板の型の登録」について。
血液検査の担当者が、検体を小分けしながら問診票に目を通していた。
「どこか東日本で型の登録をされていますね。兵庫県でもお願いします」と言われたがぴんとこない。
東京に住んでいた頃どこかのセンターで登録されたのかしら、と答えると
「血小板の型の登録は都道府県単位で行うので、これ…太枠の中を書いていただけませんか?」
登録申請書なるA5ぐらいの帳票とボールペンを渡された。
献血者が自ら手間を掛けて登録を申請するというのも不思議だが、それより登録手続きが存在するということのほうが解せない。
申請した覚えがない東京のどこで私の型が登録されたのだろうか。
まあそうそう悪用のしようがない個人情報だろうとは思うが、何か引っかかった感覚が抜けない。


それにしても献血ルームは個性が豊かというのか品質基準がないというのか、場所によって待遇がまるで違う。
大阪駅前のG25ではキタの街が一望できる広い窓と充実した図書類、選べる粗品。
有楽町の交通会館ではブルーシールアイスクリームがほぼ常備。
渋谷Shibu2ではドーナツ類の軽食が選べて個包装の焼き菓子も多い。
その一方で、献血バスかと思うほど狭くて薄暗いルームもあるのだ。
どこで献血しても一回は一回、というのが何だか不条理に感じる私は、やはり不純だろうか。

雨は降れどもブックフェア

天気予報では雨、ホテルを出た時点で、降り出す直前のような湿気を感じる重い空。
できるだけ荷物は作りたくないので、傘を買うことなく電車に乗った。
平日の10時台だというのに、りんかい線は信じがたいほどの満員運行。
中学生用の定期券を首から提げた女の子が東京テレポートで降りていった。
今や大人が有給休暇を取るより気軽に子供が学校を休んでしまうのか?
同様に降りていく子供が数人。そのこと自体は問題でもないが、電車が全く空かないのでつらい。


今回の東京滞在の主目的は、東京国際ブックフェアの視察(?)である。
人混みに揉まれつつ国際展示場に着いたが、ブックフェアをのものは去年よりむしろ空いていた。
他の展示会が2-3件あったので、乗車人数がふくれあがっていたらしい。
受付登録をしようとして、手元の招待券が一般公開日専用のものであることに気づく。
むざむざ交通費だけ負担して見ずに帰るのも癪なので、自分に珍しく主催者スタッフに問い合わせてみた。
「本当は違うんですよ」とか言いながら業者用の登録欄つき招待券を出してくれた彼のせいではないが、最初からこれを送ってくれるはずだったのにと気分は晴れない。
業者用の招待券には登録欄があり、職業を選んで名刺を貼り付けることになっている。
その職業一覧に、ちゃんと翻訳業があるのだ。(記載は「作家・翻訳家」なのだが)
翻訳して面白そうな原書がないか探すので、大義名分は十分だと思っている。
が、去年は中国ブースが事実上なかった。
書籍の展示もなければ担当者も見あたらない、空っぽの棚と看板があるだけだったのだ。

何があったのかは分からないが、今年も同様でないことを祈りつつ入場。
今年はちゃんと?出版社がいくつか集まって、書籍の展示と商談会をしていた。
若い女性スタッフが応対してくれたのだが、向こうの人らしかったので日中ちゃんぽんで会話。
展示されていた書籍が伝統文化やら地図やら「中国の資料」といった感じのものばかりだったので、企業経営の本があるかと聞いてみたら「没有(ないよ)」。
次に目に付いた茶芸の本がなかなかよかったので値段を聞いたら「45元だから、13掛けて…」違うだろ。
ブックフェア価格が必ずしも安くないのは問題ないとして、日本円で値札を用意していない。
値段が定義されていないので、その本そのものの担当者がいないと売ることもできないのだ。
これには些か閉口したが、まあ中国なので致し方ないのだろう。

そんなわけで、今年も翻訳対象書籍の獲得という目的は達成できなかった。
とは言え、せっかく来た本の祭典なのだから、よそも見て回りたい。
非営利事業の啓蒙パンフレットから定価の書かれたグルメガイドまで、色々なものが「お持ち帰り自由」。
近年の学校用教科書を覗いて感心したりと、おまけは十分に楽しめた。
唯一ながらたまらなく厭だったのは、宗教系出版社の大音量CM。
同列にいた台湾企業を覗きたかったのだが、気持ち悪くなって退場してしまった。
ブックフェアも民間企業主催だから場所代さえ払えば出展させるのだろうが、あれはひどい。

語れば長い話

羽田空港ラウンジで朝刊翻訳の後、今日は人と会う用事が2件あった。
1件は古巣の皆さんと昼食。
今や全員ばらばらの部署らしいが、特に違和感なく自分まで昼休み気分。
知らない人名がいくつか出てくるのは昔からなので気にならなかった。
あっという間に1時間ほど過ぎ、皆さんは職場へ。私は次の用事へ向かう。

お相手はついったーで知り合った同業者、かつ、茶舗の常連さんの一人。
だいぶ前から勝手に親近感を抱いていた相手だったので、会って幻滅されないか少し心配だった。
話し始めてすぐ、杞憂だったと気づき安心。
持病を抱えている方とは思えないほど、快活でさっぱりしたお人柄だった。
互いの身の上話を聞きつつ、法人設立の経緯や苦労など貴重な体験談を伺う。
法人化するならまずは固定客ありき、英語(私の場合は中国語?)のホームページを作るだけでも海外から引き合いがある、などなど。
それが「勉強させていただきます」ではなく、友達然と聞けるとは何たる僥倖。
お話の総括とするにはあまりに漠然としていて彼女に申し訳ないなのだが、翻訳実績を含め、全ての経験は無駄にならないのだと改めて納得した。
生プーアル茶黄金桂烏龍茶もさんざん?褒めていただき、有頂天になっていたと思う。
ついったーにすら書けない愚痴や失敗話なども明るく楽しく交換でき、気づけばもう5時。
改札の手前で別れ、品川駅でスーツケースを回収してホテルへ。

チェックインして部屋に入り、メールやついったーの新着情報を追いかけていて驚いた。
仕事が長引きそうなので会えないかも、と話していた法廷通訳の方が「遅くても良ければ」と伝言をくれていたのだ。
ちょうど贅沢なおやつでしばらく空腹の心配がなかったので、返信がてら携帯電話の番号とメールアドレスを連絡する。
しばらくして携帯電話にメールをもらえたので、指定の場所へ移動した。
駅前だし、と軽い気持ちで入った新丸ビルの中華料理店。
存外に高かったのは彼女から見ても同じだったようで、ちょっと肩をすくめ「…すいません」。
それでも酒類を頼まない限り居酒屋でちょっと飲むよりは安くついた。
変わった料理を食べたのはさておき、やはり面白かったのは仕事の苦労話。
裁判資料の一部をちらっと見せてくれた彼女、「これ1枚2000円ってどう思います?」
翻訳会社を通してでも3000円はもらえるべき分量なのに、裁判所から直接受注で2000円とは。
他の法廷通訳さんが1枚2000円で請け負った前例があるので2000円しか支払われないとのこと。
あくまで本業は法廷通訳であり事前資料の翻訳は付随業務、というつもりなのだろうか。
しかもその本業の報酬も、当該案件(=裁判)が完了してからの支払いとのこと。
裁判員制度ができて裁判の期間が長引くようになり、法廷通訳の報酬発生が押されて遅くなる。
自分の調整しうる都合でなく収入が遅くなる、という不条理が少し気の毒にさえ思えた。
通訳の仕事には憧れみたいなものを感じるが、法廷通訳は過分にしんどそうだと苦笑を禁じ得ない。

それにしても、同業者と話をしてみることが、ここまで面白いとは。自分でも驚いた。
仕事の愚痴さえも、暗くならなければ笑い飛ばしてしまえるものだ。
不満は感じずにいられるのが一番だろうが、鬱々と自分の中にため込んでしまうよりは吐き出す機会を作ったほうが健全なのかもしれないと感じた。

意外と集まってくれた

明日から4日間、東京国際ブックフェアが開催される。
去年が収穫なしだったので躊躇していたが、今年も行ってみることにした。
折角の「出張」なので、誰か東京近辺の友人と会えないかと企むのが私の常。
まずは元同僚に声をかけ、明日の昼食につきあってもらう約束をとりつけた。
それだけで飽きたらず、ついったーでも「かまってくれる人」を募集。
人だかりができたりはしなかったが、2泊3日の全日程で誰かしら相手をしてくれることに。
たくさんの人に呼びかけて自分に会ってもらおうとするとは、我ながら変わったものだ。
それが何故かできてしまう、ついったーがすごいのか、自分がすごいのかは分からない。
ただ言えるのは、声を掛ければ応じてくれる人がいるものだという事実。
これを機に、少しは社交的になれたらと思う。

小さな刺客(もとい、来客)

雨の中、のはんさんが拙宅にいらした。
柄違いのエコバッグから1つ買い取っていただけるという話になり、鳥さん同伴(!)で登場。
まずは忘れないうちに、9つ(柄は5種類)あるエコバッグから1つを選んでいただく。
一通り全部お見せした結果、ちょっと変わった感じの(写真上段中央)に決定。
ecobags.jpg
さて、実はここからが本番ではないかという放鳥開始。
ノーマルコザクラインコのピーちゃん、ヤエザクラインコのブリちゃんがやって来た。
実はこの人+2羽は、先月にも一度お会いしている。
その時はこまが恐縮しきってしまい、ほぼずっと私にひっついて離れようとしなかった。
今回は見知った顔だと認識したのか、おやつにつられて一緒にパチリ。
0703_3__birds.jpg
出して遊ばせている間も、前回ほど互いを警戒していなかったようで何より。
愛鳥のおやつやら体調管理やらの蘊蓄を聞きながら、とっかえひっかえやってくる3羽をあやす。
脚力が弱いピーちゃんブリちゃんと比べ、こまは脚ががっしりしていてマッチョらしい。
下腹部~おしりの辺りがちょっと肥満気味だと指摘されたが、お泊まり保育の影響かと思う。
見知らぬ環境であまりバタバタ飛び回らなかったようなので少し運動不足なのだろう。
今日は来客中2時間ほど暴れ回っていたので、その後は流石に静かにしている。
いつもなら数十分でおなかが空くか喉が渇くかして帰って行くのだが、今日はおやつも水も出ていたので帰る理由がない。
眠そうにしていたので捕まえて籠にしまったら、出せ出せと猛烈に抗議された。
他の子が遊んでいるのに自分だけ帰らされるのは不本意らしい。
ちょっとは競争心なり同族意識なりが出てきたのだろうか。
のはんさんには二度にわたって数々のおやつ(こま用)を頂いてしまったので、届いたばかりのカトルボーン串を物々交換ということで進呈した。
ブリちゃんの好物とのことで、彼に直接カトルボーン串を選んでもらい決定。
1本でもそうそう食べきれない量なので、いい買い物だったのかな?