原文に書いてあることではなく、原文で書きたかったであろうことを訳せ。
発言ではなく、発言者の意図を訳せ。
翻訳学校で教わった基礎の一つである。
技術文書を訳すときに気にすることはないが、個人的な文に向き合うときは必要なことだ。
安定か自由か
去年の前半にやっていた定期案件が半端に戻ってきた。
かつて月曜から金曜の毎朝だったものが毎週水曜のみに変更。
回ってきた事情は分かっているので不承不承ながら引き受けることに。
所要工数
本業も副業も時給いくらの仕事ではないのだが、諾否の検討には工数の概念が要る。
必要な作業量の見当が付いてこそ、もろもろの予定も立てられるというものだ。
たいていの場合、文字数ないし原稿枚数の概算を聞いて所要時間を考える。
損得勘定
打診された案件の諾否は報酬だけで決められないものだ。
よほどのことでもない限り断らないようにはしているが、その条件は明示できない。
手の内を明かせないというのではなく、一概に決められないからだ。
文字
何でも屋を自認する私は、原稿の内容が分からないという理由で仕事を断ったことがない。
ただし最低限の前提条件として、文字が読めなければならないのだが。
自身もかなりの悪筆ながら、手書き文字が読めなくて断る案件は毎月のようにある。
ささやかな矜持
某所で冗談半分に言っていた「和服で仕事」を実現した。
まだまだ着装に時間がかかるが、どうにか自力で形になったのでよしとする。
国際取引
久々に国際電話がかかってきた。
相手の言っていることは聞き取れるのだが舌がついて行かない。
メールで何とかするかという話にだけ持ち込めて幸いだった。
立場
権限を伴わない責任を負わされると最大限のストレスがかかる、と何かで読んだ。
こういうとき出典を控えていないのが些か悔やまれる。
芽生えの季節?
今度は本業がらみで久しぶりな人から声が掛かった。
何と名刺交換から1年半以上も経っている。
よくぞ覚えていてくれたものだと感謝より感心してしまった。
一文字の重み
このところ何故か化学がらみの仕事が多い。
高校の頃の得意科目は化学だったのだが、翻訳となると他分野より大変だ。
当然ながら化学物質名も全て漢字なので神経を使う。