傷ついても

原文に書いてあることではなく、原文で書きたかったであろうことを訳せ。
発言ではなく、発言者の意図を訳せ。
翻訳学校で教わった基礎の一つである。
技術文書を訳すときに気にすることはないが、個人的な文に向き合うときは必要なことだ。

“傷ついても” の続きを読む

所要工数

本業も副業も時給いくらの仕事ではないのだが、諾否の検討には工数の概念が要る。
必要な作業量の見当が付いてこそ、もろもろの予定も立てられるというものだ。
たいていの場合、文字数ないし原稿枚数の概算を聞いて所要時間を考える。

“所要工数” の続きを読む

損得勘定

打診された案件の諾否は報酬だけで決められないものだ。
よほどのことでもない限り断らないようにはしているが、その条件は明示できない。
手の内を明かせないというのではなく、一概に決められないからだ。

“損得勘定” の続きを読む

文字

何でも屋を自認する私は、原稿の内容が分からないという理由で仕事を断ったことがない。
ただし最低限の前提条件として、文字が読めなければならないのだが。
自身もかなりの悪筆ながら、手書き文字が読めなくて断る案件は毎月のようにある。

“文字” の続きを読む