下請業者

中小企業庁から「代表取締役殿」宛ての封書が届いた。
すぐ上の行には間違いなく私の名前が記されているので私宛てなのだろう。
開いてみると、「親事業者との取引に関する調査について」と題したアンケートだった。
「下請代金支払遅延等防止法」とやらの状況確認が目的だそうだ。
ちなみに、ここで言う「親事業者」は同法の用語であり、資本関係の有無は不問。

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文学的?

いつの頃からか、小説やドラマといった作り話が苦手だ。
テレビの「ドラえもん」さえ最後まで見ていられない。
偉そうに言えることではないが、文学どころではないのだ。
だというのに、物言いが文学的だと知人に指摘され、当惑している。
この日記も含め、雅語が多いとその人には言われたのだが。

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サービス

サービス残業ならぬ無償サービスの話題で少し盛り上がっていた。
客先との関係によりけりで、翻訳業務とは少し離れた仕事をおまけでするという話である。
表組みやレイアウトなどの作業は依頼/指示してくる会社とそうでない会社があるのだが、
そもそもどこまでが契約内容に含まれる「翻訳作業」なのかは実は曖昧なのではなかろうか。

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日本「品質」

商品の質を示す中国語は「質量」だと習った。
中国語にも「品質」と綴る単語はあるのだが、意味は違う。
物品ではなく人品の質なのだ。

(1) 人の資質,品性:
*政治~|政治的資質.
(2) 商品の質,品質:
*提高~|質を高める.
出典:デイリーコンサイス中日辞典 (三省堂)

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テレビ番組の題名に「どや顔」が出たと思ったら、今度は雑誌の見出しに「どや服」だとか。
この用法(どや+名刺)を肯定的に使う人達の気が知れない。
響きが下品だと感じるのは私だけなのだろうか。
「どや顔」は、テレビ朝日の定義?によると「古くはしたり顔、得意顔」だそうだが、より強く悪意を感じる。
悪意というより、その顔をしている人を冷たく見下す第三者の視線と言うべきか。
愛着のある(ことに目下の)誰かを形容するならまだしも、いたく失礼な気がしてならない。

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プロの「いい女」

銀座流売れっ娘ホステスの会話術なる本を読んでみた。
新人ホステス用の教科書といった感じ。
一般人がプロのノウハウから学ぶという目的にはあまり適さない気がする。
そして私にはホステスは務まるまいとも思った。
つきあう必要はあるが親しくもない相手との交流には生かせるのかもしれない。
ただ、本当に親しい/親しくなりたい相手にそんな接し方ができるだろうか。

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手作りの無形商品

「お願いがあるんですが」と電話。
前回納品分の訳文を自社スタイルに合わせて返すから参照してほしいとのこと。
「どうか気分を悪くされませんように」と丁重に念を押された。
日本語表現そのものにかなり手を入れているので、気を遣ってくれたのだろう。
誤記の訂正ではなく自分の紡ぎ出した日本語そのものが添削対象なのだ。
先にこう断ってもらえたからこそ心穏やかに受け取れた可能性は否定できない。

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