中国語のクラス分け実力テスト。

難易度順に一級(最も簡単)、二級、三級、四級(最も難しい)の四問が出る。
当初「難易度は本人が判断して四問中二問を選べ」と説明があったのに、
何故か私の周辺だけ選択を許されなかった。学習歴が何年あるかで係(先生?)が配布。
おかげで二と三がよかったのに三と四を解くはめに。
当然さっぱり分からない。でもとりあえず書けるだけ書いた。
そしてリスニングの代わりに何と面接試験!
筆記試験の問題番号のせいか、四級の面接とやらをされる。びびる。
どうやら子音の発音はできているが声調(アクセント)がまずいらしいと自覚。
今更ながら慌てて辞書を片手に勉強開始。みんなはもうやってるかも。
結果がいつ発表になるのやら分からない。まぁいいけど。

上海市内サバイバル旅行。

普通話のできる日本人女性と一緒に外灘・豫園にでかける。
お姉さんが「地球の歩き方」を持っていたので地図も何も用意せず。
徒歩20分のバス停から冷房のあるバス(2元)に乗り、目的地へ。
「湖水亭」で本式のお茶をした後、名物らしい小龍包で昼食。
帰りは南京路まで4kmぐらい歩いたが、そこでいきなり解散の運びに。
結果として繁華街に一人ぼっちの状態になってしまった。
多くの現地人に声をかけられつつ、逃げるように地下道をくぐる。
来た道を戻ること数分、冷房のないバス(0.5元)に乗れたが大混雑。
カミカゼな運転にびびりつつ、終点(寮の最寄り)まで立ち乗りした。
とにかく足が痛い。靴ずれと筋肉痛が刻々と襲ってくる。
遂に寮が見えてきた時、近くのスーパーで「キリンライチ」を買って飲む。
きっと中国オリジナルなのだが、何故かキリンのロゴは片仮名だった。

朝っぱらから両替に行く。早起きしたつもりが、近所の一般市民は既に活動していた。

7時に同室の女性と寮を出て、最寄りの三つ星ホテルへ。
後について歩いていたら、彼女には色々と助けてもらえた。
帰りしな、屋台でごま団子を買って朝御飯(食べ歩き)。8角(約16円)。
入学&入寮の手続き。当然ながら中国語しか通じない。苦戦する。
ともあれ一人部屋に移り、生活用品を買い揃えに日本人同志で街へ。
いまだに貨幣価値がよく分かっていない。やばいかもしれない。
夕飯は「日本焼餅」。メニューには「お好み焼き」とあるのにゲテだった。
更に出てくるのが遅い。注文してから1時間は待たされた。
その間じゅう、居合わせた人々と喋っていた。
ドイツ語を話す華僑のお嬢さん&デンマークのお姉さんとも同席。
英語で会話してしまった。中国語で話しきれないのが実に悔しい。

のっけからやられる。怖るべし上海人。

そもそも、飛行機が離陸した時点でのんびりしている。
関空を日本時間15:35に発つはずが、実際は15:52を回ってから走り出した。
当然、上海空港に着いたのも遅い訳である。現地時間(日本時間-1)16:55に着陸。
しかし荷物を受け取るのに更に1時間かかり、何と銀行が閉店してしまった!
おろおろしていると、日本の留学生一行に会い親切に話を聞いてもらえた。
だが、問題はこれから。
話しているうちに怪しい中国人エージェントに捕まる。
「日本語を喋る現地人には近づくな」が渡航の鉄則のはずだが、日本語だった。
しかも、当然ながらカタコトである。それにカタコトの英語、そして中国標準語。
強引に荷物を持ち去られ、タクシーに乗せられること3時間強。
その間タクシーの運ちゃんとエージェント(自称30歳)は上海語で何やら談笑しっぱなし。
私は大学で習った程度なので簡単な中国標準語しかできない。あとは英語!
あいにく持ち合わせの現金が50米ドルしかないと言うと、全部ごっそり取られた。
何件目かのホテルでやっとT/Cを換金してもらうなり、更にチップ500元。
タクシー代の相場が120元というから、明らかにぼったくりである。
ともあれ、よく生きていたものだ。よくやったぞ、私(笑)。