中国語と日本語は、漢字を共有しているうえ、互いに語彙を輸入しあっている。
故に、知らないはずの単語でも日本語読みで読めている気分になってしまう危うさがあるのだ。
日本「品質」
商品の質を示す中国語は「質量」だと習った。
中国語にも「品質」と綴る単語はあるのだが、意味は違う。
物品ではなく人品の質なのだ。
(1) 人の資質,品性:
*政治~|政治的資質.
(2) 商品の質,品質:
*提高~|質を高める.
出典:デイリーコンサイス中日辞典 (三省堂)
民族衣装
初心者向けの着付け講座に顔を出してみた。
和服には若い頃から興味があったので、しばらく習うきっかけを探していたのだ。
どこまで/どこで公開するか
ひょんなことからFacebookに登録してみた。
招待制ではなく登録制だということに気づいてまず怯む。
何の制限もなく誰でも登録できる、ただそれだけのことなのだが。
所謂「個人情報」をここであけすけに公開していいものだろうか?
品
テレビ番組の題名に「どや顔」が出たと思ったら、今度は雑誌の見出しに「どや服」だとか。
この用法(どや+名刺)を肯定的に使う人達の気が知れない。
響きが下品だと感じるのは私だけなのだろうか。
「どや顔」は、テレビ朝日の定義?によると「古くはしたり顔、得意顔」だそうだが、より強く悪意を感じる。
悪意というより、その顔をしている人を冷たく見下す第三者の視線と言うべきか。
愛着のある(ことに目下の)誰かを形容するならまだしも、いたく失礼な気がしてならない。
プロの「いい女」
銀座流売れっ娘ホステスの会話術なる本を読んでみた。
新人ホステス用の教科書といった感じ。
一般人がプロのノウハウから学ぶという目的にはあまり適さない気がする。
そして私にはホステスは務まるまいとも思った。
つきあう必要はあるが親しくもない相手との交流には生かせるのかもしれない。
ただ、本当に親しい/親しくなりたい相手にそんな接し方ができるだろうか。
手作りの無形商品
「お願いがあるんですが」と電話。
前回納品分の訳文を自社スタイルに合わせて返すから参照してほしいとのこと。
「どうか気分を悪くされませんように」と丁重に念を押された。
日本語表現そのものにかなり手を入れているので、気を遣ってくれたのだろう。
誤記の訂正ではなく自分の紡ぎ出した日本語そのものが添削対象なのだ。
先にこう断ってもらえたからこそ心穏やかに受け取れた可能性は否定できない。
できるものなら晒したいけど
ここ三年ほど、「中日友好に関する作文」の和訳を定期的に受注している。
中国のある新聞に公開されている原文ばかりなのだが、訳文は公開できるものか自信がない。
飽くまで個人の作文であって新聞記事ではないので、著作権関係が見えないのだ。
まして訳すために費用を投じてくれている客先の存在もある。
機密情報ではなさそうなので幾分もやもやしたものがあるが致し方ない。
純粋なる魂の為せる仕事
おとちゃんノートで紹介されていた、松山秀太郎 ペーパーモデル展に行ってみた。
私ごときの携帯写真で心苦しいが、この作品達を目にして言葉は要るまい。
ため息やら賛辞やらはいくらでも出せるが、どう評しても失礼な気がする。
この写真では縮尺が分からないかもしれないが、「新聞車ク 3形」とあるほうは新聞紙である。
新聞の文字の大きさに比して見ていただきたい。
他の作品も同様の精密さで創られていた。
開催日時が限られているのが惜しまれてならない。残すは9/11(日)13:00~18:00のみ。
自営だから
自営業というと小規模の商店や飲食店が思い浮かぶが、フリーランスもその一態様ではある。
私の場合は再委託先パートナーや専従者がいないので人件費や原価はかからないが、
働き方によっては同業でもそうした費用がかかる人もあろう。
フリーランスとして活動するのは独立ではあれ起業ではないような気がする。
反して飲食店を開くとなると、華々しい夢のようなものがあるのではなかろうか。
興味はあるものの、経験者に話を聞く機会はないので時々その手の本を読んでみたりする。