不規則な生活が続き、眠くてたまらない。爆睡。

未明四時頃まで人様のパソコンをいじって過ごしていたため、ばちがあたった。
仮眠を取って授業に出たはいいものの、目が碌に見えない。しかも足までふらつく始末。
集中力の限界を感じ、こんな状態で授業に出るのも悪いと思ったので午前中で早退した。
元々が異常なほどに早寝早起きの習慣である私に夜更しは相当な毒であるらしい。
昼食を摂ってすぐ床に就いたら、目が覚めた時には既に五時を回っていた。

上海情報をネットに流すグループの会合に参加。誤解されてるぅ?!

この学校でパソコンを持っている人達のグループがあるから行かないか、と誘われた。
何でも上海には日本人のための生活情報が余り出回っていないので先鞭をつけようとの話。
そう大人数での活動でもないと聞き、とりあえず会合に顔を出してみることにした。
会場は近所の料理屋。お昼を食べつつ自己紹介やら活動概要やらの話をしようという。
私に声をかけた某新聞社の記者さん以外は二十歳前後の学生ばかりだった。
初めて顔を出す面々のために以前の議事録が配られ、しばらく説明が入る。
ぽつぽつと人数が増え、十人は越えただろうか。ついに自己紹介の時間になった。
ホームページの作成歴が有るのは私を入れて三人。パソコンを持っていない人すらいる。
少なくとも一人は知っている話なので先週末のことを言うと、一同から歎声?
何故か中身の詳しいことは私に聞くべし、といったような話になってしまった。
そして回ってきたのは「技術サポート担当」などという仰々しい肩書。
やばいぞ、ここのみんな私を誤解してるってば!

週末のお仕事の続き!せめて上海語はやめてくれ…..。

自分の愛機すら碌に管理できないのに人のものなんて、と起きた時は気が重かった。
しかし運よく製品版のマニュアルを持っている人がつかまってくれて、愛機は午後に復活。
ドライバの詰め直しと「互相学習」を経て、そろそろ約束の時間ということになった。
外部の人間が学院の敷地に入るには門の隣で登記が必要なので、本来の待ち合せは正門である。
しかし会客室が余りにも人でごった返していたため、私は先日の彼の部屋にお邪魔した。
どこにパソコンを置くつもりでいるのか予め見ておきたい気もあったからである。
日曜の話では、業者は四時半に現れるはずだった(私の語学力ではそう聞こえた)。
しかし電話があったのは五時。しかも今まだ店にいるという。じゃ更に数十分?
平日の五時台では町中が混んでいるはずなので、一時間ぐらいかかるかもしれない。
部屋に戻っていてもいいと云われたが、どうせ他にすることはないのでその場に残っていた。
そして喋りつつ待つことげに八十分、お呼び出し放送が入る。「客人あり、急げ」
客はこっちだろっての(笑)。ともあれ業者に登記手続を促さねばならないので急行。
納品に来たのは先週いたお兄ちゃん二人である。一応それなりの技術はあるらしい。
ちゃっちゃと部屋に運び込んで据え付けから電源の確保まで終えると、二人は私を振り返った。
先日の経緯で、私にしか話が通じないと思っているらしい。そそくさと概要を説明する。
私は買い手の要求を商品が満たしているか確かめねばならないので話は聞き流して電源を入れた。
日本語版95、起動できる。WORD、見たところ問題なし。じゃインターネットは?
ここでひっかかった。ダイヤラーが起動できない。中文版との競合がおきているようだ。
とりあえず「接続できてないみたいだけど、どうしてくれるのよ」と文句だけつける。
二人はしばらく上海語でぼそぼそ言ったのち、中文版の接続環境をいじりだした。
私にも何か云ってくるのだが、訛りがきつくて今いちよく聞き取れない。
しかしやっていることは理に適っているので買い手の心配を余所にしばらく傍観した。
で、ともあれ接続そのものの問題は解決。しかしモジュール不足とやらでIEが機能しない。
「足りないファイルがある!どうしてくれるのさ」私はこればっかり(笑)。
店側は「正式版じゃないから仕方ないんだ、サイトは中文版で見てくれ」との返答。
おいおい、それじゃメールとサイト閲覧は排他使用だっての?
しばらく考えた挙句、まぁ後から解決できる問題だと判断。「じゃ、もういいわ」
正式版の持主からファイルを移入すれば多分どうにかなるだろうから議論しても無駄だろう。
後は私が何とかします、なんてかっこいいことを買い手に言ったぐらいにして任務終了。
さ、問題はこれからぢゃ(笑)。

いらんとこをいじってしまい再セットアップ(泣)!

色々と考えるところあって愛機をいじっていたら、無意識に何かを消してしまった。
気づいてみると、「プログラム開始エラー」だけで何も使えなくなってしまっているではないか!
しかも消したファイルが何なのかも訴えてくれないので、最終手段に出るしかない。
まさかこの異郷でまでシステムの再セットアップが要るだなんて思いも寄らなかった。
本体にバックアップファイルが残っていたから何とか作業は順調に進んだものの、
最後の最後に来て落し穴。再起動直後に入れるべきWINDOWSの製品番号がない!
流石にそんなものまでは控えていないので、万事休す窮状に陥ってしまった。
折りも折り、実家の母がメールチェックする時間である。
何も連絡がなければ心配するだろうしと、思い切って初の国際電話(苦笑)。
しばらくメールが書けないことを伝え、いちかばちか製品版の番号を探してもらう。
あいにく肝心のマニュアルに限って大阪に運んでしまったらしく、ないとの返事。
どうすりゃいいのさ(泣)。

遅ればせながら現地プロバイダと契約。そして報酬(?)

毎週の通り「互相学習」を終え、ふと昨日のことを思い出した。
折角モデムがあってもアカウントがなかったらインターネットはできないではないか。
私もついでに従量制の契約をしてもいいやと思い、昨日の彼に電話してみる。
どうせ登録には三日ほどかかるのだから、今からでも早くはないだろうと提案。
そういえばそんなことも聞いていたとばかり、割とすぐ出かけることになった。
知りあいが一人チラシを持っていたので覚えていたプロバイダの代理店は印刷屋である。
店は小さく、副業で大手一社の窓口業務だけ請け負っているような感じだった。
契約には四種類ある。年定額、月定額、月極従量制、完全従量制の全てが登録料は百元。
私はどのみち向う一月程度しか滞在しないので月極従量制を申し込むことにした。
一ヶ月に二十五時間まで接続できて月会費が百元というものである。
完全従量制は鬱陶しいし定額で使うほどはまりそうにもないということで、彼も同じものにする。
ともあれ二百元ずつ払い、領収書に連絡先電話番号を書いてもらう。
費用の納入もここで扱っているとのことで便利そうだった。開通は水曜日の予定。
昨日の買物で助かったから、と望外にも夕飯をおごってもらえることになった。
遠慮すればいいものを、厚かましくものこのことついて行く。
時間が半端だったので何気にマクドナルドで一服。でも二時間ほどいたような気がする。
よくもまあ色々と喋っていたが、ほとんどパソコンとは関係のない話題ばかりだった。
一方的に底の浅い知識をひけらかすより気分もよかったのでよしとする。
日本料理屋で好きなものをとっていいと云われたので「経済定食」を注文した。
関西の方はご存知だろうが、おそばにかやくご飯がついている例のあれである。
味も良かったし店員の態度も良かった(普通ここでは期待できない)。満足。

電脳城で人様のパソコンを買う。漢字だらけで交渉に詰まる。

午後、パソコンを買いたいという知りあいのお供で電脳城とやらに足を運ぶ。
私は足代の責任がないからいいようなものの、タクシーで三十分以上かかるという遠出だった。
そして、林立する百貨店の隣に「電脳城」なるこれまた似たようなものが二軒。
買う本人、その友人、通訳(?)の中国人、そして私の一行四人はとりあえず手前の建物へ。
通訳に来てくれた女の子は自分でも持っているらしく、おすすめのメーカーを教えてくれた。
とりあえず国産では一番の有名どころで、値段はピンキリ揃っているとのこと。
但し、余り詳しくはないので中身には干渉しないという。交渉だけしてくれるらしい。
つまり私にお鉢が回ってきてしまった。要求すべき条件を次々に列挙せねばならない。
ああだこうだと言っているうち、店員さんが上海語バリバリで話しかけてきた。
彼女に訳してもらうと、難しいことは隣の建物にある支店で聞けとのこと。迷わず移動。
先に行った店が見るからに「パソコン屋」だったのに対し、隣の支店は「部品屋」だった。
中ではマニアがかったお兄ちゃん数人がボードの取りつけ作業らしきことをしている。
既に詰めてあった条件で彼女に声をかけてもらうと、彼等は意外に流暢な標準語で答えてきた。
但し用語がやたら入っているので彼女にも解釈の仕様がないという。
#中国人はいくら日本語ができてもカタカナ語には弱いのがお約束である。
私は書いてさえあれば用語も判るので、やむなく矢面に立った。標準仕様を書いてもらう。
当然ながら、用語も全て漢字である。しかも仮名用法ではなく意訳ばかりなので少々ややこしい。
他の三人が理解しない以上、機能の取捨選択が私の一存において決まってしまう?!
最初の条件は日本語WINDOWS95・WORDが入っていること、かつ中国語入力ソフトがあることだった。
それにモデム類もつけてもらい、できるだけ安く抑えるのが私の使命である。
日本語WIN95は正式版が手に入らないとのことなので、同時に中国語版も入れてもらうことになった。
中国語入力は中文版WORDがあるからいいとして、では費用をどこで抑えるべきか。
買う本人が論文とインターネット少々さえできればいいと言うので、まず型落ちのCPUを選ぶ。
どのみち私のノートを上回る性能になるぐらいでいいのなら、最新型の必要はない。
オプションは内臓モデム以外ほぼ完全に削り倒した。サウンドカードすら抜く。
技術屋のお兄ちゃん達の後ろからお店の偉そうな人も出て来て、苦笑まじりの商談になった。
店「そんなに削ったらつまんないよ?」私「いいんです。無欲ですから」店「……」
流石に海賊版のソフトを店頭には置いておけないのか、組込は工場で行うという。
土日は工場が休みなので更に一日かかって火曜に納品ということになった。
ちゃんと動作することを確認してからしか買えないと当人が言うと、お兄ちゃん困った顔。
運ぶからには納品して代金を得るのだと主張して引っ込まない。しかし買物は高い。
結局、納品の時に試運転してまずいところは即座に直すということで商談は成立した。
しかし当人は機能の説明を聞いても解る自信がないそうなので、私もつきあうことになる。
立会人だなんてエラソーだな、私…..そして火曜に続く、はずである。

何かクラス行事が有ったらしいが、参加せず。

今日は何だかよくわからないが「全班活動」の日だったらしい。
担任のおねえちゃん先生が無性に早口でしか説明しなかったので内容は不明。
しかしどうやら午前十時から全員でどこかに出かけることは決定のようである。
八時から二時間の授業はいつも通りだというのに、出席者が少なかった。
動物園に行きたいと言いだした女の子達すら現れていないなんて、何なんだ?
人数が少ないから茶館(中国式の茶道が楽しめる喫茶店)に目的地変更するだしないだ、
話がにわかにややこしくなってきた。行く気が全くおきない。
何故なら、できることなら授業中すら見たくない印尼人がいる活動なんて厭である。
国際交流なんて中国人とだけできればいいのぢゃあ!
了見が狭いといわれようが大人げがないと嘆かれようが関係なし。
授業に出るマナーすらわきまえない連中と誰が茶なんか飲むってんだ!
…..などということを先生に説明して説得してしまった私。
当然おさぼりも堂々たるものである。何だかちょっと先生に悪いけど。

師匠と「上海の思い出」すごろくを作る。誰にも判るまい。

だいぶ前の約束で三国志すごろくを作ろうと云っていたのだが、時が経ちすぎた。
どうせだったら今までの思い出を色々もりこもうということで思い出すごろくに変更。
旅行中のまずかった飲物から先生がしょっちゅう着ている服の柄まで、実にめちゃくちゃ。
見る間に支離滅裂以外の何者でもない絵や字の羅列ができてしまった。
半分を私が書いて半分は師匠におまかせ。題字「抗洪精神」は私が担当した。
本来この言葉は「洪水に負けない心を持とう」という災害復興の合言葉である。
しかしここでの意味は不謹慎にも全く違い、「洪宇宙に抗って元気だ」だったりする。
注):精神という中国語には「元気がいい」という意味も有る。
そしてこれこそ我々のマニアの行きつく先だろう、実は三国志ねたなのだ。
美男子で名高い”周瑜”を演じる俳優は、当然いい男でなければならない。
ところが中央電視台の大河ドラマ「三国演義」で起用されている俳優ときたら…..!
その名は洪宇宙、首から下のスタイルは格好いいが顔はおくびにも美しいとは云えない。
しかも頭がでかいので鎧を着けると立姿すらさまにならない!
これに抗わずして何とすべし、ということで「抗洪精神」。

遂に最低気温が零度を割る。それでも人民は薄着!

寒さで目が覚めるほど、今朝はよく冷えていた。指がしばらく動かない。
例の「暖気」は六時から稼動するのだが、御利益に預かれるのは七時以降である。
何気なくTVをつけて納得。零度もないんじゃ寒くて当然か。
日本人はセーターにコート、欧米系はトレーナーにダウンジャケットが多かった。
教室は暖気が効いていたので授業中は上着を脱ぐ学生とそうでないのが半々。
でも休み時間になると愛煙家は廊下に出る為いちいち上着を着直していた。
だというのに先生、三人とも薄着。誰も我々ほど重ね着をしていない。
コートを着ていたのは若いおねえちゃん先生だけだった。じゃ、まさかただのおしゃれ?
暖気の吹き出し口が窓際にあるので外を見ながら指先をあぶっていると、更に驚き。
いつも焼芋屋あたりが来ているあたりに何故か盆栽屋らしき地元住民の姿がある。
植木職人らしい格好といえばそれまでだが、ただの作業着だけで何で平気なんだ?!
買ってどうするのか交渉している白人学生と見比べる。彼の何倍ぬくいんだろう。

週末のつけか?ちょっと壊れる。

昨日は部屋に帰ってすぐ寝たのに、眠気がとれてくれていないので朝から参った。
授業も半分ふにゃふにゃ、互相学習もレンズが濁って字が碌に読めずはかどらない。
用を済ませて戻るなり、倒れるように寝込んでしまった。夢すら見ず爆睡。
師匠からの電話で起きてみると、外は既に暗かった。もう学食もやっていない。
やっちまったなぁとは思いつつ、しかし食欲が湧かないので悔しくもない。異常である。
ここにいては食べることぐらいしか楽しみのない私が全く無気力になっている。
不健全な生活のせいだか気疲れの症状かなどと話しているうち寒気すらしてきた。
話題が愚痴に移ってから判明。心身症に間違いない。起きて布団から出ても寒くないのだ。
だったらさっきのあの悪寒は…..ストレスと一緒になくなってしまったのだろう。
それにしても随分と毒を吐いてしまった。それで楽になったということは、一種の自家中毒?
それでも食欲がわかないあたり、すぐには回復できないのかもしれない。