日本人は議論が下手だ、とよく言われる。
「ちゃんとした場」を与えられればそれなりに発言するが、普段はモノを言わないからか。
ついったーは、何気ない会話が広がって、議論やら口論やらに発展することが多い。
どうすべきだというルールがない(成立しない)世界だからそれ自体は構わないのだが。
議論をふっかけたつもりでない発言をつかまえられて論駁されると困惑する。
こうなってしまうと、反論=逆らった、別の話題=逃げた、となり、何をしても逆効果。
しかも相手は自分が感情的になっていることに気づいていない(としか見えない言動ばかりする)。
ついったーから学べること、学びたいことは多いし、その対象としたい人々もたくさんいる。
でも私は家庭教師が欲しいわけでもなければ、坊さんの説教を聞きたいわけでもないのだ。
皆さんにそんな個人的態度をいちいち把握してくれとは思わないが、気づかないのかなぁ。
見えている画面が違うと読める空気も違うのだろうか。
気にしても仕方ないことだけは習得しているので、そっとフォローを外すなど。
オフな一日
東京滞在の最終日。私にしては珍しく、チェックアウト以降にネットを見ることが全くなかった。
メールのやりとりはしていたので、ネットを利用しなかったわけではないが。
時間差で5人もの鳥好きさんと会い、たくさん歓談してきた。
チェックアウト時刻ぎりぎりに宿を出て、待ち合わせ場所である浅草へ。
当初そこで会う予定があったのは2人だったが、もう2人に会えることになった。
浅草に行く用事があるのでお昼でも、と声を掛けてくれたのだ。
群青色の七分袖にキバタン柄の白いTシャツという、実に分かりやすいいでたちが功を奏した。
地下鉄の駅を出るや、「あっ、ふるかわさーん!」と声がかかる。
人なつこい笑顔を浮かべた奥さんが、ついったーでの知り合い。
ご主人もインコ好きとのことだが、どうしても奥さんとばかり話してしまい、ご主人と話す機会はあまりなかった。
ご夫婦は浅草寺の「ほうづき市」に行かれるとのことなので、もう二人には携帯メールで連絡しつつ同行してみることに。
週末と縁日が重なったとは言え、通勤電車のごとき人の群れがひたすら続いており驚いた。
どうにかお参りを済ませ、ご夫婦がほうづき市へ、というところで「駅に着いたよ」メールが。
私はホオズキに用事がないので山門前で待っていることにして、ご夫婦を見送った。
しばらくして、人混みにうなされながら別の鳥好きさんが登場。
「お昼の場所に行っておいていいですよ」とメールが来たので、まずは2人で飲食店を物色。
さてここにするかな、と思ったところで「気分が悪くなったので、おとなしく帰ります」とのメール。
つわり中の奥さんは大変だねぇと話しながら、まずは蕎麦屋に入った。
見知らぬおじいさん達と相席。もう1人がいつ来るかねぇなどと話しつつ蕎麦をすする。
席にありつくまで時間がかかったこともあり、食べ終えて店を出たあたりで「駅に着いたよ」メールが来た。
ちょうどお品書きに店の略地図があったので、撮影して「ここです」とメール。
メールだけでは自信がないのか、しばらくして電話があった…と思ったら目の前に相手が。
落ち着いて話せる喫茶店なり甘味処なりをどれくらい探し歩いたことだろう。
昔ながらの喫茶店で空席を見つけたが、3人で入るには微妙に狭い。
よそに行こうかと諦めていたところ、店内から声がかかった。
小さいテーブルをパズルのように寄せ合わせて席を作ってくれたのだ。
一人が柱と向き合ってしまう配置だったが、座れるだけありがたいと入店。
持って行くと約束していた本を披露すると、その内容が話題の中心になった。
鳥籠の鑑賞、インコ中国画の画法、スズメ中国画の画法。
いずれも私が中国から取り寄せた本なので、物珍しいというのはあったのだろう。
また、写真や図例が豊富な本だったので、特に訳して聞かせる必要もなかった。
2人とも、私とは目の付け所が違っていて、出てきた感想が面白い。
「この作者はコンゴウインコがひいきだよね」
「このスズメ、何があってこんな口なんだろう」
「何だか高いと思ったら、鳥籠なのに象牙?」…などなど。
一方で、出てきたおやつもそれぞれ想像とずれがあり、なかなか盛り上がった。
ミルクかき氷のミルクがかかっていない。ピッチャーに少しだけコーヒーフレッシュが注がれている。
ヨーグルトドリンクがストローで吸えないほどドロドロで味が濃い。
プリンを頼んだら品切れで、半強制的にコーヒーゼリーに変更…などなど。
品物がなかなか出てこないのは苦にならなかった。
むしろ待っている間は堂々と本を広げられる。
ひととおり回覧が終わり、おやつも食べ終えたところで喫茶店から退却。
駅で1人と別れ、2人で上野のこんぱまるへ行った。
大型インコの絶叫にまみれながら、店内の珍しいインコ達をぐるりと見回す。
キキョウインコもかわいいが、サザナミインコも捨てがたい。そしてこの色は云々。
お店の人に頼めば籠から出してもらうこともできたが、情が移りそうなので自粛した。
ふと気づいたら次の待ち合わせが迫っていたので、一足お先にと声を掛けてお店を出る。
浜松町に現れてくれたのは、掛川花鳥園でご一緒したことのある方だった。
花鳥園に行っていたときは、総勢18名という大人数だったこともあってほとんど話せていない。
どんなインコ話をしようかと思っていたのだが、存外お仕事の話が興味深く、そちらにはまってしまった。
インコつながりで知り合った皆さんは確かに職業がばらばらであるが、仕事の話はまずしない。
しかし御法度というわけでもないらしく、尋ねたら「堅い仕事ですよ~」と笑顔で仕事用の名刺をくれた。
仕事内容を聞いてみると、通訳や翻訳の発注側、かつ決裁権限のある方だったのでびっくり。
どういう訳文、態度が「使えない」と判断されるのか教えてもらえて、非常に勉強になった。
幸か不幸か、中国語の需要がありそうな職場ではないようだったが。
意外にも能力より態度のほうが客先に与える印象は強いらしい。
もっとも、きちんと仕事をしようという態度を貫くには、それなりの力も必要な気はするが。
もっとお話を聞きたかったし、結局インコ話がほとんどできなかったのだが、時間切れ。
搭乗時刻まで1時間半を切ってしまったので、手土産を渡して駅で別れた。
いつもなら東京滞在の最終日は空港で時間を余らせている。
PCを託送荷物から取り出し、保安検査場を通ってからカードラウンジでネットを見るのが常だった。
それが今回は、空港に着いたときにはPCを取り出す気も起きないような時間。
そのまま託送を依頼し、貴重品だけ持って保安検査場に進んだ。
手土産と夕食用のパンを買っただけで、もう離陸30分前だった。
素敵な会食
日中はブックフェアの後、三鷹へ行ってお茶の商談をしてきた。
ついに雨が降り出したので駅コンビニで傘を購入。
次の約束は渋谷で夕食なのだが、時間が半端にあって少し困った。
宿に戻ってブックフェアの収穫物を置いてくるのも面倒だし、雨の中それほど歩きたくもない。
いっそ渋谷で降りて時間を潰すか、と思い立ったまではよかった。
会食場所の地図を自分で印刷して持っていたのだが、これが役に立たなかったのだ。
駅徒歩7分のはずの目的地を探すこと70分!
そもそも地図に歩道橋や地下道の記載がなかったため、最寄り出口を間違えたのが運の尽き。
苦労はしたが何とか場所は理解したので、いよいよ?駅前に戻って時間を潰すことにした。
最初はマンガ喫茶にでも入ってだらだらしておこうかと思っていたのだが、ふと献血ルームが視界に入ったのでそちらに変更。
無料で好きなだけ滞在できる清潔な空間!しかも精密な血液検査がついてくる!(本末転倒)
採血後、温かいお茶を飲みつつ、今朝もらってきたガイドブックを読んで休憩。
ほどよい時間になったので、お店にゆっくりと移動した。
お店の入口で出迎えてくれたのは、なんと店員さんではなく待ち合わせの相手。
雨だからとハンドタオルを貸してくれた。
しばらくしてもう一人の待ち合わせ相手も到着し、シェフに呼ばれて予約席へ。
三人とも、品数が少ないコースを注文した。
選択肢はメインの肉か魚、スープの温製か冷製、食後のコーヒーか紅茶か。
面白いほどばらばらになった。
最初に飲み物の注文を聞かれたが、献血直後なのでワインを断念。
私に合わせてくれたのか、二人も飲み物を注文しなかった。
前菜が出るより早く、歓談開始。
一人が英日と独日のフリーランス翻訳者、もう一人が翻訳会社でチェッカーをしている半分フリーランス翻訳者。
その二人が取引関係にあったりと、自己紹介からなかなか面白い展開に。
意外と仕事そのものの話はあまり出なかった。
むしろ、ついったー(の使い方)論の方に花が咲いていたのではと思う。
目にする誤訳や誤字が気になる「職業病」の話でひとしきり盛り上がった。
やっぱり自分だけではないのね、と嬉しい、と感じるのも奇妙なのだが。
三人で一致したのは、「ついったーって嬉しいよね」ということだった。
在宅翻訳者などは職場がないので孤独になりがちだが、ついったーという場のおかげで寂しくはない。
それに、特定の団体に所属する訳ではないので、堅苦しいこともない。
気に入った人のつぶやきを読んで、好きなように返答して、気が向いたものにだけ返事。
そういう行いが普通であり、失礼にならない気楽さ。
でも意外と前向きで志のある人が常連の仲間になっていく。
以前JTFのイベントで出会った人々(一名のみ例外)と比べ、より親近感がある。
お冷やだけで三人がほろ酔い同然の上機嫌というすばらしい会だった。
料理については知識がないので記述できない(苦笑)が、どれもあっさりとして美味しかった。
雨は降れどもブックフェア
天気予報では雨、ホテルを出た時点で、降り出す直前のような湿気を感じる重い空。
できるだけ荷物は作りたくないので、傘を買うことなく電車に乗った。
平日の10時台だというのに、りんかい線は信じがたいほどの満員運行。
中学生用の定期券を首から提げた女の子が東京テレポートで降りていった。
今や大人が有給休暇を取るより気軽に子供が学校を休んでしまうのか?
同様に降りていく子供が数人。そのこと自体は問題でもないが、電車が全く空かないのでつらい。
今回の東京滞在の主目的は、東京国際ブックフェアの視察(?)である。
人混みに揉まれつつ国際展示場に着いたが、ブックフェアをのものは去年よりむしろ空いていた。
他の展示会が2-3件あったので、乗車人数がふくれあがっていたらしい。
受付登録をしようとして、手元の招待券が一般公開日専用のものであることに気づく。
むざむざ交通費だけ負担して見ずに帰るのも癪なので、自分に珍しく主催者スタッフに問い合わせてみた。
「本当は違うんですよ」とか言いながら業者用の登録欄つき招待券を出してくれた彼のせいではないが、最初からこれを送ってくれるはずだったのにと気分は晴れない。
業者用の招待券には登録欄があり、職業を選んで名刺を貼り付けることになっている。
その職業一覧に、ちゃんと翻訳業があるのだ。(記載は「作家・翻訳家」なのだが)
翻訳して面白そうな原書がないか探すので、大義名分は十分だと思っている。
が、去年は中国ブースが事実上なかった。
書籍の展示もなければ担当者も見あたらない、空っぽの棚と看板があるだけだったのだ。
何があったのかは分からないが、今年も同様でないことを祈りつつ入場。
今年はちゃんと?出版社がいくつか集まって、書籍の展示と商談会をしていた。
若い女性スタッフが応対してくれたのだが、向こうの人らしかったので日中ちゃんぽんで会話。
展示されていた書籍が伝統文化やら地図やら「中国の資料」といった感じのものばかりだったので、企業経営の本があるかと聞いてみたら「没有(ないよ)」。
次に目に付いた茶芸の本がなかなかよかったので値段を聞いたら「45元だから、13掛けて…」違うだろ。
ブックフェア価格が必ずしも安くないのは問題ないとして、日本円で値札を用意していない。
値段が定義されていないので、その本そのものの担当者がいないと売ることもできないのだ。
これには些か閉口したが、まあ中国なので致し方ないのだろう。
そんなわけで、今年も翻訳対象書籍の獲得という目的は達成できなかった。
とは言え、せっかく来た本の祭典なのだから、よそも見て回りたい。
非営利事業の啓蒙パンフレットから定価の書かれたグルメガイドまで、色々なものが「お持ち帰り自由」。
近年の学校用教科書を覗いて感心したりと、おまけは十分に楽しめた。
唯一ながらたまらなく厭だったのは、宗教系出版社の大音量CM。
同列にいた台湾企業を覗きたかったのだが、気持ち悪くなって退場してしまった。
ブックフェアも民間企業主催だから場所代さえ払えば出展させるのだろうが、あれはひどい。
語れば長い話
羽田空港ラウンジで朝刊翻訳の後、今日は人と会う用事が2件あった。
1件は古巣の皆さんと昼食。
今や全員ばらばらの部署らしいが、特に違和感なく自分まで昼休み気分。
知らない人名がいくつか出てくるのは昔からなので気にならなかった。
あっという間に1時間ほど過ぎ、皆さんは職場へ。私は次の用事へ向かう。
お相手はついったーで知り合った同業者、かつ、茶舗の常連さんの一人。
だいぶ前から勝手に親近感を抱いていた相手だったので、会って幻滅されないか少し心配だった。
話し始めてすぐ、杞憂だったと気づき安心。
持病を抱えている方とは思えないほど、快活でさっぱりしたお人柄だった。
互いの身の上話を聞きつつ、法人設立の経緯や苦労など貴重な体験談を伺う。
法人化するならまずは固定客ありき、英語(私の場合は中国語?)のホームページを作るだけでも海外から引き合いがある、などなど。
それが「勉強させていただきます」ではなく、友達然と聞けるとは何たる僥倖。
お話の総括とするにはあまりに漠然としていて彼女に申し訳ないなのだが、翻訳実績を含め、全ての経験は無駄にならないのだと改めて納得した。
生プーアル茶や黄金桂烏龍茶もさんざん?褒めていただき、有頂天になっていたと思う。
ついったーにすら書けない愚痴や失敗話なども明るく楽しく交換でき、気づけばもう5時。
改札の手前で別れ、品川駅でスーツケースを回収してホテルへ。
チェックインして部屋に入り、メールやついったーの新着情報を追いかけていて驚いた。
仕事が長引きそうなので会えないかも、と話していた法廷通訳の方が「遅くても良ければ」と伝言をくれていたのだ。
ちょうど贅沢なおやつでしばらく空腹の心配がなかったので、返信がてら携帯電話の番号とメールアドレスを連絡する。
しばらくして携帯電話にメールをもらえたので、指定の場所へ移動した。
駅前だし、と軽い気持ちで入った新丸ビルの中華料理店。
存外に高かったのは彼女から見ても同じだったようで、ちょっと肩をすくめ「…すいません」。
それでも酒類を頼まない限り居酒屋でちょっと飲むよりは安くついた。
変わった料理を食べたのはさておき、やはり面白かったのは仕事の苦労話。
裁判資料の一部をちらっと見せてくれた彼女、「これ1枚2000円ってどう思います?」
翻訳会社を通してでも3000円はもらえるべき分量なのに、裁判所から直接受注で2000円とは。
他の法廷通訳さんが1枚2000円で請け負った前例があるので2000円しか支払われないとのこと。
あくまで本業は法廷通訳であり事前資料の翻訳は付随業務、というつもりなのだろうか。
しかもその本業の報酬も、当該案件(=裁判)が完了してからの支払いとのこと。
裁判員制度ができて裁判の期間が長引くようになり、法廷通訳の報酬発生が押されて遅くなる。
自分の調整しうる都合でなく収入が遅くなる、という不条理が少し気の毒にさえ思えた。
通訳の仕事には憧れみたいなものを感じるが、法廷通訳は過分にしんどそうだと苦笑を禁じ得ない。
それにしても、同業者と話をしてみることが、ここまで面白いとは。自分でも驚いた。
仕事の愚痴さえも、暗くならなければ笑い飛ばしてしまえるものだ。
不満は感じずにいられるのが一番だろうが、鬱々と自分の中にため込んでしまうよりは吐き出す機会を作ったほうが健全なのかもしれないと感じた。
意外と集まってくれた
明日から4日間、東京国際ブックフェアが開催される。
去年が収穫なしだったので躊躇していたが、今年も行ってみることにした。
折角の「出張」なので、誰か東京近辺の友人と会えないかと企むのが私の常。
まずは元同僚に声をかけ、明日の昼食につきあってもらう約束をとりつけた。
それだけで飽きたらず、ついったーでも「かまってくれる人」を募集。
人だかりができたりはしなかったが、2泊3日の全日程で誰かしら相手をしてくれることに。
たくさんの人に呼びかけて自分に会ってもらおうとするとは、我ながら変わったものだ。
それが何故かできてしまう、ついったーがすごいのか、自分がすごいのかは分からない。
ただ言えるのは、声を掛ければ応じてくれる人がいるものだという事実。
これを機に、少しは社交的になれたらと思う。
小さな刺客(もとい、来客)
雨の中、のはんさんが拙宅にいらした。
柄違いのエコバッグから1つ買い取っていただけるという話になり、鳥さん同伴(!)で登場。
まずは忘れないうちに、9つ(柄は5種類)あるエコバッグから1つを選んでいただく。
一通り全部お見せした結果、ちょっと変わった感じの(写真上段中央)に決定。

さて、実はここからが本番ではないかという放鳥開始。
ノーマルコザクラインコのピーちゃん、ヤエザクラインコのブリちゃんがやって来た。
実はこの人+2羽は、先月にも一度お会いしている。
その時はこまが恐縮しきってしまい、ほぼずっと私にひっついて離れようとしなかった。
今回は見知った顔だと認識したのか、おやつにつられて一緒にパチリ。

出して遊ばせている間も、前回ほど互いを警戒していなかったようで何より。
愛鳥のおやつやら体調管理やらの蘊蓄を聞きながら、とっかえひっかえやってくる3羽をあやす。
脚力が弱いピーちゃんブリちゃんと比べ、こまは脚ががっしりしていてマッチョらしい。
下腹部~おしりの辺りがちょっと肥満気味だと指摘されたが、お泊まり保育の影響かと思う。
見知らぬ環境であまりバタバタ飛び回らなかったようなので少し運動不足なのだろう。
今日は来客中2時間ほど暴れ回っていたので、その後は流石に静かにしている。
いつもなら数十分でおなかが空くか喉が渇くかして帰って行くのだが、今日はおやつも水も出ていたので帰る理由がない。
眠そうにしていたので捕まえて籠にしまったら、出せ出せと猛烈に抗議された。
他の子が遊んでいるのに自分だけ帰らされるのは不本意らしい。
ちょっとは競争心なり同族意識なりが出てきたのだろうか。
のはんさんには二度にわたって数々のおやつ(こま用)を頂いてしまったので、届いたばかりのカトルボーン串を物々交換ということで進呈した。
ブリちゃんの好物とのことで、彼に直接カトルボーン串を選んでもらい決定。
1本でもそうそう食べきれない量なので、いい買い物だったのかな?
鳥好きと楽しむ花鳥園(後編)
集合時刻が近づいたので、園内レストランへ移動。
前回に来た時はレストランというほどのものがなかったのだが、
神戸花鳥園と同じ食べ放題方式が採用されていた。
一行が集まって次々にテーブルを占拠し、18名いることが判明。
同じ卓になった初対面の人々にTwitcard(遊び名刺)をばらまく。
ついったーIDとアイコンが印刷されているので、ほとんど皆さんに「ああ!あの!」と合点してもらえた。
…ただ、こまネズミちゃん(下手合成)がどんなイキモノなのかは誤解されていたようだが。
筑前煮やお浸しに炊き込みご飯、と和食ものを大皿一杯もらって着席。
ついったーやら鳥やらの話に花が咲き始めたところで、何故か携帯電話が鳴った。
出てみると、今回は参加を見送った関西の愛鳥家さん。
「さっき電話くれた?」
「いいえCメールだったはずですけど」
「ま、いっか。盛り上がってる?」
「ええ、すごい人数です」
ぐらいで会話が終了するかと思いきや。
「誰かと話せないかな?」ということになり、急遽2人に電話を回すことに。
目が点になっている私に電話を渡された2人も、目が点だった。それはそうだと思う。
幸か不幸か電話の主は1人だが、「現場と中継がつながっています。ふるかわさ~ん!」の乗りだった。
食事時間は90分以内とあったのだが、
「2時からはコンゴウインコのショーがありますよ」とご注進?があって早めに切り上げる。
団体行動のような、烏合の衆のような、ゆる~い団体状態でスイレン温室へ移動。
トレーナーさんの案内で、スイレン池の四隅に分散した。
2時からのショーは、コンゴウインコがスイレン池を縦断して飛ぶ、観客が持つフラフープを通り抜けて飛ぶ、の2演目。
前者は、人が大きく手を振ればそちらへ飛んでいくという訓練の成果が披露された。
トレーナーさんと一緒に数人の観客が手を振り、そちらへベニコンゴウが飛んでいく。
ちゃんと到着したら、ご褒美のおやつを渡すのも観客が参加できた。
長い柄杓のようなものにトレーナーさんがバナナやひまわりの種を取り分けてくれるので、捧げ持ってインコに近づける。
コンゴウインコは意外にもひまわりの種を犬食い?していた。
1回に5粒もらえる種をいっぺんに口に含み、殻だけをぷちぷちと落としていく。
舌だけで殻と身が分離できるというのは、それはそれで器用だなとは思うのだが。
後者は、長距離飛行ではないので、温室の一辺にみんな集まって見物した。
立候補した観客にフラフープを持たせ、遠くからトレーナーさんが合図すると飛んでいく芸。
フラフープの直径が翼長より少し小さいので、くぐるにはコツが要る。
一瞬だけはばたきを止め、肩をすぼめないと通れない。
それなりに難しいようで必ずしも成功しないとのことだったが、試技4回とも見事に成功。
惜しむらくはフラフープ担当が子供ばかり選ばれてしまったことか(苦笑)。
到着の遅かった東京組は猛禽ショーを見に温室を出て行った。
関西組は午前中の演目と同じようなので屋外会場へは行かず、水鳥温室を散策。
フラミンゴ、クロエリセイタカシギ、クラハシコウ、トキ数種。
彼らの主食が魚であるせいか、妙に魚臭い温室だった。
オオハシもいたが、あまり目立たず。
時々スイッチが入ったように動き出すクラハシコウを眺めてまったり。
温室内の観客が少なかったせいか、シギが足を完全にしまって寝ていたりした。
何時間も歩いたり立ち止まったりだったので足の裏から疲れ、休憩することに。
ツイ割りなる特典で、喫茶コーナーにて飲み物を頂く。
どれがもらえるのかと聞いたら、300円メニューはどれでもいいとのこと。
先に休んでいた関西組は無難に飲み物をもらったが、外から戻ってきた東京組はほとんど全員ソフトクリームだった。
静岡のご当地ソフト、みかん味と緑茶味。
魅力的には映ったものの、夜の方が暑くて食べたくなる可能性を考慮して我慢。
みんな周囲に集まってきたな~と思っていたら、花鳥園のツイッター担当者がご登場。
幹事が連絡を取ってくれたらしい。
丁寧なお礼の挨拶と、ちょっとした質問コーナーがあった。
適当に集まり適当に見物していた「みんな」が一つの「旅団」のようにまとまって拍手。
かなり盛り上がったところで散会となった。
鳥好きと楽しむ花鳥園(前編)
掛川花鳥園に行ったのは何度目だろうか。
前回までと明らかに違うのは、同行者の顔ぶれ。
総勢20人弱の大所帯でありながら、面識があるのは1人だけだった。
間接的なものも含め、ついったーで呼びかけて集まった面々なのである。
共通点は、鳥好きを自覚しているところ。
きっかけは、主催者(幹事)?の青年と大阪で話したことだった。
「花鳥園って鳥好きな人と行ったらもっと面白いんでしょうね」
「インコ好きなら神戸より掛川のほうがインコは多いですよ」
「じゃあ同行者を募って掛川ツアーしましょうか?」
というような、冗談のような軽い会話だった。
ちょうど静岡県は東京と大阪の中間あたりなので、現地集合現地解散でいこうということになり告知。
先週ぐらいまでは参加表明があまりなく、こぢんまりとした会を想定していた。
ところがレンタカーを借りようか発言が出たことで、そのワゴンに満載の参加者が追加!
車の定員にあふれて新幹線組に回る人まで現れた。
意外にも関西発着は少なく、私の他は2人だけ。
一緒に移動したほうが心強いよね、ということで新幹線の指定席をまとめて購入した。
7時過ぎ、関西組と新大阪駅で待ち合わせ。
私は目印としておとちゃんバッグを背負っていった。
縦41cm×横35cmのキャンバスにかわいらしいコザクラインコ写真プリントで、目印に最適。
待ち合わせ時刻は新幹線が発車する10分前ぐらいにしていたのだが、双方が早く着いていた。
愛鳥の話をさんざんしながら、ひかりで浜松へ。
乗り継ぎの都合で、こだまを待つより浜松から鈍行で掛川へ行く方が合理的だった。
休日午前中のダイヤというのは間が難しい。
花鳥園の入口に着くと、バッグを見つけて声を掛けてくれた東京組が3名。
自己紹介がてらしばらく雑談していると、集合時刻ちょうどぐらいに幹事がやってきた。
落ち着いて入園券を買えばJAF会員優待で100円ずつ安かったのに、各人が10:00開始の「ペンギンの餌やり」に心を奪われ、殺到するように入園してしまった。
天気予報がひどかったせいか、園内は意外と空いていたので、実は急ぐまでもなかったのだが。
続いて屋外でのフライトショー。コンゴウインコが頭上すれすれを飛ぶ様は美しかった。
梅雨空の大阪からは想像できなかった夏の日差しに戸惑っていたが、
熱中症対策と称して麦わら帽子が用意してあり、借りてきてくれる人がいたので一安心。
ショーはフクロウの飛行からヘビクイワシの戦闘実演?へと続き、あっという間に終わった。
軽く園内を一周したあたりで、レンタカー組が到着。
自己紹介やら歓談やらは昼食時でいいだろうということになり、12:30に園内レストランで待ち合わせることにして再び個別行動。
お手洗いに行ったら、まさに用を足そうというタイミングで照明が消えて怖かったのは秘密。
どうしようもないあまり、真っ暗なお手洗い個室で「誰か!電気!」と叫ぶほかなかった。
幸い近くに人がいたらしく、3分ほどで解決してもらえたが。
壁の向こうは水鳥池なので、闇の中ずっとカモの笑うような声が聞こえていた…。
コガネメキシコとナナイロメキシコが無数に飛び交うスイレン池は健在のようだったが、小型~中型インコが前に来園したときより減っていたように思う。
3年前?にオカメインコやコセイガイのいたエリアがフクロウのふれあい用に変わっており、小型インコは園内どこを見てもいなかった。
人事ならぬ鳥事異動で他の園に転勤してしまったのだろうか。
逆に、タイハクオウムとハルクインコンゴウを見たのは今回が初めてだった。
自分の写真が一枚もないのもどうかと思って、タイハクオウムと記念撮影(モデル料200円也)。
「たいちゃん」と自ら名乗るオウムさんは非常におとなしく、首の撫で心地が最高だった。
右手に心なしか残り香を感じつつ、「ふれあいゾーン」大温室へ。
アケボノインコがたくさんいたが、眠いのか誰も動かず鳴かず。写真が撮りやすい。
ヘラサギやらキンケイやら、昼前だというのに寝ている鳥が多かった。
鳥そのものより、鳥と戯れて興奮する人間達を鑑賞。
同じお店の違う人
朝刊翻訳が休みなので、朝からお気に入りのパーマ屋に行ってきた。
前回は自宅近くの新しいお店に行って罰が当たったので、出戻った次第。
ただ、以前の担当だった美容師さんは別店舗に行ってしまったというのが気になっていた。
引き継ぎはちゃんとしておきます、と聞いてはいたものの。
新しい担当者=新店長は、全く知らない人というわけではない。
元々そのお店にいる人が出世?でお店を任されているので、面識はある。
ただ、いつも彼は他のお客の面倒を見ていたので、ろくに会話したことはなかった。
技術面で疑う気は全くなかったのだが、気まずかったらどうしようと心配だったのは確か。
雑談の内容は前の店長とまるで違うし、乗りもだいぶ軽い。
しかし気まずくなるようなことはなく、安心してカットを任せられた。
雑誌を並べて「今日はどのイメージで?」とか言われないのもありがたい。
その辺りもきちんと引き継がれているようだった。
手際はよいし、どこをどうしたかの説明も論理的で分かりやすい。
これだこれ。こういう待遇をしてほしくてこの店を選んだのだ、と満足した。
