先生から緊急連絡。実はピンチなのか?!

無難に一日が過ぎたなぁなどと思いつつメールチェックしていると、思わぬ連絡が。
とっくの昔に提出しておいたはずの卒論の題目が受理されていないという。
幸い担当の教授が「私が不注意でなくしたのかも」と言ってくれたので、
うちの先生が提出し直してくれるだけで済むらしい。済まなかったらどうしよう。
しかもまずいことに、私が自分の書いた論文の題名を覚えていなかったりする(笑)。
重いから消そうかと思っていたのだが、残しておいて結果的に正解だった。
しかしこんなのを卒業させちゃっていいんだろうか、うちの学校…..。

恐るべし美白霜!続けて大丈夫なんだろうか。

昨日の今日で問題の石鹸とクリームを使い始める。意外にも石鹸の方が無難。
クリームは石鹸と違って余り匂わないのだが、それでも化粧ぎらいの私には苦痛。
そして最大の困ったちゃんは余りにもの白さ(爆笑)。これじゃまるでドーランだってば。
日本の最も白い白粉よりも更に白い。しかも伸びが半端に悪い。非常に不気味。
顔と首の色が明らかに違う(本来は首にも塗るべきものらしいが耐えられなかった)。
能書きをにらみ直してみると、どうやら日焼け止め成分のせいらしい。
確かにこれだけ分厚い皮膜ができれば日焼けはしないんだろうが、それにしても。
どうせ半年の滞在なので恥はかき捨てることに決めたものの、流石にノーメイクではいられない。
しばらく使っていなかった口紅を引き、授業に出てみた。ばれなかった(笑)。
「浮いてません?」と師匠に聞いてみたが、そうでもないとのお返事。ほんまやろか。
放課後すぐに洗い落としたことは言うまでもない。しかも例の石鹸で…..。

公安関係すっきり記念(爆笑)!当地の美白に挑戦。

どうにか公安の紛失証明をもらうことができたので、大使館に行くことができた。
その辺の打ち上げと称して師匠に一食おごる。何だか財布の紐がゆるい今日この頃。
たるみついでに、中国の化粧品にも手出ししてみることにした。
TVで盛んに宣伝している美白クリームと、かなり怪しいパパイヤ石鹸。
まぁ三十元しない程度のものなので効果がなくとも悔しくはないが、あったらもうけもの。
折良く証明写真の余りが手元にあるので「使用前」の顔も分かる。
帰宅してすぐ早速パパイヤ石鹸で洗顔してみたが、臭いが強烈で参った。でも頑張る(笑)。
クリーム一個を使い切る程度でどこまで効果が出るかが見物になるが、はてさて。
気に入ったら続けて買うつもりでいるので、最終的には帰国までの間が実験期間となる。
もし本当に気に入ったら輸入だな(笑)。

やっぱりエコノミック・アニマル。闇ルートに手を出す。

このところ妙に円高が続いていて気になってはいたのだが、遂に手出ししてしまった。
ふと近所のスーパーでレートを聞いたところ、その高さに驚いた。公式相場よりずっと高い。
一万円につき五十元(学食でなら一週間の食費に相当)は違う。
こんな優遇レートで一体どこが儲けるんだろうか。人事ながら気になる。
噂によると円高の材料がそろそろなくなりそうなので、買うなら今だと判断。
T/Cが使えるまでのつなぎとして、とりあえず一万円だけ換えてもらう。
七百といくらかという話だったが、四十つけてもらえた。逆算して一元=十四円弱。
調べたところ偽札もなさそうだし、いい取り引きをした気分。
でも味をしめる頃にはまた引っかかるのかもな。

いよいよ「互相」の子とご対面!お相手は小柄な女の子。

昨日の今日で師匠ルートで回って来た方の「互相」の子に引き合わせてもらった。
山西省出身の一年生だそうだが、標準語の発音が綺麗で更に日本語もうまい。
臆病なのか控えめなのか余り喋ろうとしなかったが、真面目そうな好感の持てる子だった。
唯一の難点は私が中国語を話さなくても会話できてしまうこと。
もしかすると中国語の勉強という目的は達せないかもしれないなと思うが、まあいいか。
見たところお友達になれそうなタイプなので、他の御利益がちょっと期待できるかも?
折角わざわざ中国に来てるんだし、中国人の友達も欲しいと思っていたところなのだ。
拙い中国語でそれも伝えたが、「私もお友達になりたいです」と綺麗な日本語での返事が来た。
有り難いことは確かだが、どうも恥ずかしさが先に立ってしまう。
でも頑張って色々な表現を教えてもらわねば!

二人から「互相」の紹介を受けることに。こんなんでいいのか?

お昼に学食で最近できた知りあいと再会し、ついつい長話。
授業か何かの話題から「互相」(自国語を教えあう家庭教師)の話になり、
もしよかったら人づてに紹介しようかと言われ、安易にお願いする。
先から学生課には頼んでいるのだが脈がないので誰か老同学(ここの先輩)を頼ろうかと
思っていた矢先だったので渡りに船という訳である。
来週中ぐらいには連絡をくれるということで一応その場はお開きになった。
ところが、部屋に帰って一服していると師匠から電話が。
彼女の「互相」がその友達を紹介しようと言って来たそうなのだ。
本来は去年の同級生に充てるはずの人を事情あって私に回してくれると言う。
さっきの今なので二つ返事とはいかないが、折角のご厚意なので受けることにした。
時間や内容などは原則として本人同志が決めるとのことで、とりあえず明日ご対面。
師匠とその「互相」が私に「互相」を引き合わせ、紹介してくれるという話になった。
日本語がある程度できる子だそうだが、はてさてどんな子が来るのやら。

一ヶ月ぶりのサンドイッチ。謎の飲料「珍珠シリーズ」と出会う。

打ち上げは昨日やったというのに、今日もお茶に誘われた。
実は渡航以来まだ喫茶店というものに行ったことがなかったので二つ返事。
予想外に費用が高く、師匠に立て替えてもらってしまった。
ともあれその喫茶店の名物らしい「珍珠」入りのジュースとサンドイッチをとる。
何故か近所ではコンビニもパン屋もあるのにサンドイッチが売られていないため、
当地では初めてのサンドイッチということになる。考えてみれば一ヶ月ぶり!
名前は「三明治」。当て字らしい。具はトマトと胡瓜に玉子ペースト、そして謎のそぼろ。
しかもパンがご丁寧に一枚ずつ焼き色をつけられている。面妖な食物だった。
結局そぼろが何でできていて何の味なのか判定できず。これが十八元!
普通の菓子パンが二~三元なので高いか安いか(場所代も含めて)何とも言えない。
そして問題の「珍珠」入りココナツミルク。値段は奇しくもサンドと同額。
日本ではビールかパフェでも入れて出すような容器に満杯で出てきた。
図太いストロー(直径が標準の三倍はある)が堂々たる奇観を呈している。
乳白色の液体の底に沈む黒っぽい数mmの物体こそが「珍珠」らしい。
そいつを吸って飲むためにストローが異様に太いのだとは一目で分かった。
ココナツミルクの味は悪くない。普通ないし少しあっさりめといったところか。
本来「珍珠」は真珠という意味なのだが、何故に黒いのか一抹の不審を感じる。
いざ、食す。師匠はゼリーみたいなもんだとのたまっていたが、むしろ葛餅だ!
噛んだ触感はグミに似ているが、多分これは澱粉質のあれである。
以前うちで作り損ねたわらび餅の感覚が蘇った(笑)。色は紅茶のものらしい。
わずかに渋さを感じる程度で味がほとんどないので断定しかねるが、紅茶だろう。
何故なら、シリーズのうち紅茶だけが安いから(笑)。

今週の打ち上げ。病状やっと回復に向かうか?

師匠との約束(?)で、木曜は「打ち上げの日」と決まっている。
水・木は六限まであるため、木曜がまさに週の峠を越す日と言えるのだ。
もともと疲れやすく仕事もある師匠のための行事(?)だったのだが、
今週は不祥事(旅日記参照)の始末と体の不調で私も打ち上げたい気分だった。
五号棟の五階から一号棟の四階に移動するだけでも相当な苦痛で、
階段を上るたび頭がひどく疼いて苦しかった。熱も多分あっただろう。
自室に戻る気力を無くして師匠の部屋にお邪魔したのも一度ではなかった。
でも明日で今週が終わりだ!何とか生き抜こう…..。

一人で公安へ。めちゃめちゃ怖い。

更に病状が悪化し、本格的に体調が狂ってきた。でも授業には出る。
どうせ部屋にいてもおとなしく寝ていられそうではないので、気晴らし半分。
六限までぎっしりという日程は参加してみると予想外につらかったのだが。
それに今日は書類が揃ったこともあって公安に行くと宣言してしまっている。
直接には公安の発行する書類がないと大使館に交渉できないのだ。
余り他人様に迷惑をかけるわけにもいかないし、当てになる人ももういない。
かくなる上はと腹を括り、放課後すぐにタクシーを拾う。これだけでも一仕事。
来校以来ずっと団体行動だったので自ら方向を告げた経験すらなかったからである。
三人目の運ちゃんがやっと場所を分かったらしく、公安前まで走ってくれた。
その間じゅう、メーターが気になって仕方がない。羹に懲りて何とやら、である。
何とかぼられもせず到着。とりあえず最寄りの窓口で係がどこか聞いてみる。
幸い聞いた相手が担当している仕事らしく、すぐに関係書類を要求された。
国籍証明がないと分かっても焦らず航空券がないか聞いてくるあたり慣れたものだ。
往復切符で来ていたのが私の最後のツキだったな、と実感してため息が出た。
言われるままに航空券のコピーを用意して質問表と一緒に提出。
四五日かかると言われて不審がると、係の人は英語で丁寧に言い直してくれた。
とりあえず部屋に電話をくれるそうなので、まあいいか。
だるいのでバスを探す気力もなく、再びタクシーを拾って帰る。
案外こんな語学力でも何とかなることはあるものだ。でもつけあがると後が怖い。
思うに、それが中国である。多分。

師匠の働きで中国人の援助を得る。

学校が余りにも何もしてくれないので、師匠が中国人の知りあいに連絡してくれた。
すると本学の公安に詳しい教授が一人と日本語検定一級の女の子が一人
一面識もない私のためにわざわざ時間を割いて色々と面倒を見てくれた。
通訳、代理での書類申請、いずれにも情がこもっていて非常に有り難く、恩義を感じる。
女の子は非常にしっかりしているのに顔を見ると若く、聞いてみると同い年だった。
「こんなに子供で恥ずかしいです」と言うと、「外国ではみんなそうでしょう」との返事。
間なしに日本へ留学すると聞いてどこかと尋ねたら神戸大学だそうで感心した。
帰国後もし会えたらお礼をしようと思い、大阪の連絡先を名刺に書きつけて渡す。
私の語学力ではどうにもできなかった書類が手に入り、恐縮至極。
いよいよもって師匠に頭が上げられなくなってしまった。